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ワクチンを2回打った"私の"話

※前置きが色々と長いですが大事な事なので、お時間の無い方は前置きだけ見て帰ってください。

※接種後に起きるかもしれない情報を下部に引用追記しています。何かあればまた追加するかもしれません。

有用な事前情報

新型コロナワクチンの話をするので、まず新型コロナのワクチンについて解説している記事や動画を多数リンクします。(時系列は関係無し)

※書き込み当時日本で使われているのは「ファイザー社」と「武田/モデルナ社」の2種類であり、下記は基本的にその2種についての話になります。

※ミューとかデルタとかの研究が進む前の情報になります。


↓ よくある「誤解」が纏まって解説されている、Fizz-DIさんの記事 ↓
↓ 去年12月にアップされた、峰先生(医師)たちの動画 ↓
↓ 忽那先生(医師)執筆の、関連記事 ↓

免責事項+"私"について

本記事は、新型コロナワクチンの接種を薦めたり、逆に接種を否定したりするものではありません。センセーショナルな言葉は一切使いませんので、刺激的な読後感を味わいたい方には不向きです。

私はギリギリ20代、というくらいの年齢の、ギリギリ医療従事者です。
医療機関にお勤めしているものの、資格もなく特段の勉強もしておらず、ほぼ一般人と考えて頂いて差し支えありません。

つまり、その辺を歩いている通行人Aと変わらないので、下記は「通行人Aの体験談」として読んでいただければ幸いです。

※資格を持った医療従事者(医師、看護師、薬剤師etc)であっても、デマを真実だと思って善意で広めてしまう方は沢山いるので、「現場の人の言葉だから本当の事だ!」と思ってしまいがちな方は気を付けてください。肩書は、発言の信頼性を必ずしも保証してくれません。

「有害事象」と「副反応」と「アナフィラキシー」は全部違う

note_ふわわ

note_ふわわ

体験談は読まなくても良いので、これだけは覚えて帰って欲しいのですが「有害事象」と「副反応」と「アナフィラキシー」は全部意味が違います。
この3つの違いが分かっていないが故に、誤解や不安が広がっていると思うので、何かを読む際にはこの3つの違いを意識する必要があります。

※体験談や記事を書いている方もごっちゃになっている事が多いので、見ている側が「誤用で無いか」をきっちり判断する必要があります

ふわわわ

正確な事はちゃんとした専門家に聞いて欲しいのですが、「副反応」は、因果関係がきちんと証明されたものだけを言います。

つまり、「なんか起こったけど因果関係が有るか無いか分からんな」という段階のものは副反応とは呼びません。それらの「因果関係があるか無いか分からん」ものも含むのが「有害事象」です。

今、精査されず出回っている数々の体験談には、「有害事象を副反応と記載する」という事が普通に起こっています。「実は新型コロナに感染していたのに、ワクチンのせいだと思って副反応として書いた記事がニュースに掲載された」という事も最近ありました。

難しいことを考えるのが不得意な方の中には、「因果関係の概念がよく分からない」方も居るので「全ての人にその違いを理解せよ」というのは出来ないのですが、とにもかくにも因果関係というのはとても大事な事です。

「3つの言葉は違うんだな」「3つの言葉の意味を理解せず情報を書いてしまう人もいるんだな」という事だけ覚えて貰えればありがたいです。

※これはただの一般人が書いている事なので、正しい情報は各々信頼できる情報源(企業・団体等)から情報を得てください。

※例え誤用していたとしても、その方に起こった「事象」は真実である事が多いので、誤用している方を嘘つきだと責め立てたり、人格を否定したりはしないでください。(逆効果です)

また、副反応やアナフィラキシーではなく、緊張や不安から「(血管)迷走神経反射」と呼ばれる症状の悪化が起きる事もあります。これはワクチンだけでなく、同じく針を刺す採血で起こる事もあります。

注射が嫌いな方には難しいですが、別の事を考えたり深呼吸するなど、リラックスして受ける事が大事です。(体調が悪い時にも起こりやすい様です)




↓皆さんがこれをご覧になっている頃には有料記事になっているかと思いますが、「ワクチン接種を辞めるよう呼び掛けてしまう方」の心理については下記の記事で理解できるかと思うので、「そういった方々に怒り心頭で怒ってしまう方」は読まれると良いかと思います。

結論からざっくり

前置きがあまりにも長くなってしまったので結論から言うと、ギリギリ20代の若い年齢の"私"は、2回共「腕が痛いな~が2日目の昼をピークに数日間続く」だけで済みました。

打ったのは、2回ともファイザー社の「コミナティ筋注」になります。

しかし、ほぼ同じ年齢の職場の人は「1回目の翌日夕から発熱し倦怠感も酷く休みを1日増やした」ので、個人差が大きい印象です。年上の人でも発熱したり色々とあったので、年齢以外の要素もあるのだろうと思います。

※副反応の程度や有無で年齢を茶化したりネタにしたりするのは良く無いので、やめましょう。

どんなに軽い人でも腕の痛みは出やすいので、特に仕事中に腕を上げる動作をする方は翌日はお休みにしておいた方が良いと思います。特に腕をあげなくても、休めるのなら休んだ方が良いです。

腕の痛みとは

「打ったところから4~5cmほどの範囲が熱を持ち、触ると痛い」「肩から上に上げると痛い」というのが私の体感です。

当日は入浴OKなのですが、入浴するぞとTシャツを脱ごうとすると「アデデデデ」となる感じです。なので帰ったらすぐに風呂に入ってゴロゴロせよ、と呼び掛けている方も居ますね。

打ってすぐは何とも無いのですが、徐々に進行していき、翌日のお昼が痛みのピークで、またそこから徐々に元に戻っていく、という形でした。(あくまでも"私"の話です)

別の人だと、寝返りを打つたび痛いとか、ぶつけない様にタオルを巻いて寝たとか、これも色々の様です。固定の寝る姿勢がある方は、下になる腕に打ってしまうと不便かと思います。

女性の場合はブラジャーも色々なタイプがあるので、腕を上げなくても良いやつをお持ちの方は、それを着用して打ちに行くのが良いかと思います。

注射は痛いのか

"私"の場合、1回目は「無」で、2回目は「アレッ!?1回目と違う!?」という痛み感じました。(2回とも同じ腕に打ちました)

同じ職場で働いている人も、「痛く無くてびっくりした!(1回目)」と言っていました。「痛くないはずだ!」と思って行くと痛いかもしれないので、「痛いかもしれない (でも怖がらない)」くらいの気持ちで行くと良いかなと思います。

特にメディアの情報をいっぱい取得している方は、過剰だったり誤解を招く報道や表現で、必要以上に痛いものだと刷り込まれている場合があります。

恐怖を感じてしまうと「(血管)迷走神経反射」を起こしてしまう可能性もあるので、程ほどなイメージが求められるのでは無いかと思います。

※追記:「(本人が)緊張していると痛くなる」「刺し方(つまり下手)によって出る痛みもある」という話もありました。「痛いでしょ!」とドヤ顔する打ち手に当たってしまったら後者かもしれません。神に祈りましょう。

その他の副反応

私が体験したのは残念(幸運)ながら腕の痛みだけだったので特段書きませんが、自治体から接種券が届いた方は、それと一緒に説明も付いてきているのではないかと思います。

文字が小さくて読めない!という事もあるかもしれませんが、説明をよく読んで、ちゃんと理解した上で接種に望んで欲しいと思います。(勿論、控えても構いません)

※自治体によっては救済制度についてもちゃんと記載されてるみたいなので、全ての紙に一度目を通して欲しいです。(救済制度について書いてなくても、救済制度の対象です)

終わりに

これから接種を考えて居る方に役立ちそうなtweetを張り付けて、終わりにしたいと思います。

※私も「2日前から水分を取ると良い」というTwitter情報を元に水分 (水・甘くないお茶・ゼリー飲料・薄めたスポドリ) を取っていましたが、因果関係は不明です。水分が不足しているのは健康ではないと思うので、健康な状態で望むのが良いと考えます。

※「飲料だから水分だ!」と取っている液体が水分を奪う効果を持っている場合があるので、ご注意ください。(コーヒーなど)

※水分は一度に沢山飲んでも意味が無いので、こまめにちょこちょこ摂取してください。

絶賛・夏なので大丈夫かと思いますが、肩の上の方に打つので「余裕のある(まくれる)Tシャツ」か、「ノースリーブ」等で行けると良いと思います。Tシャツでも、まくれないピチピチのやつを着て行ってしまうとアワアワすると思います。

また、アナフィラキシーが起こった方からは「見られても後悔しない下着で」とのtweetもされていました。(太ももの外側に注射を打つので)

当日の会場(病院)での接種の流れについては、場所場所で違うので私の体験談は省きますが、予約時間厳守だったり、時間全然関係無かったり、色々です。3週間後に2回目を打つので、その間で誘導スタッフの人数やフローが変わっていたりする事もあります。

7割接種を達成し、皆さんが安心できる日が来る事を願って。


追記:フィラー施術について

追記:帯状疱疹について

※私の職場でも、過去に帯状疱疹の経験のある1人の方が2回目接種後に帯状疱疹を発症しお休みしていました。スケジュール的に体調が芳しくなさそうな周期に当たったらしいので、その辺りも関係しているかもしれません。


追記:モデルナアームについて

追記:不正出血(女性)について

私の周りでは実体験を語る人物は居ませんが、月経との関連性(実体験)がたびたびツイートされるので、載せておきます。不安な方は、ナプキンを付けておくと良いかと思います。

引用したツイートには「症例が多い」とありますが、"一般人"が感じる「多い」と"実際(確率として)の"「多い」にはかなり差があるので、宝くじで比べた時にどれぐらいの順位なのかは分かりません。(ただ、因果関係はあるのではと思います)

そもそも生理は規則正しく来てくれるものでは無く、特に日本ではプライベートな事とされているので、報告や検証が進んでいないのではと思います。(※主観です)

「死んじゃうかも!?」と怯えすぎてもいけないし、「副反応か~」と安心しすぎてもいけないし、要因の可能性が1つでないのが難しいところです。(これは、副反応全般がそうです。)極端な思考になってしまう方には、更に難しい事ですが。

追記:飲酒について

「大量」の判断が人によって違うので何とも言えませんが、飲酒して具合が悪くなったという方も居るので、控えられるなら控えると良いかもしれません。(勿論、飲んで元気だった!という人も居ます)

単純にアルコールは脱水を引き起こすので、少なくとも水分摂取は意識して行う必要があると考えます。

※アルコールは液体ですが、水分としてはマイナスカウントです

補足追記:副反応ガチャは1日で安心するべからず

何となく副反応は翌日でしょ?と思って「翌日大丈夫だからオッケーだわ!」という信仰がある様に思いますが、「2日目が……」「3日目から……」という方も居ますので、予定をガンガン入れちゃうタイプの方は少し考えた方が良いと思います。(特に発熱・倦怠感でドタキャンするとダブルパンチで心が辛い)

しかしお仕事をしている方は「かもしれない(未知数)」の為にお休みをいっぱい貰うのは大変だし、「仕事に穴をあける可能性が……!?」と思って胃に穴をあけたら意味が無いので、ハシャぎすぎない事だけを考えて貰えればと思います。

不安はいつでも不健康を呼び起こすリスクがあります。かなしい。「私、不安になってる……!?」と気づいたら、心のケアも選択肢に入れてください。

ついでに:冷却シートは熱を下げない

「冷却ジェルシートに熱を下げる効果は無い」のですが、まだまだ誤認している方が多いと思うので、ついでに追記しておきます。

製品の説明書とか公式ホームページにちゃんと書いてあるのですが、イメージが定着してしまっている様です。

https://www.kobayashi.co.jp/cgi-bin2/qa/detail.pl?goods=498&id=64&route=categor

↓引用

"熱を下げるための医薬品ではありません。この製品はジェルに含まれる水分が熱を吸って蒸発し、貼った部分の皮膚の温度を約2℃下げる製品です。濡れタオルと同じような仕組みとお考えください。(高熱が続く場合などは医師へご相談ください)"

※「皮膚の温度」とは、「皮膚」の「温度」の事であり、「発熱」の事ではありません。

冷却ジェルシートは気持ちいいので、「気持ちよくなりたい」という時にオススメです。私は頭痛の時によく使います。熱がある時は、単品で安心すると"気持ち良いだけ"なので危険です。保冷剤、水、氷、お薬、色々ありますが、熱中症の時も同じく安心すると危険なので、覚えておいて欲しいです。

あと、お子様では窒息事故も普通に起きますので、その事も考慮する必要があります。