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さめはんの喫茶探訪記

暦の上では「処暑」を迎え、秋。とはいえまだまだ暑さが続く日々。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
わたくしは、毎年夏が近づくと「今年こそは水着美女とナイトプールでパリピしたい」と思うものの実現しない夏を何度もループしております。
そんなこんなで「夏のおもひで」を作るべく向かった喫茶店の話について、しばしお付き合いください。

謎のワンダーランド

福島競馬場の厩舎地区沿いを北側に歩いていくとそのお店が見えてくる。「ふしぎのくにのアリス」。

駐車場にあるイラストどこか海外の怪しいお店をイメージさせる

店名からワクワクしかしない。勇気を振り絞って扉を開けようとすると、空かない。閉店中だろうか。もう一度確かめてみると扉には「営業中」の文字。再度トライすると、開いた。扉が古くなって開きづらいだけのようだ。いや、こういうアトラクションなのかもしれない。

店名の「ふしぎのくにのアリス」から、美魔女のマダムが接客をしているものだとイメージしていたが、控え目なおじいさんが出てきた。

店内はノスタルジックのある内装だった

「お昼はランチしかないですか大丈夫でしょうか?」とお店のおじいさんから聞かれた。「はい、それでお願いします」と応えたのち、店内を見渡す。いつの時代に描かれたのか分からない茶色く変色したマンガが積まれている。そのことから年季を感じた。お店のお客さんは筆者含めて2人。穏やかな時間が流れていた。
そして料理が届いた。

ワンプレートに溢れる世界。

なにこれ?

思考が停止した。ワンプレートにいろいろ載っているがなにがなんだか分からない。一つ一つを口に入れて状況を整理する。写真右は、冷やし中華だった。お酢の酸味のある味が、夏の疲れた体に染み渡る。そして写真右奥は、そばだった。しかもカレーがかかったそば。「ここは日本なのか?」ますます思考がこんがらがる。
そして写真左は、味ご飯。ふるさとのおばあちゃんの味だ。写真左手前はチキン。ガパオライスに載ってるような味である。

ワンプレートで世界旅行ってわけね、ルパン。
不二子ちゃん、その通りだよ。
(思考が停止してる)
写真奥のスープは野菜がたくさんでおいしかった。プレートの料理の味が若干濃いめに感じたが、それをスープが中和してくれた。

食後にはコーヒーがつくランチだったがこれがまた、すごかった。

世界旅行から名古屋へひとっとび。

なんかパンついてるw

うん。ケーキは分かる。なんかパンついてる!世界旅行をワンプレートで味わった次は名古屋のモーニングへひとっとび。なんちゅうアトラクション。パンはコーヒークリームとマーガリンが塗ってあった。あんこだとさすがに重かったが、コーヒークリームの苦みがほどよい。そしてケーキ。爽やかな酸味のあるチーズがビューでした。
ああ、しかし、この食後のコーヒーだけは、飲まずにいられん。豆をひいたいい香りが広がって、お口の中がスッキリしました。

そしてお会計時に「絵柄のトランプをひいたら50円引きです」と店主から言われ、カードを引くとハートのキングを引き当て50円引き。これだけ楽しめてお値段450円。
すばらしい食のアトラクションでした。

次はランチタイム以外の時間にも行ってみようかと思います。
以上、アラサーおじさんのテーマパーク探訪記でした。



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