絶望夏日記6

今日は少し思うところが多い1日だったのでもう1本書かせていただきます。

今日、とある方から「希死念に関して人に話さない方がいい」みたいなことを聞かされた。話の流れからはまあ、一理あって納得した反面、「あぁ、この人は死にたいと思った経験がないからそういうことが言えるんだな」と思った。(誤解していたらそれは訂正するけど)

筆者も希死念を周囲に伝えたがゆえ、友人や知り合いが離れていってしまった経験があるが、結論から言って希死念は人に伝えてもいいと思う。
これはよく聞く話だと思うけど、自死してしまう人のほとんどは周囲に伝えることなくいきなり消えてしまう。極限状態だと思う。まだ伝えられるってことは心のどこかで「まだ生きたい」という希望があるから周囲に伝えて本人なりのSOSを発信しているのだと思う。

自分の経験談になるが、希死念を周囲に伝えたことで救われた経験がある。今もお世話になっている主治医の先生に「もう死にたいです」と伝えたらしばらく沈黙したあと、「もう死にたいって思わないって先生と約束をしよう。」と言われて助かったことがある。それ以来、死にたいと思っても行動に移すことはなくなった。

あと最近大事だなと思ったのは「当事者同士のコミュニティーの場」があることが一種のセーフティネットになることだ。
かけてもつながらないお悩みなんちゃらラインなんかよりも、そういう状態になったけど乗り越えた当事者の方を先生にして話を聞くとか、寄り添うといったコミュニティーの場が必要なんじゃないかと感じている。

日本人は「我慢は美徳」みたいな風潮があるけど、これに関しては「我慢は猛毒」だと思うので誰かに助けを発信したほうがいいのではないかと思う夜であった。

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