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【1期B/第2回】~ファシリテーター4要素~Raise your flag②

Raise your Flag 1期生 B日程 第2回の Best noteはまおくんです!以下本文↓


毎週日曜日に「Raise your flag」というファシリテーター養成講座を受講しております。
Raise your flag について↓

本日の内容はファシリテーター4要素を学ぶでした!これまで独学でやってきた僕にはこうやって他人から教えてもらうことがすごくありがたい。

ここでは自分が積み上げてきたものとの共通点(学びなおしたこと)と違い(新しく学んだこと)に着目して書きます。ちなみにRaise your flagを僕の視点から見るとなので僕の解釈が多く入ります。なのでこれがRause your flagで学べることなのかと言われたらそれも違うのでご了承ください

ちなみに僕も自らのファシリテーションのコツや考え方をまとめた「進化するオンラインファシリテーションの教科書」というものを販売しております。今回の学びも含めた全体の流れに関しては以下のnoteに書いていますのでご興味あれば読んでください(/・ω・)/

ちなみに20部限定500円で販売してましたがそれは2日で売り切れました。今は30部限定980円で販売してます('ω')

本日全体で学んだのは以下の大きく分けると4つのことでした!

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1 環境整備

共通点(学びなおしたこと)

・ワークショップは始まりと終わりが大事であること

「始まり」と「終わり」を「その場に没入できること」、「日常生活に戻す」ことだと僕は解釈しました。ワークショップへ取り組める状態と、日常へうまく還元していくこと。この2点を創造するためには、始まりと終わりをファシリテータ及び参加者全員で共有することが大事であることを改めて学びました。

じゃあどうすれば参加者全員と始まりと終わりを認識するか?

①「ここが始まりですよー!」とか、「終わりですよー」っていう合図をみんなで共有する

皆で手を叩く、音楽を流す、などありますが大事なのは行為を共有することではないかと思いました。みんなで手を叩くという行為の共有、皆で1つの音楽・動画を鑑賞するという行為、ファシリテーターの開始の合図を聴くという行為。それらを共有することが「始まり」を創る第1歩だと思いました。

また、「終わり」に関しても同じです。行為を共有するので、集合写真を撮るとか、拍手するとか、ベルの音を聴くとか。それでいうと1本締めという飲み会の終了合図は凄く理にかなっているのかもしれません。

・全体構成をデザインすること

今(浅い)→過去(深い)→未来(中間)を意識して全体構成を組むと人は集中しやすい。チェックインでは今のことを聴く。チェックアウトでは未来のことを聴くことが多いのはこれが理由の1つなんだと改めて学びました。今までは学んで次につなげるためにはという視点でこの構成にしていたので参加者の環境整備の視点があったのは新しい気付きでした。

違い(新しく学んだこと)

・集中阻害要因を無くす

自分自身オンラインでファシリテーターをすることが多かったのでなかなか意識を向けられていなかった部分です。また、相手は万全のコンディションで臨んでくれるという妄信的な考えがありました。当然ながら参加者にはスケジュールやその当時の体調も様々あるのでその点に目を向けられていなかったのは大いに反省でした。それでは何に注意するかというと感覚とコンディションの2つでした。

感覚は視覚・聴覚、体感(温度・湿度)のことをいい、さらに具体的にすると「周りの目を気にしないですむようにする」、「集中の場で通知音や周囲の生活音が聞こえないようにする」「熱すぎず、寒すぎないようにする」です。特に体感のはなしでは、寒すぎると話題が寒いになってしまうのは確かに!と目から鱗でした。

コンディションは参加者の疲れや体調を考慮することです。十分な思考を要するワークを準備していたが、参加者がそれをできる状況にないと判断すればすべていったん組みなおすという判断が必要になります。このいったん組みなおす勇気と柔軟性は今後の課題だしあと8回で身に着けていこうと思います。

2問いかけ

共通点(学びなおしたこと)

・置き石理論

「置き石理論」を僕の言葉でいいかえると「一番問いかけたい問いを最大効用化するためには十分な準備体操を置きましょう」ということです。急に「なぜあなたは生きているのか」みたいな質問はしんどいのでそれまでにみんなが考えやすいような質問(核心的な問いに繋がる質問)を投げかけるとよいです。

これは本旨からはそれますが、なんとなくわかっているものが○○理論となって体系化されると頭に残りやすいと思いました。

・概念化(~とは)

核心的な問いをどうつくるかで大事な点です。自分の中で何となく使っている言葉を問い直すと核心に迫りやすい。コーチングでも核心的な問いをどうつくるのかはかなり考えるのでかなり納得しました。オープンクエスチョンのもう1つ奥にあるのが概念化というイメージを持ちました。

みんなが知っている言葉かつ答えが1つではないものに対して○○とはなんですか?を問うと深い思考にたどり着きやすい。さらに他の人の意見を聴くことで新たな認知が起こりやすいとも思いました。

・why

なぜの質問は強力です。whyで問う質問は直接的に相手の深い思考を引きだすので重宝します。ただし扱い方には注意する。コーチングでは基本的にはなぜを使わないようにするという考え方があります。なぜなら1対1で行うことが多いコーチングでは詰問になってしまいやすいからです。ファシリテーションはそれほどではないにしろ十分気を付けて使うべきです。このあたりはコーチングとファシリテーションで似た部分がありました。

3 立ち振る舞い

ファシリテーションがどういう場を創るでファシリテーターがどう振舞うかを考えるということです。

共通点(学びなおしたところ)

・受容環境

一番根底には受容環境(心理的安全性が担保された受け入れられる環境)を創り出す必要があります。肩書もそれまでの実績・能力も置いてみんなが自分の想いを話せてみんなでゴールに向かっていける場を創る。このためには3つの手法があります。

①伝えること 

グランドルールや注意事項でこの場のありかたを伝えることが大事だと改めて感じました。どうしてもワークショップは様々な人が集まります。またおしゃべりが好きなので喋りすぎてしまう人、意見を押しつけてしまう人、偉い人が場にいるから委縮してしまう人、その中で価値を創っていくためには全体に向けて「全員で創る」ことを意識してもらえるように伝える必要があります。また全体に向けるも重要だと感じます。行動や意識を変えてほしい人個人に向けてしまうとその人が受容されない環境を作り出してしまう恐れがあるので、全体に向けることが大事なのではと思います。

②自己開示すること

自分が自己開示することが大事です。これは常日頃僕自身意識しているし、返報性の原理を鑑みても大事だなぁと感じています。

③受け止めること

③に関しては新しく学んだことに入るのでのちほど!

・集中環境

受容環境を創り出したうえで問いに集中して向き合い続けられる環境の作り方は大きく分けて2つあります。

①問いかける

参加者が思考に詰まっていたら質問をかみ砕いたり置き石になる質問を投げることを意識することです。個人的にはスモールステップを踏むことと、具体と抽象を行き来するイメージです。質問の答えが高すぎる場合ははしごとなるような質問を置く、漠然としすぎている場合はケースを限定するように問いかけると答えやすくなるのかなぁと考えました。

②待つ

コーチングを教えているときに一番大事にしてほしいと僕も伝える部分になります。沈黙が長いと焦るかもしれない。だけどその沈黙は新たな気づきを得るために必要な事です。これはファシリテーションでも同じということを改めて認識することができました。
ただ、答えが早い人、時間が必要な人、様々いるのである程度時間の枠組みを提示するといいというアドバイスもいただけました!

・活性化環境

参加者全員が脳みそをいかにフル回転できるかという視点で創っていく。基本的には問いかける(参加者の脳を動かす問い)→整理する(グラレコ・要約するなど)繰り返す。そしてさらに「手放すこと」。手放すことはぼくがファシリテーションでいつも最終的に目指している目的地でもあります。ファシリテーターがなにもせずとも参加者が意見を交換しまとめている状態になれば最高です。ちなみに手放すことについてもう少し詳しく書いてるものがあります。(宣伝ばかりですみません(笑))

違い(新しく学んだこと)

・受け止めること

受容環境で創る上で行う事の3つめ「受け止める」
この受け止めるは参加者の発言に対して「否定」も「賛成」もせず、受け止めて発言してくれたことに対しての感謝を伝えることを意味しています。
「賛成」もしないことは今まで意識したことがなかったです。賛成してしまうとそれが正しいように見えてしまう。本当にその通りだと思いました。これまでの現場を思い返したとき、過度に賛成しないという意識は持ったことがなかったのでこれからはファシリテーションはあくまで中立であるという意識を強めていきます。

4 シュミレーション

違い(新しく学んだこと)

ここが一番の学びでした。僕自身これまでシュミレーションを煩雑にやっていたなと反省しました。参加者が遅刻したらどうするとか、途中の機材トラブルとか、電波状況が悪いとか、ワークショップをやるとトラブルはしょっちゅう起こります。そのことと向き合っていなかったことがあまりに多かったです。

シュミレーションを行う上では最高の状況と最悪の状況を5W1Hで考え抜くことが大事でした。基本的には現実は最高と最悪の2つの間に着地するので、最悪の場合を考え抜くことは大事だと気づきました。来週土曜日もオンラインワークショップがあるので最悪の状況は何なのか自分なり考えて臨みます!ちなみに来週土曜は↓

終わりに

とはいえ

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まさしくこれだと思います。問いの出し方、待つと問うの見極め、手放すタイミングなどケースバイケースの瞬間が多いのがファシリテーションでそこが難しいところであり面白さでもあり代替不可能なこれからの人間に求められる力でもあるので、柔軟な応用力を実践ひたすら繰り返して身に着けていくしかねぇと考えています。


《雑記》
後半かなり雑になってしまったことを反省して次に繋げます('ω')オンラインファシリテーションの教科書にはもうちょっと詳しめに反映していきます~




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