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らいののVRChat日記 2023/05/16

VRChatでスパルタ的に社交不安を治そうと思ってinしていたら、いつの間にか軽い鬱状態になっていた。
実は楽しいことをやっている最中にもストレスを感じているもので、それも積もれば心の負担となるのだ。今この軽い抑鬱と社交不安を一挙に解決すべくSSRIを飲んでいる。

VRChatを初めて新しい悩みもできた。今までニンゲンに興味を示してこなかったツケとして、自分から会話を切り出すことができなくなっていたのだ。言葉のキャッチボールを投げ返すことはできても、自分から投げにいくことができない。まあ、追い追い鍛えていくしかないか。

悩みがあることはいいことだ。この5年くらいまともなコミュニケーションをとっていなかった中での悩みということは、今まで持っていた悩みとは違う、外部との関わりの中で生まれたそれということになる。
これは自分の中で大きな進歩だったと思う。今までくだらないことを自問自答してきたが、今こうして厳しい現実にぶち当たって、現実味のある問題がようやく目の前に降って湧いてくれたのだ。

いくらポジティブシンキングしても、抑鬱はどこかへ行ってはくれない。だから少しの間VRChatでの積極的な交流を休むことにした。


猫にラーメンをやりながら

身長60cmのminimikoとなって、猫の隣に横たわりながら、ポピー横町の飲んだくれの話を盗み聞きして過ごすことにした。放置中や睡眠中の人の口元に時々ビールを添えて。小さすぎるアバターには話しかけないという雰囲気がなんとなくあるような感じがしたので。
子供の発達の中で、他人とコミュニケーションをとらないまでも皆で同じ空間にいながらそれぞれ好きなことをして遊ぶというフェーズがある。19年ぶりにそれと同じことをVRChatでやりなおしている。

フレンドが様子を見に来てくれた。そこにいた人たちの間でまた会話が生まれ、それを盗み聞きする。
この日僕は立派な(?)Rom専、あるいは無言勢となっていた。無言勢にもいろんな理由があるのかもなと思った。

フレンドと話していた中に吃音持ちの人がいた。自分なら話す"必要"がないと思って話さないようなことを言葉を詰まらせながら、解釈に少し力がいるくらい詰まらせながら語っているのを、まわりはじっと聞いてくれていた。
会話の内容などそこまで気にしなくても話せば聞いてくれるんだなと、少し安心した。"特筆すべき話題がない"というのが、僕が会話のキャッチボールができない理由の一つだったから、この気づきはとても意味のあるものだった。僕は自分で勝手に会話のハードルを上げてしまっていたのかもしれない。


OPENの看板の裏で聞いている

このスクリーンショットを友達に送ったら「ネカマの巣くつ」と帰ってきた。
彼は美少女にならざるを得ないという特異な状態を知らないようだ。

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