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ジミーサムPさんについて語る

こんばんは!
ボカロ楽曲の作詞や歌ってみた等で活動しております、rai。と申します。
今回は私の尊敬しているボカロPさんについて語りたいと思います。
既にタイトルバレしているのでお分かりかと思いますが「ジミーサムP」さんについて語ります…!
由来は“地味なサムネ”だからジミーサムPという‥‥
個人的には“滋味”があっていいなと思ったり笑

(今回の記事では自分なりの解釈が入ることもありますので参考程度になれば幸いです。)

この記事で紹介したい楽曲は山ほどあるのですが、今回は的を絞って「from y to y、Calc.、little traveler」について触れていきたいと思います。
(訳あって三部作の一つ、Pierrotの紹介を省略させて頂いていますが興味ある方は是非そちらも…!)

1 from y to y

この楽曲は感傷的なバラード曲でメロディーと歌詞がとにかく優しく繊細な響きです。

サムネの指輪はジミーサムPさんの自前のものでその方との失恋を歌っている楽曲のようです。
また「from y to y」のyはお互いの頭文字を取ったもので「yさんからyさんへ」贈るものなのでしょうか。

また、この楽曲のミクさんの声が特徴的で同氏の他楽曲のミクさんとは違った雰囲気の「涙声」のような歌声になっているのもポイントです。
それを優しく介抱するかのようにルカさんの優しい歌声がバックコーラスに入っているのも魅力の一つです。

楽曲後半部の「もう二度と戻れないの?」直前の「Ah…Ah…Ah…」というミクさんの歌唱があると思うのですが、ここで〔寂しい·辛い·悲しい〕を上回る言葉にできない程の感情の爆発と盛り上がりがあるのが個人的な感動ポイントです。

同じくラストにかけての歌詞↓

「数え切れないほどの罪を重ねてきた
 その手に触れたこと
 君の隣でそっと生きようとしたこと

 孤独の痛みで償うから
 君の記憶にそっと居させて      」

数えきれない程の過ち=罪を犯してきた代償として、一人で生きる悲しみと苦しみを背負うからせめて「君の記憶にそっと居させて」と歌っているのが謙虚、そして健気で個人的に凄くウルっときた部分です。

2 Calc.

こちらもyさん三部作の内の一つの作品です。
from y to yと連続した世界観となっていると想像されます。from y to yとはガラッと雰囲気が変わってバンドサウンドに乗せた軽快な恋愛ソングになっています。

こちらジミーサムPさんのルカさんカバーがあるのですが、そちらもとってもおすすめなので是非!
スローテンポバラードアレンジで温かいルカさんの歌声が優しく包みこんでくれます。
(ちなみにそちらはジミーサムPさんの発表されているCD音源で出会いました。)

Calc.は元気なバンドサウンドに乗せられた切ない歌詞なのですが、from y to y 地点よりどこか少し前向きになっているような印象も受けました。
サムネイルの緑の文字の暗号にも意味があるらしく、解読された方によるとミクさんとルカさんとジミさんがジミーサムPさんに「yさんのことはそろそろ諦めなよ」のようなことを言っているということをある記事で見かけました。
サムネイルにもしっかりと意味があってそれに理由があることを知ると作者の意図を少し知れたような気がして嬉しくなれますよね。

3 little traveler

こちらもピアノとストリングスの拡がりと、歌詞の世界観に惹き込まれる感動的なバラード曲です。
サン=テグジュペリの名作、「星の王子さま」がテーマになっています。私自身、この楽曲がきっかけで「星の王子様」を何度か読み返したほどその世界観に没入してしまいました。

星の王子様のあらすじを軽く紹介させて頂くと、王子様が自分の小さな星に唯一ある薔薇を愛していたのですが、ちょっとしたすれ違いにより星を離れて別れることになってしまいます。
様々な星を旅して、キツネから大切なことを教わったり沢山の薔薇を目にして王子様は次第に自分の星の薔薇の大切さに気づかされていきます。
本書には様々な人生訓が散りばめられていて大人の私でも気づかされることばかりです。

キツネのセリフに「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」という言葉があります。
自らの限られた人生の中で、ある人にどれだけの時間を注いだか、そしてそれが愛に変わっていく…ということが書かれています。
実際、出会ったばかりの人のために何かを施す…というのは中々難しいことなのですが、何度も回数を重ねた相手とは(それが男女問わず)愛(絆)があるからこそ、その人のためだったら何かをしたいと思うものです。
他にも色々とメッセージがあったのですが本書ではこれが一番に伝えたいことなのかなと感じました。

ジミーサムPさんにとってのyさんはこの唯一の薔薇と重なり、空虚でとてつもない寂しさを抱えた一人ぼっちの王子様(ジミーサムPさん)の想いを綴った曲なのではないかなと私は想像しています。

以上が今回の記事となります!
ジミーサムPさんの恋愛ソングについて触れていきましたが、駄文散文となりすみません🙇🏻
他にもNo Logicや仮想市民など、どん底にいる時に救い上げてくれるような名曲が沢山あるので是非聴いてみてくださいね!

それでは今回はここで失礼致します。

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