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旅のはじまりは夜明けと共に |day 1|西アフリカふたり旅

出国から丸一日と4時間経過、
ただいま、モロッコ カサブランカ空港にて、9時間待ちのトランジット中。

旅は道連れとはよく言うもので、
12時間のドーハまでの旅は、お隣さんのイラン人のおじちゃんと共に、楽しく過ごしました。

お母さんのお見舞いに帰省する彼が向かうのは、テヘランから更に北、ロシアとの国境付近のカスピ海沿いの街。流暢な日本語で語られる故郷の景色、ペルシャの風を感じた。

太陽と逆方向に飛び続けたので、深夜に発ったのに朝は一向に来ず、いつまでも夜の景色の中をフライト。自転をさかのぼれば、いつまでも夜かあ…星の王子様が夕日を何回もみた話とよっしの慣性の法則の話が、頭の中を交互に満たす。その隙間に朝日が差し込む。

時間の感覚が融解していくような気がしてきたところに、ふいに来る朝焼け。このうれしさよ。


早く早く、明日の朝焼けが見たい。空港と飛行機の中で過ごして丸2日。早く外気に触れたい…ワガドゥグの空気を吸いたい。

通りすがりのお姉さんの口から「ワガドゥグ」と聞こえた。夢のブルキナファソは、近いぞ。

あと2時間後のフライトで、
ついに、ワガドゥグへ!


(にしても…ドーハでの乗り換えはハラハラしたよね。しょっぱなからこれか…と我ながらまったく愉快な旅をするものだと、内心楽しくなりながらの空港ダッシュ。間に合って良かった)

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