見出し画像

ソクセキ2

*今回は本当にちゃんと重い話題があるし、表現が直接的になる部分もあるかと思いますので苦手な方はご注意ください。



今週というか、GWからまぁなかなかに濃かったなという感覚です。
あ、今日はお休みをいただいているのでこの時間に書いています。

例のごとく、出来事と個人的な感情ぶちまけ大会を始めるので最後までお付き合いいただけますと幸いです。

楽しいことだけ見たい人は目次で飛んでください。


まず、悲しかったことから





実は少し前に父が他界しました。
それで忌引きの休暇になって今日までお休みをいただく流れになりました。


周りに言わないですけど、正直亡くなったことに対しては悲しいとかはありませんでした。

こう聞くと薄情に聞こえると思いますし、まぁ自分でもその節はあるだろうなと思っています。

でも個人的には自分と他人との棲み分けは結構はっきりしていて、僕は他人の人生を生きるわけではないし、他人は僕の人生に無理に入ることはないと思います。

詳しい病状に対しての言及は避けますが、一応元々体に異常があって、医者からも飲酒とか控えなねと言われていました。

それで止めることができればいいのですが、本人の性格とか状況とか色々な要素が絡まって結局断酒することはできませんでした。医者嫌いだし頑固だしこの話題に関しては素直に話聞いてくれないし、考えがあと一歩深まらない(元々なのか飲酒の影響なのか)
色々と説得しようとしたんですけどね。


それが行動だけならいいんですけど、ちゃんと体にも現れていたんですよね。わかりやすく言えば、同年代と比べて明らかに老いているみたいな感じです。(超要約してます)


*ここからしんどい表現になります。




そんな薄情な人間でもしんどかったのが火葬の時です。

宗派によって異なるのかわかりませんが、我が家の場合は火葬場に行ってお別れをして火葬が終わってから遺族で骨を拾って箱に収めるっていうやり方でした。(わかる人には伝わってくれ)

で、何がしんどいかって、棺に遺体が入ってるのはまだいい(何もよくない)んですけど、お別れの時に扉が閉まる瞬間がすごく心臓が痛かった。

これから自分の父が焼かれてしまうのか・・・と考えてしまうとなんかもっといい方法ないのかな・・・とか無駄な思考を巡らせていました。


そんでもってさらにしんどかったのが、火葬が終わって骨を箱にしまう時ですね。

まず見た瞬間に、比較的若くして亡くなったせいかちゃんと人間の骨格残ってるんですよね・・・
で、そこから骨を拾うわけなので、それがもうしんどくて"こんなこと遺族にさせるとかどんなサイコパス野郎が考えたんだよ"とか思ってました。

しかも今回僕が喪主を務めさせていただいたんですが、最後に骨拾うの喪主なんですよね・・・しかも普通に拾う時も首から上の部分を拾わないといけなくて・・・もうしんどかったです。ひたすらに。

前述したけど、亡くなったという事実はまぁ、いろんな事情込みでそうだよなと思ってそこまでしんどくないんですけど、葬儀の中のこの出来事が最高にしんどくて、なんかこう・・・うまく言語化できないんですけど、自分の父は亡くなったという事実をひたすら押し付けられているような、そんな感覚でした。


正直こんなことは家で言えない(話を聞いてくれるだけの人がいない)ので、迷ったんですけどここに書かせて頂きます。

で、なんでこんなに普通(そうに見える)かと言いますと、現状我が家は僕の母と祖父母がいるわけですが、祖父母がなかなかしんどい状況でして、母一人で介護するわけにはいかないわけです(真面目に介護してたら母が潰れる)

で、唐突に国に物申したいんですが、特別養護老人ホームの入居要件おかしくないですか?スタッフ不足とかは一旦棚に上げといて、祖父母二人暮らしならいけど母がいるから見る人いるでしょってどういう解釈なん・・・?んなことやってたら介護する人間全員潰れるど・・・?

本題に戻して、そんな状況なので僕が就職先で潰れて帰ってくるってことなんてあってはならないわけです。

だから、こっちでちゃんと生活を成立させなければと気を張っているんだと思います。

そんなこともあって僕の人生を優先した結果ちょっと早めに戻ってきました。

戻ってからは元々入れていた予定にギリ参加できそうだったので参加してきました。文章だけ見たらクソ野郎かもしれないけど、僕は僕でずっと何がなんでも這いつくばってでも行きたかったものなので行きました。



というわけで

ここから楽しい話を


まずですね、大好きなイラストレーターさんの米山舞さんの個展に行ってきました。

会場に行ったら普通に米山さんいて(うぉ、米山さんだ)とか一方的に認識してました。

これは本当に実際に見て欲しいのですが、もとが平面(スマホの画面の中)の作品を出力する際に大体のイラストレーターは色彩の差がないように努力します。

印刷物は一般的にCMYK(カスタムもするけど便宜上CMYKにします)で、普段スマホで見てるものってRGB(光の三原色)なので、大体のラストレーターってRGBからCMYKへの変換で死亡するらしいです。(米山さんも言ってたし知人のイラストレーターも言ってる)

で、米山さんがすごいのって、色を揃えるだけじゃなくて、出力に対しても素材の組み合わせとか、奥行きの配置での影の使い方とか照明の種類とかで、ちゃんと"その場でしか味わえない景色"を用意してくれてるんですよね。

だからこの米山さんの個展って写真映えする感じじゃないんですよ笑

正面から撮影したら光拾いすぎて白飛びすることとかあるし。
あと細かい素材感とかも肉眼で見た方が全然綺麗だし、本当に会場に足を運んで欲しいです。

正直渋谷駅から降りてPARCOまで歩く道のりが地獄でしかないんですけど、行ってよかったなとめっちゃ思いました。

個人的にイラストレーターが個展をする時って、色揃えるのも大事だけどアナログでしかできない表現みたいなのがあると最高に刺さって好きです。(多分この要求って死ぬほどハイレベルなんですけどね・・・)

あとは、意外と制作工程がアナログだったりするのでそこも見ていて楽しかったです。


で、個人的大本命の"sumika Ten to ten to 10"です。

初めての数万人規模会場のライブで、4年ぶりの声出しライブは最高に楽しかったです。

指定席で結構距離あったけどむしろよかったなと思っています。
ステージの装飾とか、ライトの感じとか全体の演出をちゃんと見れたので、最高でした。

あと何がいいって、声出せる喜び!!!!
通路側だったのでちょっと通路にはみ出て全力で楽しんでました笑

ご存知の通り、このタイミングでめちゃめちゃ悲しいことがあって、で、その後に自分の身内でも起こったので、ある意味その乗り越え方の正解を探しに行ってた部分もあります。

sumikaチームはは何があっても続けるという選択をとりました。

正直最近新曲以外のsumikaの曲を全然聞いてません。

何回も聞いたから飽きたのかなとか、別のことに興味があるからかなとか思ったけど、今回のハマスタに行ってわかったことがあります。

僕はsumikaっていう居場所の住人なんだなってことです。

じゅんちゃんがいなくなって、基本的に寝たら忘れるタイプの僕がめっちゃ引きずったし、今回の片岡さんの表情とか荒井さんのロックスター(笑)みたいなMCとか小川さんのアツいMCとか、キャラクターとしてめちゃめちゃ大好きだなと改めて思います。

音楽が一番だろって言われれば確かにそうなんですけど、高二で出会った音楽家たちの音楽だけじゃない部分に今の僕はめちゃめちゃ愛を注いでいるなと実感しました。

多分いろんなアーティストがいる中でここまで1対1の姿勢でいてくれるアーティストってそういないと思うんですよ。

だから僕は一生ついていきます笑。

sumikaの音楽を聞かない日があっても、人として大好きなことに変わりないし、sumikaが呼んでくれた縁も少なからずあるし。

あと、camp sessionの時の距離感がたまらなく好きでした。

あそこまで近い距離にアーティストを感じる機会ってそう多くないので、とてもよかったです。

いつでも戻って来れるって本当に思わせてくれるあたりがマジ最高でした。

あとハマスタでストリングとホーン入ってましたね。とうとうこのスケールになったか・・・とちょっと感動してます。

声出しも最高に楽しかったな・・・タオルもぶん回して頭も(控えめに)ぶん回して、とにかくただいまとおかえりって感じでした。(語彙力)


で、小話なんですが、この日回線工事予約してて、しかも午後からだったのでハマスタ行けないかもな・・・状況も状況だし・・・と思ってたんですけど、なんと工事の方が予定より早くなるということで早めにきてくれて、"これはハマスタに行けという神の思し召しだな・・・!"と思い、思い切っていきました。行ってよかったです。



薄情かもしれないけど、僕は僕の人生を生きていくし、家族を見捨てる気もないし、最低限母にはできるだけ元気でいて欲しいなとは思うので、手伝える範囲で手伝います。

ただ、母や身内のことを手伝うことで僕が潰れてしまっては本末転倒なので、もし僕が潰れそうな時は申し訳ないけど断ります。

それが今の僕の考えです。

助けるためにはまずは自分を整えるところからだと思っています。

よく出す例えですが、出血やばい人から"大丈夫ですか?"って言われたら、"いやまずあんたの止血をしろよ"と思うので。




すごく長くなってしまいましたがこれからも自分のやりたいことを大切にしながら生きていこうと思います。

こんな文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?