『月とケーキ』

高校生の頃からずっと仲良かったお友だちカップルがお別れしてしまって、3人では会えなくなってしまった(現状)。(本人、読んでたらごめん。きっと読んでいないだろうが。)

かなりショック。いや、当人が一番ショックなのだろうが。なぜ当人にはなれない。ここで僕だけが違う関係性だったことを思い知る。

僕の大好きなあの子やあの子を、好きになったと言った君たち。僕は君よりもずっとあの子を愛していたよ。隣に眠るだけで涙が出るほど好きだったのに。君たちがモジモジしてる間に、僕は何度も好きを伝えて、抱きしめていたのに。

恋に落ちた瞬間、恋に落ちた奴だけが今以上の関係を求められるアレ、何なんだ。

愚かで哀れなる人間たちよ。恋愛は人間関係を破壊する。

でもいま『月とケーキ』を見て、誰かと同じ空間に住んで、ケーキ屋さんに行ったらケーキを3つ買って帰る人生が、とても羨ましく思えた。

菜月のクスノキへの恋にジェラシーを覚える慎、哀れで愛しい恋の感情に、少しだけ憧れを抱いた。(井浦新と市川実日子効果もある)

そして、4人でケーキを1つずつ選んでケーキ占いをしている描写で、「家族っていいな。」と思った。

でも僕は「家族」がほしいんじゃなくて、誰かと2人で、2人以上で一緒に暮らす未来にいいなを感じてるんだと思う。親子じゃなくても、婚姻関係がなくても、恋人でなくても、一緒に住む人を「家族」と呼んでいいんだけど。いや、それを家族と呼ぶんだよ。

「友達」と一緒に住むとか、ルームシェアとか、恋人と同棲とかじゃなくて、僕は家族と一緒に暮らしたいな。


とにかく何が言いたいかって今は、こういう話のできる友人がほしい。

誰と誰がつきあったとか別れたとか、誰がブスで誰が可愛くなったとか痩せたとかの話より、猫と暮らすなら名前はなにがいいかとか、こんな場所でこんな暮らしがしてみたいとか、そんな話がしたいな〜。

ちなみに『月とケーキ』はTVerの配信で無料で全部みれるので、ぜひ。僕は1の菜月と慎のお話が好きです。

https://tver.jp/series/srnevdin9j

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