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疲れると分かっていてイラストを描いてしまうのは何故なのか

■HSP、と一言で片づけてしまえることは、良くも悪くもあると思いますが、私はどうも他の人よりストレスを溜めやすく、疲れやすく、常に様々な不安を抱えながら生きています。他人に「どうしてそこまで考えるのか」という深い深いところまで思考を巡らせ、他人と接する時にも「相手の気持ち」を深く深くまで配慮し、慎重に言葉を選びます。なので、自分の気持ちを言葉にして伝えることが難しく、また多くの時間を要します。他人と話した後には、話した内容に失礼が無かったかと不安になり、交わしたやりとりを頭の中で何度も反芻してしまいます。テレビがついていると眠れません。何か心配事があると眠れません。仕事を長時間勤務することができません。子育ては一人を育てるだけで精一杯です。人がたくさん集まるところ、身体にたくさんの刺激が集まってくる場所に行くとすぐに疲れてしまいます。事故や災害のニュースを見ると、まるで自分のことのように涙を流して落ち込んでしまうことがあります。
何事にも、深く深くまで考え込みます。周りの人には「考えすぎだ」と言われたり、私が考えに考えて行っている行動が、思いもしない方向へ誤解されることもあります。そうなると、私はさらに考えてしまうのです「何がいけなかったのだろう」と……。「こうすれば良かったかもしれない」「あの時こうだったから……」など、自分の行動の何が悪かったのだろう、そもそも私の考えすぎなところが悪いのか、など、最終的には自分を責め、自分の生き方に自信を失います。

「慎重すぎる」「危機感が強すぎる」「考えすぎる」「神経質すぎる」……自分のあらゆる気質が、生きることにおいて「生きづらさ」を招いていることが多いです。人一倍気を遣います。人一倍疲れます。人一倍傷つきます。人一倍落ち込みます。そんな自分が、本当に嫌になってしまうことがあります。

でも、そんな「難儀な気質」を有効にフル活用し、有利なスキルとして扱うことが出来るのが「イラスト制作」です。私は、自分の神経質で慎重な気質を全て出し切ってイラストを制作しています。精密に、じっくりと時間をかけて、深い深い思考を積み重ね、作品を少しずつ作り上げていきます。イラストや漫画を描いている時だけは、私は自分の「難儀な気質」は制作作業に向いているのだと感じることができます。日常生活で生じる苦しみの類は、イラストを制作している間だけは一切生じません。
気持ちの切り替えにも時間がかかるタイプなので、作品制作に没頭することでじっくりと気持ちを切り替えて行けるという利点もあります。
作品を作っている時間は、私にとって一番の安らぎの時間です。また、作品を完成させることによって、私は自分の生きづらい気質を許し、認めることができます。
だから今回も、イラストを描きました。(漫画は1話完成まで時間がかかりすぎますし、それに比べたらイラストのほうが完成が早く達成感を得やすいです)
イラストを描くのも、もちろん気力と時間をたくさん使いますし、つねに思考をフル回転させているので完成すると達成感とともに疲労感も大きいです。でも、今の私には、どうやら「作品を完成させる」ことでしか、自分を許し、認めてあげられる方法が無いようです。
だから私は、どうしてもイラストを描かずにはいられないようです。今回はそんなことに気づいた次第です。

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