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プリコネR アリーナの極意

◽︎はじめに

はじめまして、rakiです。

つい先日プリコネRは3周年を迎え、プレイヤー数も増え、より一層盛り上がってきました。

プリコネRには、ストーリーイベントをはじめとする様々なコンテンツが存在しますが、その中でも「アリーナ」は一見すると初心者には難しいように思われるコンテンツの一つであります。

「○○を持っていないから勝てない」
「編成の組み方が分からない」
「何故このような試合結果になるか分からない」

これらは多くの方々が感じることであると思います。そして、これらを理由にアリーナを避ける人々が増えていることも実感しております。特に3周年を機に始めた方は他のプレイヤーと比べて経験が圧倒的に少ないため、アリーナ環境に入り込むのは難しいと思います。

しかし、アリーナはただ単にキャラ数が多ければ良いわけではなく、「知識」が非常に影響してくるコンテンツであります。もちろんある程度のキャラ数は必要ですが、「知識」があれば恒常キャラで上位キープを目指すことも可能です。

この記事では、アリーナをプレイする上で基本となる事柄、そして、少し複雑で応用的な事柄の2つに分けて解説していきたいと思っております。

オススメの読み方は、

初心者の方→この記事全体に目を通し、必要と思われるキャラの育成からはじめる(まずはUB即撃ち編成が組めるようになることが理想です)

中・上級者の方→この記事を通して足りない知識を補い、両アリーナ登頂もしくは両アリーナ上位キープを目指す

文量はかなり多くなるので、目次から読みたい部分だけを読むのも一つの手だと思います。

皆様がちょっとした疑問をもった時にすぐに見にくることが出来るような、そんな記事を目指して書いたので良ければ日頃から活用していただけると嬉しいです。

後ろの方で環境考察について語らせていただいておりますが、そちらの部分は定期的に更新していこうと思っております。もちろん他の部分も環境に応じて書き換えることがあります。更新日時をタイトル横、そしてツイートのリプ欄に貼っておきます。

また、今回解説していない内容で、他に知りたいことがありましたら、筆者のTwitterのDMへ連絡していただくようお願いします。追記またはDMで直接説明する形を取らせていただきます。

最後に、この記事で用いた戦闘画面の画像はすべて筆者と筆者の友人とのフレンドバトルの様子をスクリーンショットしたものです。手伝っていただいた友人には本当に感謝しております、ありがとうございます。

では、始めていきます。

◽︎基礎編

①隊列圧縮・リマの性質

隊列圧縮はアリーナを語る上で最も重要とも言えるでしょう。

プリコネRではバトルがスタートすると、まず各キャラは決められた配置に向かいます。そして、味方全員が位置に着いたところで各々行動を開始します。その際、先頭キャラから順に位置に着こうとするので、先頭キャラの位置が後ろであるほど自分の位置へ着くまでの時間が短くなります

一つ例をあげます。

相手のカスミが前から4番目に編成されているのに対し、筆者の編成ではカスミは先頭に配置されています。その結果、筆者側のパーティが先に行動を開始することができ、画像の通り筆者のカスミが先にバインドスキルを使用することに成功しています。これが、隊列圧縮の仕組みです。

そして、この仕組みを利用しているのが、リマ・正月ムイミによる隊列圧縮です。

下の画像をご覧下さい。

筆者と相手はどちらも似たような編成を使用していますが、筆者側のパーティの方が先に行動しています。これは、リマ・正月ムイミの性質が影響しています。

先程述べた通り、通常、プリコネRでは先頭に配置したキャラから順に自分の位置へ向かいます。

しかし、リマ・ムイミはバトル後画面外から単独で突進してきます。つまり、リマ・ムイミは味方と同じ列に並んでいないため、上の画像ではユカリが一時的に先頭になっているというわけです。

そして先程述べたルールの通り、先頭キャラから自分の位置へ向かうので、ユカリから順に入場していき、その結果相手よりも先に行動を開始するというわけです。

ここで気づいた方もおられるかもしれませんが、上の画像の場合、リマを編成せずにユカリを直接先頭においても筆者側のパーティが先に行動を開始することが出来ます。

では何故リマを先頭とする編成が多いのか。これは、マジカルカスミというキャラの性質が影響しています。

下の画像をご覧下さい。

1枚目の画像では、相手のマジカルカスミのバインドを筆者側のパーティ全体が受けており、UBを発動することが出来ませんでした。

しかし、2枚目の画像では、相手のマジカルカスミのバインドをリマのみが受けていることが分かります。

マジカルカスミのバインドスキルは、「相手パーティの1番遠いキャラを中心とする範囲バインド」であり、リマはバトル開始時、一番後ろから、しかも他の味方とは別の列でやってくるので、リマのみがマジカルカスミのバインドを受けるというわけです。

リマが「他キャラと別の列に存在する」という考え方は非常に重要で、例えば下の編成のようにリマ先頭で前から3番目に水サレンを配置している相手パーティに対してはユキの誘惑スキルが刺さります。これは、リマは開幕時別列にいるため相手のヒヨリを先頭にする列がはじめに入場し、その結果ヒヨリ列の前から2番目、つまり水サレンを対象に筆者側のユキの誘惑スキルが発動することで水サレンのTP回復を妨害することが出来るわけです。


また、リマは攻めの場合にも非常に有用で、相手と同じ攻撃UB・妨害スキルを使う場合にリマを先頭にすることでこちらが先にその妨害スキルを使うことが出来ます(例:リマユカリルナvsユカリルナ、リマカスミvsカスミ盾)。だから防衛編成にリマや正月ムイミを入れておかないと簡単に突破されてしまうため、採用率が異常に高いのです

さらに、リマは突進後タンクとして機能するので、その後のバトルで味方を守ることが出来るため、擬似的に先頭に置きたいキャラの耐久力が低い場合(例:レム、イノリ)、それらのキャラを倒されないようにすることが出来ます。

まとめると、

・相手の先頭キャラよりも後ろに位置するキャラを先頭に配置することで先に行動することが出来る

・リマや正月ムイミを編成するだけでも隊列圧縮が実現する

・リマや正月ムイミはマジカルカスミの開幕バインドを自身のみで受け止めることが出来るメタ札として使える

・リマや正月ムイミを編成すると、同種の攻撃UB・妨害スキルを相手より先に打つことが出来る

・リマや正月ムイミは開幕時他キャラとは別列に存在し、一番遠くに位置する

隊列圧縮を理解するだけでもかなり勝率は上がると思います。続いて、UB即撃ちに関する解説です。

②UB即撃ち編成例

プリコネRでは各キャラのTPが1000たまるとユニオンバースト(以下UB)という一種の必殺技を使うことができます

アリーナではUBを即撃ちして相手のパーティを壊滅させる編成がよく用いられます。よくある例としては、ユカリ水着サレンやニノンサレンでしょう。

しかし、用いるキャラによってUB即撃ちの優先順位が異なります。これはつまり、お互いに即撃ち編成であっても相手の方がUBを先に打ってくることがあるということです。

もちろん相手の方が1フレーム早く動くので、相手と同じ編成にすると100%相手が先にUBを打ちます

ここでは、編成の違いによるUB即撃ちの早さの違いについてお伝えしたいと思います。

まずはじめに、UB即撃ち編成例を紹介します。 以下、「任意」と書かれている枠にはその状況に応じたキャラを編成して下さい。

・ヨリユカリ編成

最近星6が実装されたヨリを使ったUB即撃ち編成。ユカリの初動TP回復は前から4番目のキャラを対象に発動するのでヨリが前から4番目になるように配置します

以下のような場合に使いやすいです。

・相手のヨリ水サレン編成を突破したい場合

・両アリーナで上位キープ用の防衛編成を組む場合

・プリンセスアリーナで主要TP回復キャラを温存しつつ強い防衛編成を組みたい場合

例えば以下のような編成が組めます。

1編成目は水着ナナカの範囲デバフを利用した一撃特化型編成です。ユカリのムーンライトが通れば大抵のパーティは壊滅させることが出来ます。

2編成目はイノリ(またはミフユ)を用いたメタ編成です。相手のメタをイノリやミフユで止めて、味方のヨリで上からUBを叩きつけます。

正直ヨリユカリ編成において、イオ・マジカスはどちらでもいいです。マジカスが通る場合(相手にリマ・正月ムイミがない場合)は、優先して編成してもいいと思います。

・ユカリ水着サレン編成

有名かつ幅広く活用出来る編成。前から4番目にUBを発動させたいキャラを配置することでお手軽UB即撃ち編成を組むことが出来ます。物理・魔法問わず使うことが出来るのでバトルアリーナ・プリンセスアリーナ共に非常に有用な編成です。

以下のような場合に使いやすいです。

・両アリーナで好きなキャラのUBを即撃ちする場合

・プリンセスアリーナの壊滅型防衛編成を組む場合

以下のような編成が組めますが、これらは本当に一部です。自分の手持ちにあった編成にするとよいです。

1枚目の編成はハツネ連打編成。つい先日のバトルアリーナシャッフル後のNPC戦でも活躍しました。

2枚目の編成は昔流行ったリノ即撃ち壊滅編成。今でも通用することがあります。

3枚目の編成は幅広く対応出来るヒヨリタマキ連打編成。リマをツムギに変える場合があります。

4枚目の編成は耐久パ突破編成。カスミのデバフUBを即撃ちして耐久パを壊滅させます。

・ヨリ水着サレン編成

ヨリ+任意の範囲アタッカー による開幕壊滅特化型の編成です。以下に編成例を置いておきますが、正直編成難易度が高く、組める人は限られてくると思うので、組めない方は無視で構いません。

以下のような場合に使いやすいです。

・両アリーナの防衛編成を組む場合

・両アリーナの汎用魔法攻撃編成を組む場合

・バトルアリーナで相手のヨリ編成を突破したい場合


上の画像について、1,2編成共に攻守万能で最近流行りのパーティです。両パーティ共にミフユのスタンで止めることが出来ますが、プリンセスアリーナの裏に隠されるとやはり突破しにくいケースが多いです。プリンセスアリーナで攻撃側として使う場合、ユカリ・ルナを温存出来る点も優秀です。

・ニノンサレン編成

ニノンの被弾+サレンのTP回復によってニノンのUBを打ち、撃破することでニノンのUBを連打して相手パーティを壊滅させる編成です。任意の枠に採用することが出来るキャラのバラエティは豊富で、組み方を変えることで様々な編成に対応出来るのでとても便利です。その上、ユカリ・ルナ・水サレンを温存できるため、プリンセスアリーナではほぼ確定で採用される編成であると思います。また、限定キャラがいなくても組めるという点でも非常に優秀であると言えるでしょう。

また、初心者の方やニノンの星6を作れていない方は各自サレンよりも前に存在するアタッカーで代用することも可能です

以下のような場合に使いやすいです。

・両アリーナの攻撃編成を組む場合

・プリンセスアリーナの防衛編成を組む場合

・限定キャラ多めの編成が組めない場合

編成例は以下です。他にも沢山あります。

1編成目は最もオーソドックスなニノンサレン編成です。能動的にUBを2回打つ型です。様々な対面に対応しています。

2編成目は魔法パ対面(特にヨリ対面)で真価を発揮するカウンター型です。プリンセスアリーナではとりあえずこの編成を採用しておくと安心感があります。

3編成目は能動的に相手を妨害し、味方のニノンのUBを上から打つ型です。この編成は割と防衛で使います。

4編成目は相手にマジカスがいない場合に使える妨害ニノン盾編成です。ニノンが大量にダメージを受けるのでUB回転率が上がりますが、リマ・正月ムイミがいないため、相手のマジカスのバインドを受けるのが弱点です。

・ユカリルナ編成

ユカリの1行動目のムーンライト、ルナの2行動目のソウルコンバージョンによるTP回復によって前から4番目のキャラのUBを即撃ちします。物理・魔法問わず使うことが出来る上、水サレンを同時に編成すると前から4番目のキャラのUBを2連続で打つことが出来ます(タマキ盾の場合はタマキが先に発動)。

また、この編成は物理・魔法を問わず成立し、ユカリは星6である必要がないので初心者の方が組みやすいUB即撃ち編成の一つであると思います

以下のような場合に使いやすいです。

・両アリーナの魔法攻撃編成を組む場合

・プリンセスアリーナの防衛編成を組む場合

・プリンセスアリーナのタマキ盾攻撃編成を組む場合

編成例は以下です。水サレンを採用しない場合はマジカス・イオ対面で強くなります。

1編成目はイオ・マジカス対面によく通るタマキ盾編成です。通常カスミやUB即撃ち物理編成には勝てませんが耐久編成やマジカスを含む魔法編成には基本的に有利が取れます。特に、耐久編成対面は、ルナをユニに変えることでタマキのUBによる突破力を上げることが出来ます。

2編成目は耐久編成によく通るアヤネ盾編成です。アヤネ盾やミフユ盾は編成の幅が広いので、お好みで調整してみて下さい。

3編成目は攻守共に万能なアキノ盾編成です。バトルアリーナ・プリンセスアリーナ共によく見受けられます。アキノが挑発によって妨害を受け止め、ハツネのUBを連打します。マジカスがいなければよく通ります。

*UB即撃ちの優先順位・TP回復について(3/8更新)

さて、ここまで長々とUB即撃ちの編成例について解説してきたわけですが、ここからが本題です。多くの方が疑問に思っているであろう「UBの発動順」について解説していきます。

まずは結論から述べると以下のようになります。

(速) ヨリユカリ>ユカリ水サレン≧ヨリ水サレン>
ニノンサレン>ユカリルナ (遅)

では何故この順になるのでしょうか?

理由は、TP回復役のスキルの発動スパンにあります。

まずは1行動目にTP回復スキルを使うキャラをいくつか紹介します。


①ユカリ

1行動目と3行動目に前から4番目のキャラのTPを回復します。効果値はLv190で550。

②水着ハツネ
1行動目と3行動目に自身のTPを回復します。効果値は敵の数に応じて変化し、Lv190で240〜。

③ヨリ
1行動目に自身のHPを消費して自身にバフ・TP回復をおこないます。TP回復の効果値はLv190で290。

④水着サレン
1行動目に味方全体にバフ・TP回復をおこないます。TP回復の効果値はLv190で457。

⑤プリンセスユイ
1行動目と4行動目に自身にバフ・TP回復をおこないます。TP回復の効果値はLv190で363。

⑥ジータ
1行動目のワイドブレードで味方全体のTPを回復しつつ攻撃します。自身へのTP回復の効果値はLv190で200。自身以外の味方へのTP回復の効果値はLv190で200。
2行動目のウェポンバーストで自身のTPを回復します。効果値はLv190で435。

⑦ウヅキ
1行動目に味方全体のTPを回復し、味方全体のTP上昇をアップさせます。TP回復の効果値はLv190で107。TP上昇アップの効果値はLv190で8(専用装備込みの数値)。
また、専用装備の追加によってウヅキのTP回復スキルに物理・魔法バフが追加されたが、TP回復量は変化しなかったため、ウヅキの使い方は従来と変わりません。強いて言うならば、TP上昇ステータスを上げることが出来るのでムイミなどの先頭アタッカーとの相性が良くなりました。

⑧ミオ
専用装備をもらって1行動目に自身のTPを回復しつつ自身に魔法攻撃力を永続バフすることが出来るようになりました。TP回復の効果値はLv190で107。

⑨ユニ
1行動目と3行動目に味方のうち物理攻撃力が最も高いキャラのバフ・TP回復をおこないます。TP回復の効果値はLv190で132。

そして、これらのキャラのTP回復完了速度は以下の通りです。

(速) プリユイ>ジータ>ユニ>ユカリ≧ヨリ>ウヅキ>
ミオ>水着ハツネ>水着サレン (遅)

細かく覚える必要はありませんが、「ユカリ(ヨリ)>水着サレン」は覚えておくと便利です。

この事実から上で述べたUB即撃ちの優先順位「ヨリユカリ>ユカリ水着サレン≧ヨリ水着サレン」が分かると思います。

続いて、2行動目にTP回復スキルを使うキャラをいくつか紹介します。

①タマキ
2行動目に相手パーティのうち最も魔法攻撃力の高いキャラのTPをダウンさせ、自身のTPを回復します。TPダウン・TP回復の効果値は共にLv190で278。

②サレン
2行動目に自身の最も近くのキャラのTPを回復します。効果値はLv190で550。

③アン
2行動目に英霊の加護を受けた味方のTPを回復します。基本的には魔法アタッカーのTP回復・バフ要員として使います。効果値はLv190で100。

④ルナ
2行動目に最も残りHPが高いキャラのHPを減らし、TPを回復します。効果値はLv190で625。
この時、自身のTPも107回復します。

⑤ユキ
2行動目に最もTPが多いキャラのTPを回復します。
効果値はLv190で550。

⑥イオ
2行動目にランダムな敵キャラのTPを減らし、自身のTPを回復します。TP減少・TP回復の効果値は共にLv190で240。

⑦クリスマスチカ
2行動目に自身の周りの味方の物理防御力を上げ、TPを回復します。TP回復の効果値は人によって所持するクリチカのレベルが違うと思うのでそれぞれで確認してください。

そして、これらのキャラのTP回復完了速度は以下の通りです。

(速) ユキ>アン>イオ,クリチカ>サレン>
タマキ=ルナ (遅)

こちらもルナのTP回復が遅いことを覚えておけば大丈夫です。

この事実から上で述べたUB即撃ちの優先順位「ニノンサレン>ユカリルナ」が分かると思います。

以上の事実から分かることは、UB即撃ち速度は「律速段階」、つまり、「最もTP回復完了速度が遅いキャラ」に依存するということです。

なので、今後もUB即撃ち編成を考える際はこのことを意識すると環境に刺さる新しい組み合わせを見つけられると思います。



◽︎応用編

①各タンク系キャラの性質(3/8更新)

プリコネには数多くのタンク系キャラが存在します。

今回は、アリーナでよく使うタンク系キャラの性質や、どういった場合に使うとよいかについて紹介します。

(Ⅰ)ペコリーヌ

ペコリーヌのアリーナにおける長所は以下の点が挙げられると思います。

・元々の耐久数値が高い

・自HP回復や物理魔法吸収バリアスキル持つ

・自身の防御力を上げるスキルを持つ

・UB連打されない限りなかなか落とされない

逆に短所は、サポートが出来ない点です。妨害スキルや味方バフ・回復スキル等を持たないため、味方が倒されてしまうとUB連打で押し切られることが多いです。相手パーティ側に高火力を出せるキャラがいない場合は耐えきることもありますが、現環境ではニノンやヨリ等の高火力キャラに押し切られるケースが多いです。

ペコリーヌが使いやすい状況は以下のような場合です。

・隊列圧縮をしたくない場合

・リマや正月ムイミを使うと守れない前衛キャラや中衛キャラを守りたい場合

・後衛キャラを相手スキル適用範囲から遠ざけたい場合

・プリンセスアリーナの防衛で耐久編成を組む場合

一番下の状況の場合、ペコリーヌの後ろにシズル等を編成すると、下の画像のように一部の後衛キャラをヨリのUBの範囲から遠ざけることが出来ます。

ただし、ニノンのUBの範囲から遠ざけることは出来ないので注意です。リマ入りの編成であれば時間が経てばニノンのUBが届かなくなることはありますが、マホを育てきっていない限り、普通に突破されてしまいます。逆に言えば、マホを育てきっていれば運次第で耐えきることも出来ます。

(Ⅱ)正月コッコロ

アタッカーの前に置ける数少ないバフキャラです。長所は以下のような点が挙げられます。

・味方アタッカーを強化するキャラの中では代用しにくい配置にいる

・UBやスキルすべてに味方バフ効果が備わっている

・挑発スキルを持っている

・味方全体回復効果を持つUBを打てる

このキャラは季節限定キャラではありますが、水着サレンほどの汎用性はないため、所持していなくてもどうにかなります。ただ、所持していると編成の幅(特に攻撃側の編成の幅)が広がるのは確かです。

正月コッコロが使いやすい状況は以下のような場合です。

・物理UB即撃ち編成を組む場合

・挑発役を使いたい場合

・プリンセスアリーナの防衛でカウンター型物理編成を組む場合

防衛の挑発役には正月レイやデレマスリンなど他に受けの優秀なキャラが多いのでバトルアリーナの防衛編成で採用することは少ないです。

正月コッコロはルナの塔やクランバトルなど他のコンテンツでも優秀なキャラなので活躍場所がアリーナに限らないのもいいところですね。

(Ⅲ)シズル

実質タンクキャラとして使うことが出来るシズルの長所はこんな感じです。

・タンクキャラでないのにタンク級の耐久力

・味方HP回復、防御力アップ、バリアなど多彩なサポートが出来る

・UBの火力がそこそこ高く、相手のアタッカーを落とすことが出来る

シズルを入れるだけでニノンに強くなります。シズルが使いやすい状況は以下のような場合です。

・ニノン編成等を見越した対物理防衛編成を組む場合

・耐久編成を組む場合

・他のタンクキャラの後ろに編成して後衛キャラを範囲攻撃から守りたい場合

ヨリの登場によって、現環境では以下のような防衛編成が様々な対面を見ることが出来るため流行しています。

(IV)正月レイ

無課金最強キャラの一人です。新規の方もサイドストーリーで貰えます。配布キャラの中ではかなり優秀です。長所は以下の点です。

・魔法アタッカーにめっぽう強い

・UBとスキルで範囲スタン攻撃をおこなえる

・マジカルカスミとの相性が良い

・挑発スキルを持っている

正月レイの強みはなんといってもタンクキャラでスタンUBを打てる点です。タンクキャラは被弾が多いのでTPがたまりやすく、UBを打ちやすいという特徴があります。マジカルカスミと合わせることで相手の動きをほとんど止めることができます。

正月レイが使いやすい状況は以下のような場合です。

・魔法アタッカーを受ける防衛編成を組む場合

・プリンセスアリーナで耐久編成を組む場合

・魔法アタッカーをタマキから守りたい場合

昔からよく使うキャラで、今後も使うタイミングが多いと思うので星5+専用まで育成出来ていない方は秘石を使ってでも育成することをオススメします。

(Ⅴ)デレマスリン

デレマスコラボ限定キャラですね。リンの長所は以下の点です。

・1行動目にバリア貫通の範囲スタン攻撃をおこなう

・スキルループが非常に優秀

・挑発スキルを持っている

デレマスリンは1行動目に範囲スタン攻撃をおこないますが、その範囲は相手のユカリまで届き、束縛時間は約3秒と長めです。

しかも、その範囲スタン攻撃はバリアで防がれることがないのでリマ等バリアを貼るキャラに対して強く出ることができます。

デレマスリンが使いやすい状況は以下のような場合です。

・相手パーティが前衛や中衛を中心とした編成の場合

・タマキが環境で流行っている場合

・正月レイで対応できない場合

専用装備が実装されましたが、その影響といえばスキル1で自身の耐久値を上げることができるようになっただけで、従来と使い方が大きく変化した訳ではありません。現状では所持していなくても正月レイでどうにかなります。

(Ⅵ)正月ムイミ・リマ

いずれも特殊なタンクキャラです。
隊列圧縮の部分でも色々お話しましたが、それらも含めて話していこうと思います。

まずは正月ムイミについて見ていきます。
正月ムイミの長所は以下の点です。

・編成するだけで隊列圧縮をおこなえる

・マジカルカスミの初手バインドを引き受ける

・自身が火力をだせる

・リマよりも先に相手を吹き飛ばせる

ただし、リマよりも圧倒的に耐久力が低いので長期戦を見込む場合は採用しにくいです。

正月ムイミが使いやすい状況は以下のような場合です。

・プリンセスアリーナで隊列圧縮編成を2つ組みたい場合

・マジカルカスミを無効化したい場合

・正月ムイミのUB込みで敵編成を攻略したい場合

・盤面が崩壊することを避けたい場合

・自陣の物理アタッカーのUB回転率を上げたい場合

3つ目について、お互いにリマを編成していてリマのUBを打ち合うと最終的に盤面がめちゃくちゃになることがあり自陣側のアタッカーのUBが相手の後ろの方のキャラに当たらなくなって倒しきれないことがありますが、正月ムイミを使うとそういったことはないです。

4つ目について、正月ムイミはリマよりもはるかに耐久力が低いのですぐに相手に落とされるケースが多いです。しかし、それを逆に利用することも出来ます。

例えば上の編成は普段使いのニノンサレン編成のリマを正月ムイミに変えたものですが、正月ムイミが落とされることでニノンが被弾するようになり、UB回転率が上がります。もちろんマジカルカスミのメタにもなっています。

こうした、味方キャラを敢えて落とすことをコンセプトとした編成を組むという考え方も非常に大切です。

続いて、リマについて見ていきます。
リマの長所は以下の点です。

・編成するだけで隊列圧縮をおこなえる

・マジカルカスミの初手バインドを引き受ける

・物理バリアを貼ることができる

・スタンスキルを持つ

正月ムイミとの大きな違いは物理対面に強くなる点です。初手スキルやUBで物理バリアを貼ることが出来るのでヒヨリやニノンなどのUBから味方を守ることができます。

また、スタンスキルを持っている点でも非常に優秀で、相手のペコリーヌの自己回復を止めることができ、長期戦に持ち込まれた場合の勝率を上げることができます。

リマは隊列圧縮ができる上に耐久力が高いので多くの防衛編成に採用されます。そこで、ここでは攻撃側として使いやすい状況について見ていきます。

・カウンター編成を組む場合

・相手のカスミ盾に対して、自陣にカスミを編成して対応したい場合

・マジカルカスミを無効化したい場合

特に2つ目の項目については、カスミ盾に限らず、相手と同種の妨害スキルを先に打ちたい場合に有効です。

最後に正月ムイミとリマを同時編成した場合どうなるかについて見ていきます。入場時と入場後の様子は下の画像のようになります。

正月ムイミの方が入場が早く、入場後の配置は編成時の順になっていることが分かります。

また、下の画像のように相手がリマのみを編成している場合、お互いに同型の編成でも自陣側が若干早く行動を開始していることが分かります。

今後正月ムイミ・リマ同時編成と相性の良いキャラも追加されるかもしれませんね。

(Ⅶ)ハロウィンツムギ

一人で完結した性能を持つタンクキャラです。長所は以下の点です。

・物理編成にめっぽう強い

・自己HP回復や物理バリアのスキルを持ち、サポートを必要としない

・相手キャラを無力化するUBとスキルを使う

・挑発スキルを持っている

タンクキャラが必要とする要素をすべて詰め込んだようなまさに完結したキャラです。

高い数値の物理無効バリアを貼るため物理アタッカーに倒されることは少なく、UBのデバフも非常に強力で一度当ててしまえば物理アタッカーを無力化することが出来ます。ただし、UBのデバフ効果はダメージを与えることが出来た場合のみ発動します。

ハロウィンツムギが使いやすい状況は以下のような場合です。

・プリンセスアリーナで物理攻撃を受ける耐久編成を組む場合

・攻撃側で挑発スキルを必要とする場合

・バトルアリーナで物理攻撃編成が流行している場合

まだ復刻も来ていないので所持していない方もおられるかもしれませんが、出来れば所持しておきたいキャラなので近日復刻が来た際に是非引いておきましょう。今年の秋の専用装備実装も非常に楽しみなキャラです。

(Ⅷ)アキノ

クラバト・ルナの塔などあらゆるコンテンツで活躍する超有能キャラです。アリーナにおける長所は以下の点です。

・挑発スキルを持っている

・自身が火力を出せる

・自身でHP管理をおこなえる

挑発キャラは他にも沢山いますがその中でもアキノは数少ない高火力を出すことが出来るキャラです。

例えば下のような編成を使用した場合、相手のシズル・ユカリに耐えられてしまう可能性があります。

しかし、アキノを採用した編成を使用した場合、アキノ自身が火力を出すことができ、相手のパーティを前から削ることが出来るので、突破力が上がります。


アキノが使いやすい状況は以下のような場合です。

・ユカリ水サレン編成を組む場合

・妨害キャラを多く編成して突破力をアキノに任せたい場合

・挑発スキルを必要とする場合

攻撃・防衛共に非常に使い勝手の良いキャラなので今後も使われることが多いでしょう。

(Ⅸ)クリスマスサレン

攻守共に万能な有能キャラ。長所は以下の点です。

・タンクとして役割を果たす一方で防御力無視の固定ダメージを与えることができ、敵編成の突破にも貢献する

・味方への攻守バフをおこなうことが出来る

・味方回復スキルを持っている

このキャラの最大の強みは光の盾です。UBを発動することで自身に付与するものですが、ダメージを受ける代わりに相手に防御力無視の固定ダメージを与えます。攻撃をはね返しているようなものです。

また、味方への攻守バフが非常に優秀で、スキルループの関係でバフがほぼ途切れません。

その上、同周期で味方を回復することができ、まさにタンクとして完結した存在であるといえます。

ただ、他のタンクキャラと比べて素の耐久力はそこまで高くないので、UBを連打されると耐えきれないことが多いです。

クリスマスサレンが使いやすい状況は以下のような場合です。

・ 相手にUBを連打させないような妨害キャラと組み合わせる場合

・プリンセスアリーナの耐久編成を組む場合

・攻撃側で安定感や突破力を上げたい場合

専用装備なしでこの性能なので、今年の12月に貰う専用装備次第で化け物クラスのタンクキャラになりうると思います。

(Ⅹ)その他のタンクキャラ

上の画像のように、タンクキャラは他にも沢山いますが現環境ではあまり使われないため説明を割愛させていただきます。

もちろん星6や専用装備をもらっていないキャラは今後の強化が保証されている訳ですから、それらが実装され環境に入ってくることがあれば説明を付け加えたいと思います。

②初手味方サポートスキル

ここでは1行動目に味方をサポートするスキルを使うキャラを2種類に分けて紹介します。

(Ⅰ)味方の耐久力を上げるスキル

味方の耐久力を上げる方法には以下の3通りがあります。

・味方の物理,魔法防御力を上げる

・味方に物理,魔法無効バリアを貼る

・味方に物理,魔法吸収バリアを貼る

アリーナでよく使う、1行動目にこういったサポートスキルを使うキャラを紹介します。ただし、タンクキャラは既に紹介済みなので割愛させていただきます。

①クリスマスユカリ
周囲の味方の魔法防御力を上げるフィールドを展開します。効果範囲は前衛〜後衛の一部までです。

②クリスマスノゾミ
味方全体に物理無効バリアを展開し、物理防御力を上げます。自分より後ろにいるキャラの数が多いほどバフの効果値は上がります。

③リン
周囲の味方の魔法防御力を上げます。効果範囲は前衛〜後衛でかなり広めです。

④水着ミサト
1行動目に1番前の味方の魔法防御力を上げます。また、2行動目に味方全体の魔法防御力を上げます。

⑤正月スズメ
味方全体に魔法無効バリアを展開します。

⑥クルミ
味方全体の物理防御力と魔法防御力を上げつつ、TPを回復します。

⑦クリスマスクルミ
このキャラは2行動目に耐久力アップスキルを使いますが非常に強力なので例外として紹介させていただきます。
2行動目にベルを鳴らし始め、ベルがなっている間に周囲の味方の物理防御力を上げます。
5回攻撃を受けるか一定時間が経つとベルを鳴らすのをやめます。

⑧ラム
相手パーティのうち最も物理攻撃力が高い敵キャラを対象に効果を付与します。効果を受けた敵キャラは次に使う物理攻撃を確定で外します。

この中でも注目すべきはクリスマスユカリリン水着ミサトでしょう。

現環境ではヨリをはじめとする魔法アタッカーが攻撃編成・防衛編成でよく使われるのでこれらのキャラを編成することで簡単にカウンターを狙うことが出来ます

また、リトルリリカルの星6実装に伴い、クルミクリスマスクルミも注目すべきであると思います。物理防御力アップを味方全体に付与することが出来るキャラは今後重宝することになるでしょう。

(Ⅱ)味方の攻撃力を上げるスキル

味方の攻撃力を上げる方法には以下の3通りがあります。

・味方の物理攻撃力や魔法攻撃力を上げる

・味方の物理,魔法クリティカルを上げる

・味方の攻撃クリティカル時ダメージを上げる

アリーナでよく使う、1,2行動目にこういったサポートスキルを使うキャラを紹介します。(Ⅰ)と同様にタンクキャラは既に紹介済みなので割愛させていただきます。

まずは物理攻撃力バフを持つキャラを紹介します。

①儀装束ユイ
2行動目に最も物理攻撃力が高い味方を中心とする範囲内の味方の物理攻撃力と物理クリティカルを上げます。効果範囲は結構広めです。

②ピュアリーシオリ
1行動目に自分を中心とした範囲内の味方の物理攻撃力、物理クリティカル、物理クリティカル時のダメージ量を上げます。範囲は中衛〜後衛でミミ辺りまで届くので、今後使うことが増える可能性があります。

③クリスマスチカ
1行動目に最も物理攻撃力が高い味方キャラの物理攻撃力と物理クリティカルを上げます。物理攻撃力上昇量はクリスマスチカの魔法攻撃力に依存。

④チカ
1行動目に最も前の味方を中心とするフィールドを展開し、範囲内の味方すべての物理攻撃力と物理クリティカルを上げ、HPを回復させます。

⑤ユニ
1行動目に最も物理攻撃力の高い味方の物理攻撃力と物理クリティカルを上げ、TPを回復します。

この中でも注目すべきはユニです。サレンとユニ、もしくは水着サレンとユニを組み合わせることで物理アタッカーのUBを即撃ちすることが出来ます。自身のUBでも味方の物理攻撃力と物理クリティカルを上げることができるので、物理編成の汎用サポート札として使うことができます。また、2行動目に味方全体に魔法無効バリアを貼ることもできるので、魔法関係の状態異常を無効化することも出来ます。

次に魔法攻撃力バフを持つキャラを紹介します。

①水着ナナカ
2行動目に自分を中心とした範囲内の味方すべての魔法攻撃力を上げます。後衛キャラの一部までバフ効果を付与することが出来ます。
さらに、1行動目に敵全体の魔法防御力を下げることができるため、魔法攻撃編成で重宝します。
現環境でもヨリとの相性が非常に良いです。

②水着ハツネ
2行動目に自分を中心とした範囲内の味方すべての魔法攻撃力と魔法クリティカルを上げます。ほとんどの魔法キャラにバフ効果を付与することが出来る点で優秀です。
また、1行動目に自身のTPを回復するため水着サレン搭載型魔法UB即撃ち編成でも活躍することが出来ます。

③アン
1行動目に自分を中心とした範囲内の味方すべてに英霊の加護を付与し、魔法攻撃力と行動速度を上げます。効果範囲は中衛〜後衛で広めです。UBでも味方の魔法攻撃力を上げることができる上TP支援も出来る点で優秀です。

④ミサト
1行動目に自分の周囲の味方すべての魔法攻撃力と魔法クリティカルを上げます。効果範囲はそこそこ広めで、配置がカスミよりも後ろなのでカスミ盾編成で非常に重宝します。

⑤プリンセスユイ
2行動目に魔法攻撃をおこなう味方すべての魔法攻撃力を永続的に上げます。
また、1行動目に自身にバフ効果を付与しつつTPを大きく回復するため、水着ハツネと同様に水着サレン搭載型魔法UB即撃ち編成でも活躍することが出来ます。

この中でも特に注目すべきは水着ナナカプリンセスユイです。いずれもヨリと非常に相性が良く、攻撃有利環境の一角を担っています。

リトルリリカルの星6が実装されたとはいえ、依然としてアリーナはヨリ編成が攻守共に環境トップに立ち続けると思うので、こういった魔法支援キャラの特徴は抑えておくと便利だと思います。

③妨害スキル(3/7更新)

プリコネRでは妨害スキルを使うキャラが多々います。以下では似通った特徴をもつスキルごとに見ていきます。

(Ⅰ)バインド系スキル

アリーナでよく使うバインド系スキルを使うキャラは以下です。ここでは、1行動目にバインド系スキルを使うキャラのみ紹介します。もちろん2行動目以降にバインド系スキルを使うキャラもいます(例:ネネカ、ノゾミ等)。また、正月レイやデレマスリンはタンクの部分で説明しているので割愛します。

①イノリ
1行動目に前方範囲内の敵キャラをスタンさせます。おおよそ前衛寄りの中衛配置まで届きます。効果時間は2秒弱です。

②タマキ
1行動目に相手パーティのうち最も魔法攻撃力が高いキャラをスタンさせます。効果時間は約2秒です。

③ミフユ
1行動目に目の前の敵キャラ一体をスタンさせます。効果時間は約2秒です。

④レム
1行動目に目の前の敵キャラ一体を中心とした範囲内の敵すべてを凍結させます。範囲は最大でユカリ辺りまで届きます。効果時間は約4秒です。

⑤カスミ
1行動目に前方範囲内の敵キャラを束縛させます。対象の数によって束縛時間は変動し、おおよそ3秒前後です。

⑥ツムギ
1行動目に前から2番目の敵キャラ一体を小さく引き寄せスタンさせます。効果時間は2秒弱です。UBで範囲内の敵キャラをスタンにさせることもでき、こちらは効果時間が3秒弱です。

⑦クルミ
1行動目に目の前の敵キャラ一体をスタンさせます。効果時間は2秒弱です。
また、UBでも目の前の敵キャラ一体をスタンさせることができ、こちらの効果時間は6秒弱とかなり長いです。

⑧マジカルカスミ
1行動目に1番遠い敵キャラ一体を中心に範囲内の敵キャラを束縛させます。効果時間は3秒弱です。

これらのキャラのバインド系スキルの発動優先順位は以下の通りです。

(速) ミフユ>イノリ>カスミ=レム>タマキ>クルミ>マジカルカスミ>ツムギ (遅)

ミフユのスタンがとても早いことを覚えていれば十分です。カスミとレムはほとんど同じ速度で発動しますが、レムは拘束時間が4秒で固定であるのに対し、カスミは巻き込む敵キャラの数に応じて拘束時間が変化するのでカスミを盾として置ける場合はカスミ、そうでない場合はレムにするとよいです。

現環境ではリマの後ろにレムを隠しておく編成が防衛側で流行しているので、攻撃編成にミフユやイノリを入れておくと以下の画像のようにレムの凍結スキルを止めることができます。

ただし、ミフユやイノリとリマの間に他のキャラ(ユカリ等)を編成すると行動開始時間が遅れるためスタンが間に合わないので注意しましょう。

(Ⅱ)魅了系スキル

魅了系スキルとは、相手を誘惑・混乱状態にするスキルのことです。

誘惑・混乱状態になった敵キャラは、以下の状況に陥ります。

・味方を攻撃する
・味方回復・TP回復が不発
・攻撃スキルを使えない

・誘惑スキル

誘惑スキルを現状使うことができるキャラはユキ・イオ・ハロウィンミサキしかいません。ハロウィンミサキはここ最近あまり使わないのでユキ・イオの解説のみおこないます。

①イオ
UBで敵全体を誘惑状態にします。効果時間は約4秒です。相手に魔法バリアで防がれると誘惑状態にさせることは出来ないので注意です。ユカリ水着サレンの編成と相性が良いです。下の編成ではイオのUBを2~3連打することが出来ます。

②ユキ
1行動目に前から2番目の相手キャラを誘惑状態にします。効果時間は約8秒です。

誘惑スキルは相手の隊列圧縮の影響を受けるので、相手がリマを採用していない場合は前から2番目、リマを採用している場合は前から3番目のキャラを対象に発動します。

実際の例を見てみましょう。

上の画像では相手はリマを採用しておらず、前から2番目がユカリであるので、ユキの誘惑スキルがユカリを対象に発動していることが分かります。

一方、下の画像では相手がリマを採用しているため、前から3番目のイオを対象にユキの誘惑スキルが発動しています。

つまり、相手が前から2番目に水着サレンを編成している場合、または相手が前から3番目に水着サレンを編成しておりリマも編成している場合、相手の水着サレンを誘惑状態にすることができ、全体TP回復を妨害できます。

2枚の画像ともユキの誘惑スキルが水着サレンを対象に発動しているので、水着サレンの全体TP回復を止めることに成功し、相手のUB即撃ちを回避することが出来ました。

このように、ユキは裏に隠れた水着サレンの動きを止めることが出来る数少ないキャラです。このキャラを使いこなせるようになるとアリーナで勝ちやすくなると思います。

・混乱スキル

混乱スキルを使うことができるキャラは以下の通りです。他にレンジャーマヒルがいますが、あまり使わないため割愛します。

①マヒル
2行動目に目の前の敵キャラ一体を吹き飛ばし、混乱状態にします。効果時間は約7秒です。
また、UBでは目の前の敵キャラ一体を中心とした範囲内の敵キャラを混乱状態にします。効果時間は約4秒です。

②アユミ
UBで広範囲の敵キャラを暗闇・混乱状態にします。効果時間は約6秒です。一昔前まではよく使われましたが他にUBを優先すべきキャラが増えたので最近ではあまり見なくなりました。とはいえ、強力なキャラではあります。

③カスミ
2行動目に目の前の敵キャラ一体を混乱状態にします。効果時間は8秒弱です。カスミはデバフ・バインドの印象が強いですが、混乱スキルも十分すぎるほど強力です。

混乱スキルを1行動目に使うことが出来るキャラはまだいないので今後登場した場合はアリーナ環境を大きく変動させる可能性があります。

(Ⅲ)暗闇スキル

暗闇スキルは相手キャラの物理攻撃の命中率を一定時間下げる効果を持ちます。

ここで注意しなければならないのは、「相手の魔法攻撃の命中率を下げることは出来ない」という点です。

また、命中率を下げるだけなので、攻撃が当たらなくなるわけではありません

暗闇スキルを使うことができるキャラは以下の4人です。

①ミソギ
星6の実装でアリーナで輝くようになりました。暗闇スキル自体は2行動目におこない、自身に2番目に近い敵キャラを暗闇状態にします。効果時間は約10秒です。

②アユミ
混乱スキルの説明のところと全く同じ説明をすることになるので割愛します。

③マホ
1行動目に前から2番目の敵キャラを暗闇状態にします。効果時間は約8秒です。マホを入れるだけでニノン対面が強くなります。

④ユキ
先程紹介した1行動目の誘惑スキルと同時に発動します。効果時間は約8秒です。こうして見てみるとユキは本当に優秀なサポートキャラですね。

マホ・ユキに関しては前から2番目の敵キャラを対象に暗闇スキルを発動するので、先程紹介したようにリマが絡むと前から3番目の敵キャラを対象に発動するようになります。

攻めで相手の暗闇スキルを避けるために、対象を取られる位置にあえてダミーのキャラを編成することも重要です。ニノン盾が最も分かりやすい例だと思います。

例えばUB即撃ちの部分でも紹介したこの編成だと相手側にマホがいる場合、マホの暗闇スキルをサレンが受け続け、ニノンは命中率を下げることなくUBを打つことが出来ます。

こういった小さな工夫をするうちに編成を組むことに慣れていくと思います。

(IV)フィールド系スキル

フィールド系スキルとは範囲内の相手キャラに何かしらの悪影響を及ぼすスキルのことです。

現環境でもよく使うのは以下の3人です。他にも編入生アオイ等がいますが、ここ最近使わないので割愛します。

①水着ナナカ
1行動目に敵全体の魔法防御力を減少させます。敵キャラの数に応じて数値は変化します。効果値は敵5人で200越えで、効果時間は12秒です。

②ミツキ
1行動目に自分の前の一定範囲に物理防御力を減少させるフィールドを展開します。効果値はLv190で230で、効果時間は約8秒です。

③カスミ
UBで前から3番目の敵キャラを中心に範囲内の敵キャラの魔法防御力を減少させます。効果値はLv190で459で、効果時間は16秒です。

水着ナナカは今流行りのヨリ編成における攻めの要です。持っているだけで撃破出来る編成がかなり増えると思います。

ミツキはリノ星6実装後たびたびアリーナで見受けられましたが、今ではそこまで使われていません。しかし、スキル自体は優秀で、ニノン盾編成等で有効活用することが出来ます。是非試してみてください。

カスミはユカリ水着サレン編成で無理やりUBを即撃ちさせることで耐久編成を崩すことができます。基本的にはスキルのバインドがメインになると思います。

④TP関係の計算方法・ランク問題

アリーナをプレイする上で数値関係で覚えておかなければならないのはTP関係のみです。

TP回復スキルによってTPが回復する際の計算式は以下の通りです。ただし、計算によって導いた数値に関しては小数点以下は切り捨てです。

(実際に回復するTP量)=
(TP回復スキル使用者のスキル効果値)×{(TP回復対象者のTP上昇値)×0.01+1}

実際の例を見ていきましょう。
今回はヒヨリとユニを使っていきます。

まずヒヨリのTPステータス、ユニのTP回復スキルの効果は以下の通りです。

上の計算式に当てはめると、

ユニがTP回復スキルを使った時、

(実際に回復するTP量)=132×1.56=205.92→205

では実際の対戦の様子を見てみます。

計算した数値と同じ数値が出ました。

この計算式を覚えておくと、今後新キャラや新規星6が実装された際にUB即撃ち編成を組む時、TP回復量の合計が1000を超えるように編成を考えることでそのキャラのUBを即撃ちする編成を組むことが出来ます

また、行動時のTP回復量は以下の計算式で求めることができます。

(行動時のTP回復量)=90×{(行動したキャラのTP上昇値)×0.01+1}

よって、ヒヨリの場合は、90×1.56=140.4→140となります。この数値も考慮して編成を組むことも可能です。

続いて、UBを打った時に消費するTP量の計算式です。

(UB使用後に消費するTP量)=
1000×{1-(UBを使用したキャラのTP消費軽減値)×0.01}

よって、ヒヨリの場合は、1000×(1-0.15)=850となります。つまり、TPが150たまっているところからまたスタートするわけです。

ここで気づいた方もおられるかもしれませんが、TP上昇値が高くても、TP消費軽減値が高くても、UBの回転率が上がるのです。

このことがクランバトルに影響を与えており、プリコネRのランク問題を引き起こす要因の一つとなっています。

ただ、アリーナに関してはよっぽどのことがない限り、ランクは高い方がいいです。アタッカーなら突破力が上がりますし、防衛キャラなら耐久力が上がります。

とはいえ、まれにランクを上げると損するキャラがいるので、気をつける必要はあります。

例えば去年の夏に登場したプリンセスユイですが、当時はランク14派とランク17(または18)派で分かれました。

たしかにランクが高い方が突破力が高かったのですが、当時のプレイヤーレベルやランクの関係上、ランクが高い方に育成すると、水着サレンとプリンセスユイ自身のTP回復込みでもプリンセスユイのTPはギリギリたまりきることがなく、もう1行動する必要があり、その結果UB即撃ちが出来なくなっていました。

一方、ランク14の方がTP上昇値が高かったため、ランク14のプリンセスユイは水着サレンと合わせるとUBを即撃ちすることが出来ました。

このように、いくら火力が大事とはいえ、UBを早期で打てないと相手に落とされて結局何の仕事もせずそのまま負けにつながってしまうということが時々あります。

自分がアリーナしかしないと決めている場合は基本的にランクは最大まで上げて、例外キャラはアリーナ適正ランクのまま止めておきましょう

他のコンテンツもやりたい方は攻略サイトやSNSなどを頼りに納得のいくようにランクを調整しましょう


◽︎環境考察(3/8更新)

現環境では、ヨリがアタッカーの中でも頭一つ抜けている印象です。自身の火力がとてつもなく高い上に相性のいいキャラが多く、最強バインド役のレムよりも後ろに位置するためレムを最大限に活用することが出来る点で他のアタッカーを圧倒しています。ただ、最近はメタがだいぶ広まってきたので実装直後ほど猛威を奮っているわけではありません。

次点にニノン編成がいます。やはり物理編成最強の座は譲らず、限定キャラをあまり必要としない点で使用率は依然として高いです。ただ、今後は星6が実装されたミミに代わられる可能性があります。プリンセスアリーナでは今後も現役でやっていけるでしょう。

最近実装された星6リトルリリカルに関してですが、強いのは紛れもない事実です。しかし、防衛有利に傾いたわけではなく、むしろ星6リトルリリカルの実装は攻撃有利環境をさらに加速させてしまったように思われます

また、デレマスコラボの復刻に伴ってコラボキャラの専用装備が実装されましたが、3キャラとも大幅な強化は貰っていないので少なくともアリーナ環境に大きな影響を与えることはなさそうです。

ただ、昨年のデレマスコラボ後にプリコネRを始めたプレイヤーや前回のコラボ時にコラボ限定キャラを引けなかったプレイヤーが今回の復刻ガチャでウヅキ・リンを当てているケースが多いかと思いますので、そういう意味では、より研究が進むことになり、それらを編成した新しい型が生み出される可能性は高いです。

とはいえ、来月以降の新規星6がよっぽど強くない限りはこの環境が続くことは避けられないでしょう。

かといってついこの間のような防衛完全有利環境になって欲しいわけでもないですけどね(笑)


◽︎最後に

いかがだったでしょうか。

アリーナに関わるすべてを解説したわけではありませんが、大方のことは語ることが出来たと思っております。

最後に各レベル毎にどういった形でアリーナをプレイしていけばよいか簡単に説明させていただくと、

初心者の方→
①紹介したUB即撃ち編成を組む
②キャラをまんべんなく育てる
③同グループの上位勢の編成を参考にする

中・上級者→
①自力でUB即撃ち編成を組めるようにする
②各キャラの性質を理解する
③練習を積む
④カウンター編成を組めるようにする

この記事を読んだことをきっかけにアリーナで勝てるようになっただとかアリーナにハマっただとか、そういった人々が増えてくれれば幸いです。皆さんが楽しく平和なアリーナライフをおくることが出来ますように。

最後になりましたが、ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。

これからもプリコネRはより一層盛り上がっていくことと思います。

私自身も1プレイヤーとしてプリコネRを、そして、アリーナを楽しんでいくつもりです。

今後も皆さんと一緒にプリコネRを楽しんでいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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