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わたしとタナト。

#タナトフォビア って言葉。あまり馴染みのない方も多いでしょう。私も最近知りました。時々noteでタナトって言ってるのもそれです。

まず、言葉の意味なんですけど。「死恐怖症」です。 #恐怖症 の一種。
なんだっけな。死の神の名前と恐怖症の英語フォビアを足した造語だったはず。

高所恐怖症、閉所恐怖症、暗所恐怖症、模様恐怖症、先端恐怖症……いくつか恐怖症を知っていたけど、自分も恐怖症だなんて思っていなかった。

今もまだ、確信をもってそうだとは言えない、言ってない。軽度だし。

でも、私の症状をちょっと書いてみようと思います。


まず、今考えてみればこれもタナトフォビアゆえなのかも。と思ったこと。考え方なんですが。「今死んだら」という思考に至る回数が多い。

「今死んだら私の少ない財産は○○へ。でもこれは△△が気に入ってくれたから△△にあげよう。今まで集めたあれは□□にあげたら大事にしてくれるかな」と持ち物の行先を探したり、葬式に来てほしい人をリストアップし始めたり、一緒に棺に入れてほしいもの考えたり。

いつからかわからないくらい昔からなので、正直変わってるとも何とも思ってなくて。何の違和感もなくその思考を巡っていた。

でも、普通じゃないらしい。


あとは、背後から人が来るのが苦手。

後ろに人がいるのが当たり前な状況だったら平気なんだけど、違う方向に向かっていた人が急にこっちに来た時とか、一人で歩いてる道とか。

後者に関しては、後ろから人の足音やバイクの音がするだけで、刃物を持っているかもしれない、鈍器で殴られるかもしれないと思ってしまう。私を殺して走り去っていくかもしれない。と。

自分だけじゃない。誰かと一緒に歩いてて、その人のそばを誰かが通り過ぎようとするのも怖くなることがある。隣で誰かが死にかけても私は何もできないからね。

大丈夫大丈夫って自分に言い聞かせる程度で済む日が殆どだけど。日によってはそばに来る前に近くの家のインターホンの位置を探して、携帯の電話発信の画面を開いておく。

悪い妄想が過ぎるだけなのかな。

**でも普通じゃないよな。 **

これは、体調や精神状態によって全く問題ない時と少しでもアウトな時と差が激しいんだけど。ドラマとか映画で人が死ぬシーンも苦手でね。

家で見る分には、そういうシーンだけうまく気を散らせるし、それでもだめだと思ったら見るのをやめればいいから平気。でも映画館はそうもいかないから、発症してしまったらどうしようもない。

本当にダメな時は、物語で目の当たりにするだけでも、眩暈がして汗びっしょりになって、溶けるように力が抜けて座っていられなくなる。

映画館に何年も行けていないのはそういう理由。どれだけライトなコメディでも誰も死なない保証はないからね。

考えられる原因の話は追々するとして。
私はこんな感じでタナトフォビアを抱えながら生きています。
治したいと思うけれど、そう簡単には治らないんだろうな。

あなたにはなにか、怖いものはありますか。

*最後まで読んでくれてありがとね、おしまい*

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