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お正月、家族が集まったら話し合うこと 「実家、どうしたらいいの?」

お正月は疎遠になっていた友人・知人と連絡を取ることが気兼ねなく叶う魔法のような日。「ご無沙汰してます」「お元気ですか」同じような返事がくると思っていたら、「実は・・・」こんな返事が返ってくることもあります。

年齢が50代にもなると「実は喪中なんです」と返事が返ってくることも稀ではなくなりました。そんな時よく話に出るのが「田舎の実家をどうしたらいいか悩んでいる」という話題です。

私もご多分にもれず、父が亡くなった後、母一人で暮らす事になるかもしれない実家について随分悩みました。

この年代の私達って、自分のこと、自分の家族のこと、これだけでも悩みが多い日常を過ごしているのに、その上実家をどうすればいいのかを考えるのは、かなり負担だったりします。

それでも取り組まなければならいのが実家の問題です。

50代の私ですら新しい取組になかなか着手できないのですから、80代以上の親世代ともなると、家を売るとか、建て替えるとか、リフォームするとか、新しいことをするのはかなり億劫です、面倒なんだと思います。

こんなケース、あなたならどう対応しますか?

50代前半のご夫婦には、田舎で一人暮らしをされているご主人のお母さま(84歳)がおられます。
お母さまは健康で、今でも自分のことは自分でされる生活をして元気に過ごされています。建物の老朽化や、今は元気なお母さまに万が一介護が必要になった場合も考え、リフォーム、建て替え、もしくは売却して自分達と同居などを考えられました。
しかし、その話をお母さまにしたところ、自分が死ぬまでは今の住宅は何も触らないでくれと言われてしまいました。

こんな時に「段差のある家は危ない」「寒い家は寿命を縮める」など、物理的な問題への解決方法を並べ立ててもお母さまは動きません。

お母さまにしたら、家に思い入れがあります。寒いって、今までだって暮らしてきたのよ、今の暮らしに慣れている、ほっといてくれって感じです。私の母もこんなんでした。

親に対して子供が理屈で話をしても、親は動いてくれないのです。

ではどうするか?

こんな時は、お母さまに対して、甘える・頼る・お願いするしかないのだと思います。「お母さん、今建て替えしないと(売却して次の手を考えないと)お金がもたないのよ。申し訳ないけれど、建て替えさせて(売却させて)」

親は子供に頼まれると断れない性分です。

私の場合は、私が悩んで悩んで悩んで、色んな話を聞きに行って、色んな人に相談して、色んな人に家に来て見てもらって、そんな事を繰り返していました。そんな私の姿を毋は見ていて、その私の姿が哀れに見えたのかもしれません。母は動いてくれました。

でも頼み事をする前には、どうすれば家族全員がこれからも笑って過ごすことができるのか、家族全員できちんと話し合うことが必要です。

それが出来るのがお正月という魔法の時間。50代の私達はこの時間を有効に使わなきゃって思います。


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