逃げ出した巣穴を見て思うこと。
突然ですが、実家にいます。
実家のお風呂からお送りしています。
母が帰省して、お嬢さんがひとりなので私が手伝いに来ました。
でも。明日には帰ります。
本当は母が戻ってくるまでお母さん代わりしたいけれど、ここにいたら私が壊れてしまう。
私が弱くなければ。
トラウマを克服できていれば。
そもそも、その存在がなければ。
そう思うと本当に悔しくて悔しくて。
自分が情けなくてもどかしい。
なんでこんなにトラウマに苛まれて、10年以上前の記憶に怯えて生きてんのかわかんない。
今日は帰ってこないのに、お嬢さんと私だけなのに。この家にいるだけでもうダメなんだろうな。
今ひとりの風呂場で泣いてる。
本当はお嬢さんのそばに居たかったし、お母さまの負担減らしてあげたかったし、
高校や第二の故郷まいばすにもっとふらっと行ける距離に住んでいたかった。
実家にいるという事は、少なからずそいつの金を使うという事で。
そう考えるだけでもう食べたもの全部吐きたくなる。
やっぱりこのままここにいたら私は壊れる。
お嬢さんは心配だけど。何もできないのは本当に悔しくてもどかしくて不甲斐ないけれど。
私の居場所に帰ろう。
ハタチの心削りながら働いて、必死で守ってる地味で冴えない生活を続けよう。
*最後まで読んでくれてありがとね、おしまい*
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