見出し画像

てんどん記が終わってしまった。

2021年12月24、25日 草月ホール
男性ブランコ単独コントライブ
『てんどん記』

終わってしまった…。

私は今、ものすごい腑抜けになっています。
腑抜けという言葉では片付けられない。他に何かいい言葉はあるのだろうか。
この腑抜けの状態で、年末だというのに何もやる気がしない。
これを怠惰と呼ぶのでしょうか?…。

いいものや、好きなものに触れたあと。そしてそれが終わったあと、私は必ず腑抜けになっている。
今年は、大好きなTEAM NACSの公演「マスターピース」があり、こちらもチケットが取れたので会場に行き、千秋楽の配信を見て腑抜けになった。
そして、2ヶ月ごとに行われる大相撲が終わったあとにもこの現象は訪れる。

ただ今回はそれをも超えている。
それは、かつて私が役者を目指していた頃、先輩の演劇ユニットに入れてもらい公演をうったことがあったが、その公演が終わったあとに感じた思いに似ているものがある。

私は、24日のチケットを幸運にも手に入れていて、取れた時から休みを宣言していました。
前回のトークライブでは、早退理由をでっち上げましたが、今回はただ「休みます!」とだけ高らかに宣言。理由を誰にも問われずに助かった。

私の仕事は、常に処理をしなくてはならない業務があるのですが、毎日突発的に処理をしなくてはならない業務が入り、それが入ると通常処理はストップするという、いつまでたっても通常業務が終わらない仕事。
先月くらいから、この突発的業務があまりに多く、仕事が常に山積み状態で、どうしても24日の休み分を鑑みなくてはならない。
でもそんな状態でも、いやそんな状態だからこそ、どうしても単独が楽しみで仕方がなかった。単独に行くのは夢だったし。

この1週間は、いろんな意味で本当に忙しかった。

12月19日はM-1。朝から勝手にそわそわそわそわ。
髪を切って、真剣に漫才を見て、男性ブランコに歓喜をあげ、今思えばとてもすごい一日だった。

次の日からは、必死で仕事を片づけた。
それでも終わらず家に仕事を持ち帰り、家族が寝静まったあとに夜中までやっていた。
そんな時、男性ブランコについている文筆家のワクサカソウヘイさんがスペースをやって下さっていて、それを聞いて救われ、浦井さんのやっているラジオ「浦井の枕もと」をずっと聞いて、さらに救われた。

ずっとランナーズハイでいたようだった。
でもさすがに23日は気持ちがもうコントライブに行ってしまい、全然身が入らず。
もう最低限のことだけしてこの日は終わりにしてしまった。

明日から何を支えに励めばよいか…。

会社で私は猫を被っている。好きで被っているのでそれはいいのですが、男性ブランコ好きとは誰にも話していない。なので、この腑抜け具合は隠しておかなければならない。

配信期間は1月1日まで。そのあと、どれだけ腑抜けが強まるか考えただけで恐ろしいが、せっかく与えて下さった幸せな時間。十分に味あわないともったいない。
今日も観たけど、本当に素晴らしくて、もう凄すぎます。今やあんなにお忙しくなられたのに、その中でここまでのものを作り上げるお二人が、本当に凄いです。どうしてこんなに凄いものを作りあげられるのだろうか。もう言葉が見つかりません。
感想はまた改めて書こうと思っています。

浦井さん、平井さん、スタッフの皆さま、こんなに素晴らしいものを届け下さって、本当にありがとうございました。
そして今は、トニーフランクさんの作ったエンディングテーマ『てんどん記』が頭の中でぐるぐるしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?