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富山湾、秋の太刀魚天秤餌釣りの極意を伝授しよう。

秋晴れの続くよい季節となりました。

さて今回2年間に渡る船での太刀魚釣りを続けて来て、自分なりに極意を極めた(つもり?)なので、釣り好きの皆さんに伝授いたします。

かといえ、釣りと行っても、魚種、場所、季節、当日の天候、仕掛けにより幅広い選択肢となるので、今回は下記限定範囲でのお話です。

なんやねん、そこだけの話かよっ!

まぁ、マニアックな話として興味なければスルーしてください。

限定範囲とは、

①富山湾

②太刀魚

③秋(9月中旬から11月)

④天秤餌釣り(電動リール使用)

以上の範囲です。

当然、いかに多く、ドラゴンサイズを釣り上げるかの極意です。

ではさっそく参りましょう。

先ず、船に乗る際に、釣り座はどの位置が一番有利か?

①それは、右舷トモです。(船の進行方向を前とすると、右側の一番後ろ)

しかしこの場所は希望通りにゲットするのは難しいです。

なぜなら船長が決めるからです。。。

さて次にタックル(竿)ですが、太刀魚専用のものを選べば無難ですが、その他の青物より小さい魚(アジ、サバ、根魚)も狙いたいのなら、

②2m以下で、8:2調子のライトタックル用をチョイスすれば間違いなしです。

そして電動リールはと言えば、

③ダイワかシマノの200番もしくは300番程度。お勧めはダイワのレオブリッツ200Jです。竿を持つ手でジョグレバー(巻き上げダイヤル)が操作できるからです。余談ですが、私はマダラ狙いに別のタックルと電動リールを買いましたが、マダラ釣りの場合はダイワのシーボーグ300Jを使います。

レオブリッツ200Jと同じような操作性を保持しながら、パワーアップしているわりにコンパクトな設計なので、水深200ⅿから重いマダラを巻き上げるには十分です。

そして電動リールに巻くラインとショックリーダーは、

④ラインはPEラインの1.5、ショックリーダーは8号です。

そして仕掛けですが、これが悩みの種ですが私のお勧めは、

⑤市販の太刀魚1本針仕様で針の大きさは2/0です。そして更にケイムラパイプとタコベイトを後付けする仕掛けです。

太刀魚は歯が鋭く、よく針先を切られるのでワイヤーハリスも使ってみましたが、期待したほどの耐久性はありませんでした。ですから仕掛けは消耗品と割り切り、市販のものを買い、自分なりのこだわりを付加するのでいいと思います。ケイムラパイプの長さやタコベイトの大きさ、色は、これこそ個人の好き嫌いがあるので、すいません、これだけは自分で考えてチョイスしてみて下さい。仕掛け全部を自作しないと我慢出来ないという人はどうぞおやりください。そこに更なる楽しみが生まれると思います。

そして餌ですが、毎回お世話になっている富山市岩瀬漁港から出ている遊漁船『忠芳丸』さんの吉村船長が毎回準備してくれる、

⑥コノシロの切り身です。

ここで肝心な点は、針につける餌(コノシロ)が海中で回転しないように事前にハサミで整形するという点です。この整形の仕方は太刀魚釣りのYouTubeで紹介されているのでご覧ください。

そして極意中の極意ですが、誘い方です。

誘い方としては、

・電動リール微速ただ巻き

・手シャクリ

・電動リール微速巻き+シャクリ

私は、最後の電動リール微速巻き+シャクリで竿頭を数回取りました。

船長の指示棚に合わせ、仕掛けを投入し、仕掛け分の長さを手巻きします。エサを安定させないと仕掛けが絡まる可能性が高いのです。そこから電動リールの微速巻きを開始します。ダイワレオブリッツ200Jの場合の微速は、8ですが、9で微速巻きをかけます。そしてシャクリを始めるのですが、竿の位置を真下を0度、水平を90度とした場合に、20度から70度までをシャクリ幅とします。そのシャクリを早めに2回連続行い、5秒の静止、これを繰り返します。その途中でアタリがあった場合には、シャクリ幅を20度から40度にせばめて2回シャクリ、5秒の静止を繰り返します。アタリがあってもそれは、太刀魚がエサをかじっているだけの状態なので、決して急に電動リールを巻き上げたり、竿を大きくシャクリ上げてはいけません。

小さなアタリが数回続いたあとに、竿先がググッと食い込む『本アタリ』が来ますので、その時が勝負です。先ず電動リールで急速巻き上げを2秒行い、竿先がギューんと曲がるか、魚の重さを腕に感じたならば、竿を大きくシャクリ上げます。これを『鬼合わせ』と呼び、太刀魚の口先に確実に針を食い込ませるための動作なのです。

以上をまとめると、

⑦仕掛けが指示棚に着いたら、手巻きで仕掛けの長さを巻く。

電動リールを微速にセットする。

竿のシャクリを20度から70度まで2回シャクリ、5秒の停止、これを繰り返す。

小さな前アタリが来たらシャクリ幅を20度から40度へ変更。これを数回。

本アタリが来たら、電動リール急速巻きを2秒、重さを感じたら竿を鬼合わせ。かかったと思ったら中速で巻き上げる。

この⑦が極意です。

これまで2年間、10回を超える太刀魚狙いの遊漁船に乗りましたが、やはり人による釣果の差は歴然と出ます。

ある人は、電動微速巻きしかしないと頑固一徹の方ですが、先月ご一緒した際は私が20本に対し、その人はたった一本しか釣れてませんでした。

釣りの醍醐味は、『釣れない時にどう釣るか』を考えることでもあります。

富山湾での太刀魚シーズンは、梅雨時の6月と秋の9月後半から11月までの2シーズンです。ドラゴンサイズが混じるのは10月に入ってから、まさに今が秋太刀魚のシーズン真っ盛りなんです。

ここまで書いて、お伝えしたい極意の中で忘れていましたことがありました。それは、

⑧緑色もしくは赤色発光の水中ライトを天秤中央に付け、その下にオモリ(40号から60号)を付けるです。

太刀魚釣行は午前2時もしくは3時出港と早朝です。当然釣り始めは夜ですので暗いです。夜釣りで魚を集めるには水中ライトが効果的だと思っています。今年の梅雨時までは赤色発色を選んでいましたが緑色に変更したあとの釣果がアップしました。海の濁りによって発色効果が違うらしいのですが、これは七不思議の領域とさせてください。

極意最後の点です。それは、

⑨太刀魚が水面に見えてからの動作をすばやくです。

水面に太刀魚が浮いてきました。サイズはデカいぞ!と眺めています。そこで気がゆるみます。太刀魚が針から外れ、海中へと。。。。

こんなケースが多々あります。

太刀魚は仕掛けのテンション(張り)が抜けると逃げる可能性が大きいので、太刀魚が水面に見えたら素早く天秤を手につかみ、すかさず仕掛けにテンションを掛けながら一気に太刀魚を船内に取り込むことです。太刀魚を勢いよく船内へ放り込むというイメージで釣り上げて下さい。

さて、船での太刀魚の釣り方としては、テンヤ、ジグ、餌と3通りの釣り方がありますが、60歳を過ぎた私としては体の負担が少ない電動リール+天秤餌釣り釣法を選んでいます。

富山湾、秋の太刀魚シーズン真っ盛りです。

10月3日(日)富山市岩瀬漁港、忠芳丸で行ってきました結果は、

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F4を5本含む合計30本(多分、竿頭)を釣り上げました。

家に帰りキッチンのシンクへ並べると、こんな状態でした。

画像2

近所へおすそ分けし、残りは捌いて、切身をジプロックへ入れ、冷凍庫で保管しました。塩焼きが一番好きです。尻尾の細い部分は捨てずに、豆腐と一緒にすまし汁でいただきました。ダシが効いてて優しい味でした。

最後にヒヤリハット発生報告ですが。。。

早朝船に乗り込む際に足を滑らせ、船が接岸していた岸辺りに落下しかけました。幸い口元と右ひざの打撲で済みましたが多少の出血で、船長はじめ乗船者の方々に多大なご心配をかけました。妻には道で転んだことにしてありますのでご内密に。

62歳となりそれなりに運動しているので体はまだまだ大丈夫と過信していたのだと思います。自分が気づいていないうちに老化が進んでいる部分があるのだと再認識しました。これも神様からの警告だと考え、これからの自分の行動にさらに注意して行きたいと思います。

趣味とは楽しくやるものですからね。

そんじゃまた!

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