【優勝×9・2位×5・3位×5・ベスト8×9】王来MAX期・ドロマーギャラクシールドの秘密【オリジナル環境】
・はじめに
皆さんこんにちは、rakiです。
DMPランキング上の名前は現在「緋月」となっております。
はじめましての方もいらっしゃると思いますので、簡単に筆者のデュエマ経歴・実績をお話させて頂きます。
遊戯王のプレイ歴も15年近いですし、シャドバでも両グラマスを継続して取り続けており、肝心のデュエマも6/2現在全国85位・兵庫県7位ですので、私のことをよく知らない方にも、「多少はカードゲームやってる奴」くらいには信用して頂けるかと思います。
今回は、私が最近使用しているドロマーギャラクシールドについて、色々と解説していこうと思います。
今年入ってから9回CSに持ち込み、🥇×2、4位×1、ベスト8×4という好成績を叩き出しております。ベスト8入賞率は実に78%です。4月以降のdmpランキングポイントのうち2000ポイント以上はこのデッキで稼いでいます。
先日の優勝ツイートがそこそこ伸びたせいか、全国でチラホラ見かけるようになりましたが、「回し方が分からない」「このデッキ本当に強いのか?」という声をよく耳にします。
このデッキは「1ミス=負け」に繋がりかねないほど繊細で、回し方を知らなかったり、練習が足りていなかったりすると平気でボロ負けします。逆に、回し方を知っていて、しっかり練習を積んでさえいれば、強豪揃いのCSでも安定して良い成績を残すことが出来ます。
そこで、今回はリストの紹介に加え、各対面ごとのプレイングを細かく解説していきます。少々長くなるとは思いますが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
・CS入賞実績
2022年度dmpランキング再開(4月)以降の全国各地でのドロマーギャラクシールドの入賞実績を紹介します。一部見落としている可能性がありますので、気づいた方はTwitterのDMなどでご連絡頂けますと、修正致します。(7/11現在)
4/24 琵琶湖cs 3位
5/7 はっちcs(十三) 2位
5/12 龍星杯(日本橋) 優勝(筆者)
5/19 はっちcs(十三) ベスト8 (筆者)
5/21 はっちcs(日本橋) 優勝(筆者)
5/22 日本橋cs 4位
5/22 飛梅cs(佐倉) 2位
5/22 コンプオフcs(山室) ベスト8
5/29 フルコンプcs(八王子) 3位
5/29 たまやcs(岩手) 優勝
5/30 VDcs 3位
6/4 はっちcs(岸和田) 優勝
6/5 ダリアcs(日本橋) ベスト8(筆者)
6/5 播州蒼波cs 3位
6/5 TSUTAYA鈴鹿cs 優勝
6/11 はっちcs(日本橋) ベスト8
6/15 VDcs 4位
6/18 真cs(宮城) 3位
6/19 ダリアcs(日本橋) 2位
6/19 音速cs ベスト8
6/25 アドcs 優勝
6/26 ババロコcs 優勝
6/26 アマテラスcs ベスト8
7/2 プレミアムミックスcs 2位
7/3 鈴鹿cs 優勝
7/9 ヴィンテージcs 4位
7/9 鳥取cs 優勝
7/10 おやつcs(北海道) 2位
計 優勝×9、2位×5、3位×5、4位×3、ベスト8×6
・リスト紹介(確定枠・採用候補等)
①確定枠(7/11更新)
まず、確定枠のカードについて紹介していきます。
⑴ 魔王と天使のカナシミ
2コストハンデスカードの中では珍しく、プレイしても盾から1枚カードを回収するので手札が減りません。もちろんハンデス自体強いのですが、このデッキにおいては盾回収効果が非常に優秀です。
盾落ちしたアダムスキーを回収できる他、アブソリュートの効果で埋めざるを得なかったカードの回収も出来るため、プレイの幅が広がります。テック団を手打ちしたい時に敢えて回収することもごく稀にあります。
また、プレイによって山札を減らすことがないので、ウォズレックやイグゾーストからプレイすることで山札を回復させることも出来ます。
貴重な闇単色カードということもあり、4枚は採用したいところです。
(2) ファクピタル
ご存知ない方も多いであろうこのカード。
ハンデス効果は相手に依存するため、対面によってはかなり弱いですが、それでもしっかり1枚捨ててくれるので、大抵の場合は上手く機能します。
その上、強いのが何といっても墓地のクリーチャーを回収する効果です。このカードを採用しない場合、墓地にあるアダムスキーを回収する手段がないため、LO勝ちを狙えなくなってしまいます。つまり、1度処理されると終わり、ということです。しかし、このカードを採用することで雑にアダムスキーを投げるプランが取れるようになります。
また、他のクリーチャーも回収でき、強力なコンボとしては、2tにウォズレックの呪文を使い、3tにファクピタルを打って先程打ったウォズレックをクリーチャー指定して回収する動き等があげられます。他にも、受けで盾からトリガーした場合、相手に既に処理されたライトニングソードパラディンやアブソリュートを回収して更なる受けに回ることも可能です。
大変器用ですが、ハンデス効果がどうしても弱いため、ウォズレックやイグゾーストで使いまわせることを考慮して、1枚のみ採用しております。
(3) ブレインタッチ
ご存知の方も多いと思うので、細かい説明は省きます。昔から使われているキャントリップハンデス呪文です。
このデッキにおいてはカナシミよりも強いハンデス札と考えて頂いて大丈夫です。手札とにらめっこして、無理してカナシミを打つくらいなら次ターンにブレインタッチを打つようにしましょう。
アブソリュートで上から2枚めくった際にカナシミとブレインタッチがめくれた場合、カナシミを手札、ブレインタッチを盾に置くと良いです。
(4) イグゾースト
大半の呪文を使い回すことが出来ます。強みは沢山ありますが、そもそもソニックコマンドということもあり、アダムスキーの侵略元になります。
使い回す呪文としては、銀河MAX・ブレインタッチ・カイタイ・ファクピタル辺りをよく使い回します。こちらはハンデスによって相手のリソースを枯らすことが出来ますが、その分盤面は放置してしまうケースがあります。そうした場合にこのイグゾーストは真価を発揮します。毎ターンハンデスしつつ相手の盤面をロックし続けることが出来るため、安全にLOを狙うことができます。もちろん、トップ解決をされる可能性もあるので、タイミングを見計らって盤面をしっかり除去することも大切です。
また、ヴィオラとの相性もよく、盾からヴィオラを引いてイグゾーストを蘇生し、銀河MAXを打つことで最大3体の処理に回ることが出来ます。
出来れば多く採用したいところですが、このデッキは光マナと闇マナが非常に重要であるため、採用枚数は多くても2枚で抑える必要があるでしょう。
(5) 銀河MAX
ギャラクシールドを出張パーツとして組み込む際に必ず入れるべき呪文です。4枚採用は必須でしょう。
このカードの強みはなんといっても汎用性の高さです。処理札としても機能し、アブソリュートとの組み合わせによるリソース確保、さらにはパラノーマルやヴィオラなどピンポイントな対面に刺さる札を好きなタイミングで盾に貼ることが出来ます。
特に護天アブソリュートは大変重宝し、微不利対面のアナカラーハンデスに対してもチャンスを作ることができます。
細かく説明することはありませんが、初手でメイジとどちらを埋めるか悩んだ場合には必ずメイジから埋めるようにしましょう。また、ダイスを採用している場合には安易にマナに埋めないようにしましょう。
(6) 天使と悪魔の墳墓
現環境のあらゆるデッキタイプに刺さる最強呪文。5c、ガイアッシュなどマナブーストを戦術に取り入れているデッキに刺さるのはもちろん、赤単などアグロデッキが攻撃を仕掛けてきた際に盾から引けば、場合によっては盤面を処理することも出来ます。
使う際には相手のマナをよく確認する必要がありますが、その性質を利用して、手札に墳墓がない場合にも「マナを見せてもらってもいいですか?」と相手に確認することで、相手に難しいマナ置きを強要することが出来ます。いわゆる心理戦ですね。
また、魔天の代わりとしても利用することが可能です。例えば、マナに埋めざるを得ず、2枚埋めてしまったアダムスキーを回収したい場合、魔天がない・もしくは摩天を打つとハンドがかなり弱くなる場合に墳墓を打ってアダムスキーを2枚とも落とし、ファクピタルによって1枚回収することが出来ます。たまにこうしたプレイをする必要があるので、覚えておくとよいです。
このカードを使う上で1つ気をつけなければならないのは、5c対面で相手の墓地に落ちる呪文です。ロストやヘブニアッシュが落ちて、さらにマナが足りてしまう場合には安易に打たないようにしましょう。
色が光闇で少し不便なので、1枚採用としています。
(7) パーフェクトダークネス
最強のハンデス呪文です。2枚採用にすることで、こちらの山札切れを回避することができます。
とはいえ、このデッキは回せば回すほど短時間で勝利を掴めるようになるので、マナ置きしてしまっても全然okです。最悪墳墓で墓地に落とせますし、魔天で回収も出来ます。
基本的にはどの対面にも刺さりますが、墓地退化に使う際には注意しましょう。墓地退化対面ではバルカを安易に落とさせてしまう可能性があるので、相手の手札が2枚以下の場合は打ってかまいません。むしろ、墓地退化(特にドロマー墓地退化)は手札がなくなるとそのターン中にどうにかするのはしんどくなるので、2枚以下になるまでピーピングハンデスなどをおこない、トドメにダークネスを打つとよいです。
また、このカードを上手く活用すると微不利対面のアナカラーハンデスに対する勝率を上げることができます。相手はベララーロックの準備を整えた後にキュラックスでexWinを狙ってきますが、リゲル以外にキュラックスを墓地から回収する手段がないため、こちらの墓地にダークネスを置いておくだけで相手はキュラックスが除去されることを意識してしまい、勝ち切ることが難しくなります。大抵キュラックスは2枚採用なので、1枚ハンデスしてしまえばほぼ勝てます。ベララーやマガツを処理できるのも良い点ですが、アプルがいる場合は墓地から打てなくなるので、アプルはなるべく手打ちで処理し、他を墓地打ちで処理するとよいです。
非常に強いカードですが、コストが少し重く、イグゾーストやウォズレッグで使い回すことが出来ないので、最低限山札切れを回避出来る2枚の採用となっています。
(8) 魔天降臨
最強のランデス呪文。言うことないです。殿堂なのでもちろん1枚採用。
使う前にある程度リソースを確保しておくことと、後々使いそうな札をマナにあらかじめ埋めておくことを意識しましょう。
5cやガイアッシュ、マデウ対面はこれ打つだけで勝てます。
(9) ライトニングソードパラディン
ギャラクシールドの硬さはこのカードのおかげです。単純に相手の猛攻を受けきることが出来るだけでなく、処理札としても活用することが出来ます。
手札が事故っていて、どうしても数ターン耐えないといけない場合には、相手の最後の攻撃に合わせて手札に戻して次ターン再度貼ることでターン数を稼ぐことが出来ます。
また、何故か水のコマンドなので、アダムスキーが乗ります。アダムスキーを乗せる際に注意するべきこととしては、必ず最後にはライトニングソードパラディンが見えるようにアダムスキーのアタック順を考えましょう。そうしないと、万が一返しのターンに猛攻をくらった際に、2枚目がないと耐えきれず負けてしまう可能性があります。
さらに、アダムスキー関連でいうと、4コストでライトニングソードパラディンを貼り、次ターンに効果で場に出した後、普通に7コスト進化でアダムスキーを乗せることで安心しきった相手の山札を枯らすことも出来ます。相手視点では盤面を処理さえしてしまえば侵略によるLO負けはないと思ってしまうことが多いようですが、侵略しなくても普通に出ます。
このカードの採用枚数には様々な意見がありますが、私としては、アブソリュート : ライトニング = 4 : 2が現環境における黄金比かな、と思っています。
(10) ウォズレック
現環境に刺さる2コストピーピングハンデス持ちのツインパクトカードです。
相手の初動を捨てさせ、場合によってはかなりのターン数を稼ぐことができます。5cならミラクルorデドダム、JO退化ならモモキングダムor退化カードorエッグ、赤単に対しては進化元を落とすことが出来るのでその後も継続してハンデスすれば単純にガガガプランを消し去ることができます。また、スコーラー対面はカリヤドネを落としてしまえば相手は殴るプランしか取れなくなります。
そもそも2コスト払うだけで相手の手札を全て見ることが出来るのはアドバンテージが非常に大きいです。その後のゲームプランをしっかりと考えることができます。
クリーチャー面も強く、山札回復ができる上に、ダークネスと同じように2ハンデス出来たり、相手のお清めなどを逆に利用することが出来ます。5c対面は、ハンデスからのお清め逆利用+ランデスで大抵詰みます。
また、何故か水のコマンドなのでアダムスキーが乗ります。意味が分かりません。
安全なゲームメイクをする上で必須のカードとなっているので、4枚採用としています。
(11) アダムスキー
このデッキのフィニッシャー。
1枚さえ握っておけばフィニッシュに持っていくことが出来るため、マナ置きは渋らないようにしましょう。
仮に破壊されてもファクピタルで回収出来ます。2枚マナに置いてしまっても先程解説したように、魔天で回収もしくは墳墓+ファクピタルで回収出来ます。
「アダムを出すタイミングが分からない」という方もおられるかもしれませんが、基本的には安全な状況を作ってから投げます。ただ、次ターン返される可能性がある・枚数は足りないが相手のプレイ出来るカードを縛ることが出来る(例:山3枚のためデドダムがプレイ出来ない等)場合には、投げてもokです。練習を積めば出すタイミングの感覚がつくので、しっかり練習しましょう。おそらく、このタイミングがよく分かっていないとCSに持ち込んでも時間切れで両者敗北になるケースが多いと思います。
また、時々いるラッカギャラクシールドにはジョー星が採用されていますが、貼られた場合には侵略どころか進化も出来なくなるため、ダイスで貼り返すか、シャッフ込みで殴りきる必要があるので少々面倒です。
フィニッシュ以外では使わないため、2枚採用です。
(追記)
意外と慣れたプレイヤーでも「アダムに素で進化されること」を警戒しない人が多いなぁという印象を受けました。CSでもアダム素出しで勝つことが多々ありました。プランの一つとして見据えるとよいでしょう。
(12) パラノーマル
貼るだけで赤単・墓地退化にはほぼほぼ勝てます。
ドロマー墓地退化対面は、ヘブンキッド素出しからの1点割りで剥がされるので、ヘブンキッドを場に残さないよう注意しましょう。
他の対面ではあまり使わないですが、赤単・墓地退化に対してはゲームをひっくり返すことが出来る性能を持っているので、採用しています。
殿堂カードなのでもちろん1枚です。
(13) ヴィオラ
このデッキが今の環境でもやっていける理由の1つです。
これまでは、墓地退化やJO退化にバルカ・アルモモを出されると大変しんどかったです。
しかし、このカードの登場により、それらの対面への勝率を格段に上げることが出来ました。
墓地退化のバルカ・ギョウ・ゲンム、JO退化のアルモモやその他スター進化モモキングを破壊し、フィニッシュを抑えつつ、墓地からクリーチャーを蘇生して反撃することが出来ます。
墓地にライトニングやメイジ、イグゾースト等がいると、さらに耐えるプランを取ることが出来ます。
実際、5/12の龍星杯決勝では、こちらがヴィオラを貼りつつ墓地にライトニングを仕込む(相手の攻撃を警戒して無駄打ちしたのち相手に破壊される状態)ことで、相手(ドロマー墓地退化)の巨大クリーチャーを実質的に無力化し、勝ち切ることが出来ました。
また、蘇生効果は相手のクリーチャーを破壊しきれなくても発動するため、EXライフ持ちのクリーチャーを対象に発動してもそのクリーチャーのコストを参照して墓地から自分のクリーチャーを蘇生することができます。
先程説明したイグゾーストとの組み合わせも強く、かなりパワーのあるカードですが、複数枚手札に来ると弱いため、ギャラクシールドのデッキを掘る性質を考慮し、2枚の採用としています。
(14) メイジ
ブロッカー付きの銀河MAX。
赤単対面で盾から引けばほぼ勝ちに繋がります。そ他の対面でも最後の砦となる優秀なトリガー持ちクリーチャーですが、弱い点がいくつかあります。
まず、パワーが低いため、カツキングの踏み台にされたり、ボルバル8のEXターンの火種になったりします。
また、コストが重い上にトリーヴァと違ってドロマーにはブースト札がないため、素出しすることはまずないです。
このカードが重複して手札に来た場合にはかなり勝率が下がってしまうため、盾にいて欲しいとは思いつつも、採用は3枚で抑えています。
とはいえ、受け札としてはトップクラスの性能を誇ります。アグロ対面は盾からこのカードを引いて分からせましょう(気合い)
(15) アブソリュートシールドナイト
実はこのデッキの核です。4枚確定。
受け札としても、リソースとしても優秀なこのカードは大変重宝します。
手札の減らないハンデス呪文が多いとはいえ、魔天プランなどを見据えると、最低でも6,7枚は手札が欲しくなります。アブソリュートは貼るだけで手札を2枚稼いでくれる上、連鎖すると更に手札を増やすことが出来るため、安定感・上振れの強さの両方を持ち合わせています。
アグロ対面でアタックされ、盾にカードを貼る札がトリガーした場合、ライトニングとアブソリュートのどちらを貼るか悩む方もおられるかと思いますが、基本的にはアブソリュートを貼るようにしましょう。ライトニングを貼ったとしても、返しのターンにこちらが処理に回れなければ、逆にライトニングを処理されたり手札枯渇でライトニングの置換効果を使えずにそのまま負けてしまうこともあります。アブソリュートの効果で上から2枚見た際に銀河MAX・メイジ・ヴィオラのいずれかがめくれることを期待する方が、勝率は上がると思います。
もちろん、トリガーしたのが最後の1枚で、ライトニングを貼らないと明らかに負ける場合にはライトニングを貼ればいいと思います。
(追記)
マガツの登場によって弱体化を食らいました。盾騎士を貼っても1枚しか捲れないどころか、その1枚はシールドに貼れず、手札に行くことになります。CSで使う際は相手の場にマガツがいないかきちんと確認しましょう。ちなみにマガツを採用している可能性のあるアナハンとキラスターには元々有利がつかないのでCSにおける勝率的にはマガツ収録前とさほど大差はありません。
②採用候補カード(7/11更新)
続いて、採用候補カードを紹介していきます。
ゴーストリタッチは2コストハンデス呪文ですが、GSが付いているため、単純に受け札として優秀です。赤単が多い環境では採用しても良いでしょう。
また、闇単色である点も使いやすいです。
ゲオルグは基本的には下のゴーストタッチとして使いますが、ダークネスで上のクリーチャーを指定して蘇生することも可能です。
ゲンムとセットで一時期採用されていましたが、最近の環境にはあまり合っていないように思われます。
カイタイは、複数のパーツを要するコンボを主体とするデッキが多い現環境ではかなり強力です。
とはいえ、色が光闇と少し弱い上、自分の手札が減ってしまうため、複数枚の採用はしんどいと思います。
シャッフは5c、スコーラー対面の勝率を上げてくれる他、ビート対面でクリーチャーをロックすることが出来ます。
水のコマンドなので、アダムスキーが乗りますが、他の水のコマンドが場にいる場合、殴る順に気をつけて侵略することで、アダムスキーの効果で盾を割らずに安全に毎ターン呪文をロックすることが出来ます。
大変強力なカードですが、ハンデスには一切絡まないため、3枚以上の採用は難しいでしょう。
秩序の意志は擬似的なシールドトリガーとして使うことができます。アルモモ下では打てませんが、その他の場合では打てますし、破壊・バウンス・マナ送りのいずれでもないので、対面によっては相手を詰ませることが出来ます。
特に赤単が流行っている環境では使える場面が多く、今年の1,2月には私も2,3枚採用していました。
アグロ系への勝率が上がるだけでなく、相手の山札の偶奇を調整することが出来るという点で、アダム侵略フィニッシュをより安全なものとすることができます。たまに封印に相手のキーパーツが埋まることがあるので、そうした運任せの妨害にもなって良いですね。
ダイスは魔天までの手札稼ぎとして優秀な札である上、受け札としても機能します。盾に銀河MAX・メイジが埋まっていなくても、Dスイッチによって手札から銀河MAXを打って攻撃を耐えることが可能です。
ジョー星やマッドデッドウッドを張替えによって墓地に送ることが出来る点も優秀です。
個人的にクローシス剣の頃から好きなカードなので、必ず1枚は採用するようにしています。
シンエヴァは能動的に盾に貼ることが出来るGSであると同時に、手札を一気に3枚稼ぐことができます。
ミラーやその他ハンデスデッキが多い環境では活躍するでしょう。
テック団はベガスから打てる強力な呪文です。
マナに置くだけで相手が警戒してくれるのもメリットですが、最大のメリットは相手のタマシードやJOを剥がすことが出来る点です。デイガライオネルと長期戦になった際にトップユニバースによる負けの可能性を排除出来たり、JO退化の猛攻も1枚で止めつつその後数ターン貰える可能性を作り出すことが出来たりします。
お守り代わりに1枚採用すると良いと思います。
ダイヤモン星は最新弾で収録された新規メタクリです。
一見弱そうに見えますが、実はメタ範囲は意外と広くて、環境にいるカードだと、グルメ・GT・オブザ・フシギバース系・ガイアッシュ・覇道・ガガガ・バッドブランド・カリヤドネ・蛮族のチェンジ元の軽減(チキン等)に刺さります。本来であれば不利がつくグルメとスコーラーにチャンスを作れるのが素晴らしいですよね。その上、パワー指定除去やアグロデッキのウイニーの殴りで処理されにくい2500ライン、ブロッカー、GSなどの能力がてんこ盛りです。
デッキコンセプトにこそ合わないものの、採用候補のメタクリの中ではかなり強く、現環境では採用必至だと思います。
アクアンは最近の殿堂解除で1枚採用できるようになった最強リソースです。はずれがアダム、イグゾ、ダイスあたりしかないうえに、それらはファクピタルやナーガで回収できるので墓地へ落ちてもダメージは限りなく0に近いです。
余った1枠に入れるカードについて悩んだ際にはこのカードを採用するとよいかもしれません。マガツには弱いのでそこは注意しましょう。
バイケンのビジョンは最近MDWによく採用されていますが、もちろんドロマーでも有効活用できます。手札から雷光などを出して相手の攻撃を受けきることができるので、実質ダイスとして使うことができます。
青魔道具などはこのカードを嫌って、エアヴォが引けていない限りは仕掛けてこないでしょう。
ナーガのリングはドロマーギャラクシールドというデッキをまた大きく変える可能性のある強力なタマシードです。
これまで回収が困難だった水文明のカードを回収することができるだけでなく、2つ目の効果によって必ず相手とリソース差をつけることができます。墓地からダークネスを打ったり、ウォズで二枚ハンデス札を打ったりすると最大で3ハンデスすることができます。複数枚おいても効果は重複するため、2枚置けば最大4ハンデスです。
設置時にもハンデスかドローが最低限出来るのでテンポロスしにくいの評価が高いです。
③サンプルリスト(7/11更新)
私が現在使っているリストです。
確定枠に加え、紹介した採用候補カードを数枚採用しただけなので、特に説明はいらないと思います。
このまま使って頂いても強いですし、何枚かご自身の好きなカードと入れ替えても良いです。
・各対面の立ち回り
ここでは、CS環境によくいるデッキに対しての立ち回り方について解説していきます。
あまり多くの対面に関する説明をしてしまうと、大変長くなってしまうので、今回は解説する対面を以下に絞ります。
①赤単ガガガ
勝率5~7割程度。微有利。
【先攻の立ち回り】
カナシミ以外のハンデス呪文を駆使して進化元を落としていく。カイタイがあればガガガもしくはカンゴクを埋める。できる限り受け札(銀河MAX、アブソリュート、ライトニング等)はマナに埋めない。パラノーマルが間に合えば貼っても良い。
【後攻の立ち回り】
ウォズレック以外のハンデスは基本的に打たず、受け札を抱える。ウォズレックではなるべくカンゴク・コダマンマを抜くと良い。
いずれにせよ、トリガーを引けないと少しきついです。とはいえ、ハンデスが上手くいけばこちらのライトニングや銀河MAXが間に合いますし、ウォズレックが引ければターンを貰える確率も上がるので、結果的には微有利対面となっています。
基本的には安全圏に達してから普通にビートして勝ちます。アダムは使わないのでマナ置きしてokです。
②5cザーディ
勝率6割程度。微有利。
【立ち回り】
2ターン目からハンデス呪文を打ち、とにかく相手の手札を枯らす。相手はどうしてもマナを伸ばさないと強力な札を使うことが出来ないため、こちらはタイミングを見計らって墳墓・魔天を打つ。
魔天を打つには最低でも手札を5枚は確保しておきたいため、焦って打たないようにする。
アダムスキーを投げるタイミングは、
・ランデスの後
・盤面に水のコマンドが3体以上
・盤面にシャッフ+水のコマンド
のいずれかを満たす場合。
シャッフの宣言は基本的に6か7(ヘブニアッシュもしくはロストのケア)。相手のマナが足りていない場合は6、7マナ以上ある上にこちらの手札が大事な場合には7を宣言する。
シャッフで先に宣言しながらアダム侵略をし、その後別のクリーチャーでアダム侵略をすることで毎ターン呪文をロックしつつアダムプランを通すことが出来る。
回せば回すほど勝てるようになる対面です。ただ、上振れドラサイザーディロストには勝てないです(何のデッキでも勝てないので心配ないです笑)。
カツキングが採用されているとわかった場合にはなるべく盤面を作らないように意識しましょう。
また、ウォズで相手のお清めを敢えて打つことでヘブニアッシュをケアしつつザーディを腐らせることも可能です。その間にしっかり準備をしてアダム侵略フィニッシュを狙うと良いです。
③JO退化
勝率5~6割程度。微有利。
【立ち回り】
先攻後攻関係なく、積極的にハンデスを行う。カナシミも使ってok。ウォズで落とす優先順位は、モモキングダム>サーチ>退化カード。とにかくモモキングダムを貼らせないようにする。
3t退化されてもハンデスが出来ていれば盾1枚で受け切れる。銀河MAXやメイジからはなるべくライトニングを貼る(返しにJOを盾送りにするため)。相手が上手いプレイヤーである場合はアブソリュートを貼る(ライトニングのケアをされるため)。
1度攻撃の波を受け切ることが出来ればほぼ勝てます。JO退化は使うプレイヤーの練度によって強さが変動するので、一概に有利とは言えませんが、少なくとも微有利な対面です。
受け切ったあとは落ち着いてコントロールしてアダム侵略でフィニッシュしましょう。
JO退化・赤単が多い場合には秩序の意志を採用するのもアリだと思います。
④黒ガイアッシュ
勝率4~5割程度。微不利。
【立ち回り】
序盤は積極的にハンデスを行う。リソースを確保されて、継続的なハンデスが無意味であると判断した場合、受けに回る準備を行う。相手のお清めを逆利用してリライフなどをデッキに戻し、相手のデッキの強カードの密度を小さくすることも重要。
ヴィオラ+イグゾーストが活躍するので、盾にヴィオラが置けると良い。序盤のハンデスが通った場合は早い段階からアダム侵略フィニッシュをゴリ押す。受け切った後は十分にコントロールしてからアダム侵略フィニッシュを目指す。
ガイアッシュやカツキングなどによって上手くリソースを稼がれてしまう対面です。ハンデスがあまり効かない上、こちらのイグゾーストのタダ打ちに相手のガイアッシュが反応してくるので要注意です。
ウォズレックは基本的にあまり効かないので、カナシミなどを優先して使うようにしましょう。手札を0にすることが出来ればかなり勝ちに近づきます。
微不利対面ですが、ガン不利ではないので、ある程度やれると思います。
⑤墓地退化
勝率6割程度。微有利。
【ドロマー墓地退化対面の立ち回り】
積極的にハンデスを行う。シラズを4枚採用しているプレイヤーはあまりいないので、相手の手札を0に出来ればほぼ勝ち。タイミングを見計らってパラノーマルを置くとなお良いが、ヘブンキッドでパラノーマルが割られる可能性があるので、処理は欠かさず行う。アナカラーのようにマナを伸ばしてボルバル8を投げるプランなどはないので、相手の手札がなくなれば安心できる対面。
【アナカラー墓地退化対面の立ち回り】
デスマーチ・ナスオをとにかく落とす。パラノーマルが引けていれば銀河MAXパラノーマルを積極的に狙う。ウォズレックが引けていれば高確率で勝つことが出来る。
両対面共にパラノーマル・ヴィオラが刺さります。また、一貫してデスマーチのハンデスに全力を注げば勝つ確率はぐんと上がります。
銀河MAXはパラノーマルに使いたいので、アブソリュートはなるべく素で貼るようにしましょう。
どうしても間に合わなそうな場合にはライトニングを貼ればとりあえず返せます。
1つ注意して欲しいのは、こちらのミス1つで戦況が変わってしまう、ということです。ハンデス・リソース確保のタイミングをよく考えましょう。
⑥青魔道具・スコーラー
青魔道具対面 勝率6割程度。微有利。
スコーラー対面 勝率3~4割程度。不利。
【青魔道具対面の立ち回り】
一貫して、「新世界」のハンデスを狙う。
「新世界」を貼られた場合、2枚貼られないようにハンデスを行いつつ、受け切る準備を行う。
既に複数枚の新世界を探しつつ新世界カウントを進めるためにかなり山を掘っているため、受け切れば返しにアダムでそのまま勝てる。相手のウキドゥを警戒する必要があるため、銀河MAX・メイジなどの盾埋めカードを最低でも1枚盾に仕込みつつ、ライトニングも貼っておく必要がある。ダイスはエアヴォで剥がされる可能性が高いので、貼ったとしても過信してはいけない。
一見ハンデスは意味無いように思われますが、上記の通り、相手に山を勝手に掘らせることができます。また、トップがカージクリかエアヴォだった場合、もしくはドルスザク系統だった場合、特に大きなアクションがなくターンがすぐに返ってくるので、新世界を貼られたとしてもハンデスは行いましょう。
カイタイでガリュミーズやメラヴォルを盾送りに出来ればなお勝率は上がります。
はじめから受けの思考を持っておきましょう。
【スコーラー対面の立ち回り】
ウォズ・カイタイでカリヤドネやデビルドレーンを全力で落とす。落とすことが出来れば、相手は殴るプランを取らざるを得なくなるので、受けの準備をする。ウォズ・カイタイがなくてもランダムハンデスも積極的におこなう。ドリュミーズが落とせれば、カリヤドネが落とせなくても多少時間稼ぎが出来る。
また、ターンが間に合えばシャッフが使えるが、シャッフの宣言優先度は以下の通り。
・3,4,5t→宣言5(ドリュミーズ既打0~1の場合)
・5,6t→宣言1
デッキコンセプト的に不利なので、当たったら割り切りましょう。全力でハンデスはしますが、ループに入られたら仕方ないです。
カナシミも積極的に使っていいので、全力でハンデスをしましょう。
カリヤドネを落とせた場合、相手はアイアムやスコーラーを活用してエクストラターンを取りつつ全力で殴ってきます。アイアムを落とせるとなお良いでしょう。
相手側にはウキドゥもあるので銀河MAX・メイジを過信してはいけません。耐えるプランをとる場合は青魔道具対面と同じようにライトニングと盾貼り札をセットで盾に貼っておきましょう。
⑦その他
【基本的な立ち回り】
ハンデス→タイミングを見てアブソリュートを使ってリソース確保→魔天or墳墓→アダム侵略フィニッシュ
上記の立ち回りが基本となります。有象無象に対してはハンデスがかなり有効なので、基本を守っていれば大丈夫です。
ただ、その時その時で臨機応変に対応する必要があるので、やはり練習が必要です。1,2回csで使って負けたからといって使うのを辞めるのではなく、その後も根気よく使い続けてみると、感覚が掴めると思います。
アナカラーハンデス対面だけ立ち回りが特殊なので、少し解説します。
一応アナカラーハンデス対面の勝率は3~4割程度で、不利です。
【アナカラーハンデス対面の立ち回り】
序盤は相手のハンデス札やデドダムを落とす。その後、全力で銀河MAXアブソリュートを狙う。貼ることが出来れば次にダークネスを手札に抱えつつ、他の札をマナ埋めしながら余裕があればハンデスを行う。
最終的には相手のキュラックスを完全に無力化し、殴ってもらってそれを受け切って勝つ。もしくは雷光を盾に貼って、返しのターンにアダムを素で乗せてLOを狙う。
当たった時点で対戦時間が長くなるのが確定するので、自分のプレイを早くするのはもちろん、相手にもプレイを早くするよう促す。
上手い人のアナカラーハンデスには絶対勝てないのであきらめましょう。
(追記)
アプルとマガツの登場によってこれまで以上にきつい対面になりましたが、相変わらずダークネスが弱点なのでめげずに最後まで戦い抜きましょう。
・CSへの持ち込みの判断
このデッキは決して環境デッキではありませんので、持ち込むタイミングを考えないと平気で0-2します。
立ち回りの部分を読んでいただいて分かったと思いますが、スコーラーやアナカラーハンデスが多い環境はまず無理です。そうした環境は素直に赤単を持ち込みましょう。
では、どのような環境に持ち込むのが最適であるか?
それは、今のように「あらゆるデッキが活躍する混沌環境」です。
日々のCS結果を見ていただけると分かるように、聞いたこともないようなデッキが入賞しているケースがあります。
要するに、今は「初見殺しが強い環境」なんですよね。しかし、初見殺しデッキというのは大抵コンボデッキであることが多いです。つまり、パーツゲーです。
それならハンデスが刺さるのは当たり前ですよね。実際、マナ退化やキリコデリートなどのコンボデッキにはハンデス+ランデスがかなり刺さります。
となると、大抵の環境デッキに対してもある程度の勝率を出すことができ、そうした環境外の初見殺しデッキを封殺することができるドロマーギャラクシールドは今かなり立ち位置がいいと思います。
あとは、ご自身の参加するCSの他の参加者を見て決めましょう。
これはドロマーギャラクシールドの持ち込みに限らず、CSへ持ち込むデッキの選択全般に関わることですが、やはり個々のプレイヤーには趣向があり、握るデッキが限られてきます。
例えば、赤単しか握らない人、JO退化しか握らない人、コントロール系をよく握る人、ソリティアを好む人等、同じCSに何度も参加するうちに誰がどういうタイプか分かってくると思います。
それを考慮した上で、持ち込むデッキを判断すると、実際に勝ち越せることが多いです。
今まで意識していなかったという方は、今後少しこれを意識するだけでもかなり勝率は変わってくると思います。
・最後に
いかがだったでしょうか。
対面ごとの回し方については語り出すとキリがないので、なるべく端的に、対面を絞ってお話させて頂きました。
あとは各カードの説明などを読み返して、ご自身で実際にこのデッキを回し、知識を応用することで難なく使えるようになると思います。
もう一度言いますが、このデッキは「1ミス=負け」に繋がるほど繊細です。最初は上手く回せなくても仕方ありません。頑張って練習を積みましょう。実際にCSに持ち込んで、大会環境で練習するのもアリです。
今後も長く使えるデッキだと思いますので、1人でも多くの皆さんに使って頂けると幸いです。
最後になりますが、ここまで長らく読んで頂き、ありがとうございました。
質問や「こんなカード採用するのはどう?」などの意見がありましたら、気軽にTwitterのDMにご連絡下さい。
今後も関西圏の色々なCSにお邪魔すると思いますので、お会いした際にはどうぞよろしくお願い致します。話しかけて頂けると嬉しいです!
(まれに他の地域のCSにも顔出すかもです笑)
それでは、次回の記事でまたお会いしましょう。
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