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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 10話


巻之十「雷神と滅びの谷」

Aパート

 何気にOPでゴウライジャーの素顔が追加されてることに今更気づいた(遅。
 今回はハリケンジャー側から始まり。文献を探してはみるものの、”アレ”が何なのかわかりません。現状わかっているのは水が必要、なぐらい。
「館長、迅雷の谷に行かせてください」

 吼太はゴウライジャーのアイテムが迅雷の谷に封印されたことから、同じ洞窟に”アレ”の手掛かりがあるのではないか、と健闘を付けたようです。おぼろさんは情報戦で負けているから、新兵器で挽回、と意気込みます。タイトルコール。
 迅雷の谷にやってくるハリケンジャー。ジャカンジャに生徒が滅ぼされたことから、すでに人がおらずに寂しさを感じます。とりあえず分かれて捜索開始です。
 一方のゴウライジャーもアジトを修復して復旧させます。何やら調整と言ってますが……?
 ハリケンジャー側はセキュリティトラップの手痛い歓迎を受けてます。前回はなかった、ということはゴウライジャー側が設置したのかな?
 一方のジャカンジャ、サーガインとフラビージョも迅雷の谷に潜入。目的は同じようです。こちらはあっさりと罠を看破しています。
「私たち、あの二人と握手したわけじゃん、こういうの裏切り行為っていうんじゃないの?」
 意外と殊勝なことをいうフラビージョ。対してサーガインはゴウライジャーも抜け駆けを狙っているといいます。間違ってないな。「いい感じ」と2人に対して好意的なフラビージョが印象的。雷嫌いなんかい。
 アジトではウェンディーヌもゴウライジャーのことを気に入ってるよう様子。女子組からやたら受けがいいな。2人の作戦の安否をチュウズーボは気にしますが、2人に任せろとタウ・ゼントは静観。
 ハリケンジャーは谷を捜索するも、封印の洞窟を見つけられず一旦、合流することに。
「前はここに居たのになぁ」

 なんだかんだで前回と同じ場所に来てる鷹介、やっぱり仲間になれないことが心残りなんだろうな。合流した際にまさかのサーガインたちとばったり出くわします。
「暗黒七本槍、最強の剣士サーガイン様が3人纏めて相手してやる!」
「まかせたよぉ~」

 やる気のまったくなフラビージョに笑う。敵役なのに妙な愛嬌があるなこの人。ハリケンジャーも変身して戦います。
「暗黒二刀流、巌流剣!」

 サーガインのモチーフは宮本武蔵なの? 3人がかりでも圧倒するところはさすがは7本槍、楽な相手ではありません。しかし、戦闘音を聞いてゴウライジャーが駆け付けます。
「フラビージョ、撤収だ!」
 判断が早い。
表向きは協力しているので、ここで問題を起こすわけにはいきません。旨い具合に勘違いしてくれて(実際、勝手に侵入して情報を盗もうとしたのは事実だし)、相打ち状態に持っていきます。吼太はそれなりにやる気ですが、鷹介はまだ、ちょっと抵抗がある感じ。
「出でよ、バリサンダー!」

 ここでまさかの新アイテム、専用バイクを引っ提げる2人。容赦なくハリケンジャーをひき逃げアタックします。今だとコンプラ的に出来なさそう!
「それにしても奴ら、どこまでも奥が知れぬ……!」

 能天気にゴウライジャーに惚れてるフラビージョに対して、サーガインはますます2人を危険視します。ゴウライジャーがさらにハリケンジャーを追い詰めたところでCM。

Bパート

 アイキャッチ、最近、爆発を背景にバイク走らせる構図も今日日、見なくなってしまったな。ちょっと寂しい。
「500年前、こんな奴らに負けただけでゴウライジャーが封印されたと思うと、悲しくなるぜ」

 ”アレ”の情報を盗むために侵入したことはすでにバレバレな様子。サーガインたちの存在にも気づいていたようです。
「谷に潜みし我らが力よ」
「今こそ封印を破り、その姿を現すのだ!」

 ゴウライジャーが唱えると、雷が2人の周りにおいて、ゴウライビートル、ゴウライスタッグのシノビマシンが現れます。その存在に、疾風流だけではなくジャカンジャも驚きを隠せません。ハリケン側もシノビマシンを発信して対抗します。
 火炎鷹で対抗しますが、ゴウライビートルの圧倒的な火力の前に避けるのが手一杯です。ゴウライスタッグは光学迷彩でレオンとドルフィンを翻弄、自慢の角で振り回します。分離形態ではかなわないと、旋風神に合体します。
「合体はハリケンジャーだけの専売特許ではない!」

 対抗するようにゴウライ側も合体、轟雷神となります。今度も一方的に旋風神を圧倒する轟雷神、負けじとソードスラッシャーを召喚しますが、斬撃すらも全く聞かず、受け止められる始末。旋風神の巨体を軽々と投げ飛ばします。パワーと装甲が段違いです。さすがは新商品は強い。
「今日こそはハリケンジャー落第かも」

 フラビージョの言葉をしり目に、何かを考えこんでいるサンダール。
 ゴートハンマーで対抗しようとするも、おぼろさんから待ったがかかります。新しいカラクリボールが完成したようです。しかし、使おうとするとシノビメダルがまさかのゴウライジャー側に奪われます。そんなことまでできるの!?
 奪ったプラントアックスを使い、さらに旋風神を追い込んでいく轟雷神。最後は大回転轟斬りで旋風神を破壊します。いや、破壊された!? なんだかんだでいいところで撤退すると思ってただけに、完全に破壊されるのは予想外。
 大破した旋風神、コックピットで気絶するハリケンジャーたち。
「豪雷神が目覚めた今」
「この谷にもう用はない!」

 大破した旋風神をしり目に去っていく轟雷神、そのスペックに科学者ゆえに驚愕するサーガイン、ゴウライジャーの実力に考えを改めるチュウズーボ、様々な思惑を見せながら次回に続く!

次回予告

 吼太メインの復活回?

感想

 ハリケンジャー完全敗北……! なんだかんだでゴウライジャーのことを諦めきれてない鷹介に対して、目的がはっきりとしているだけに非常にされる霞兄弟の容赦のなさがえげつない。
 完全敗北を期したハリケンジャー側がどう再起するのか、次回に期待!

レンスト雑語り

 今回は初登場したゴウライ側の新シノビマシンの一体、ゴウライビートル。第5弾「五龍の逆鱗」にてゴウライジャー共々、収録。

耐熱限界ギリギリまで粘って突っ込むぞ!援護を頼む!

 絵は角変化で変化した火球から姿を現したところを迫力ある構図で描いている。能力はお互いのダメージ1点につきBP+1000され、BP8000以上でSP1を持ちストライカー能力を得るというもの。BP8000になると破壊されるというデメリットもあるのだが、次の第6弾「紅き六戦士の帰還」にて収録されたゴーゴーVの「イエローアーマー」がバトルエリアに出る度に墓地にあるMユニットを回収するという能力を持っており、組み合わせることでデメリット効果を無効化してさらに効果を最大限使えるというコンボができる。

八輪駆動の突進力で、崩落部分を貫く。突入口と脱出口が一往復で同時に確保された。

 このコンボが非常に有能すぎて、ハリケンジャーのカード化されたMユニットどころか、合体後のLユニットすら圧倒してしまったのが最大の不幸かもしれない……。

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