見出し画像

WEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』第38話 シーン2 ネーム&3分で読めるレイルロオドのお話「オリヴィセーコツイン」

近所に大手チェーン整骨院の支店ができたので、そこで無料体験を受けました。
すると「反り腰なので骨盤矯正を受けたほうがいい」との診断をいただきました。
しかし大手チェーンさんは値段が高いような気がしたので、近所の、昔言ってた整体院さんで骨盤矯正を受けることになりました。

で、最初に検査を受けまして、その結果がこちらです。


――反り腰は許容範囲内。けど体がかなり前傾していて、右半身と左半身の筋肉のバランスの悪さ(右半身の筋肉量に比し、左半身の筋肉量が乏しい)は、改善が必要なレベルとのことでした。
ので、骨盤矯正を受けることとなりました。

診断結果のシートにはプリントアウトされてないのですが「かかりやすい病気・起こりやすい障害」みたいなのも結果には含まれていて、そこには、まさにわたくしが患っている
「ぜんそく」と、頻発に悩まされている「こむらがえり」とが、両方あがっておりました。

もう喘息は発症してしまっているので、喘息治療を受けづける他ないのですが。

もし、喘息が本格化してしまうまえに骨盤矯正を受け、喘息リスクを下げることができたらあるいは発症しなかったのかも――と、診断結果を見ると、思わざるを得ませんでした。

ので「健康診断や人間ドックで『問題なし』ではあるのだけれど、腰痛や肩こりのような体の不調に悩まされている」という方には、整骨院さんでの骨盤状態チェック、あるいはおすすめかもしれません。

ともあれわたくしは今後ちょっとずつ、身体バランスを矯正していこうと思っております。

と、いうわけで物語性と読みやすさとのバランスをもっともっと高いところにもっていきたいWEBTOON作品、『レヱル・ロマネスク0』のネーム&字コンテは、
前回更新の第38話「すずしろ独占密着取材!」シーン1

に続きまして、今回はシーン2を公開させていただきます。

すずしろの協力を得て一気に動き出した新観光列車計画。
その反面、日々姫はへろへろのご様子でございます。

で。
本日の短いお話は「メンテナンス」をテーマに書いてみたいかと思います。

タイトルは「オリヴィセーコツイン!」。

登場するレイルロオドは、オリヴィでございます。

どなたにも無償でお読みいただけるお話となりますので、どうぞご笑覧いただけますと幸いです。

■オリヴィ■


肥颯みかん鉄道Ⅸ号機関車に乗務するジェネリック・レイルロオド。
ジェネリックの強みである姉妹機/交換部品の多さというメリットをもはや全く活かせない100年超稼働の大ベテラン。
ので、あちこちにガタが来まくっている。

/////////////////////////////////


『オリヴィセーコツイン』

「あ!? ムナカタいた! 探したんだよ? どこいってたの?」

「オリヴィか――腰をいわしてしまったんでな、整骨院にいっていた」

「セーコツイン? って何? ホテルの名前?」

「そのinnじゃねえ。病院の院だ。骨を整える院で、整骨院」

「ホネ!? ムナカタ、コシのホネワルクしちゃったの?」

「いや、骨じゃなく、筋肉の疲労が原因だった可能性が高いらしい。
電気を通してマッサージしてもらって、随分楽になった」

「Massage!!」

オリヴィが手をわきわきさせながらにじり寄ってくる。

「オリヴィ、フシチョーハカセに習ったんだよ!
だから多分、ムナカタにもしてあげられる!」

「レイルロオドがマッサージをか?」

「そだよ! あのね、人工筋肉も使いすぎると加熱して固くなりやすくなるから、
冷却しながらMassageでほぐすことがとっても大事なんだって」

「へぇ?」

「で、Raillordの人工筋肉って、人間の筋肉をモデルに配置されてるわけでしょお?
だから――ムナカタ! ちょっと寝て寝て? 腹ばいでごろんってなって!」

「いや、かなり不安なんだが」

「No problem!! ほんとにハイチおんなじなんだって! 多分、ムナカタ――」

(さわっ)

「っ!」

「ココ! コーハイキンの下部が傷んでるんだよね?」

「……まぁ、そこはかなり来ているな」

「でしょ? 関連する筋肉の、セキチューキリツキン」

「んくっ」

「あとはガイフクシャキン」

「お……ぅっ」

「それからダイヨーキンもSETでほぐしていくといーってフシチョーハカセに教わったんだ!」

「……触られただけでもかなり効くな――本当に詳しくて自信があるなら……」

「ほんとーにクワシクてジシンあるから! オリヴィセーコツイン! ムナカタのためにカイギョーしたげる!!」

「……だったら、試しに5分だけ任せてみるか」

「Leave it to me! それじゃあいくよー! まずはコーハイキンから」

(むんずっ!)

「ぐごっ!!!!?」

「あ――」

「バ、カ……お前――オリヴ――ィ……」

「Oops! I blew it!! レイルロオド向けの強さでやっちゃったー!!!!!!」

「…………」

「ムナカタ!? ムナカタ!!? Are you ok!!?」

;おしまい

;おしまい

/////////////

いかがでしょうか?

れいなが力持ちなのは有名ですが、小型蒸機レイルロオドのオリヴィでも、人間よりよほど力持ち――
人工筋肉の密度も人間に数倍している様子でございます。

それをほぐすための強度――
宗方さんには、ご愁傷さまとお悔やみ申し上げるしかないかもしれませんね。

そんなこんななWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』。の過去話。

どなたにも無償でご確認いただける0~7話はこちらで

それ以降のまとめはメンバーシップ特典で

それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。

///

【メンバーシップ限定記事のご案内】

『レヱル・ロマネスクnote』メンバーシップ『御一夜鉄道サポーターズクラブ』

にご参加いただきますと、レイルロオドたちにかかわる詳細な内部設定資料や掲示板機能などをお楽しみいただくことができます。

掲示板では「3分で読めるレイルロオドのお話」の主役レイルロオドのリクエストなども可能です。

また『レイルロオド・マニアックス』の掲載時には、紹介されているレイルロオドの設定画や三面図などの資料で存在するものを公開していきたく思っております。

どうぞご参加ご検討いただけますと幸いです。

【製品版 WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』のご案内】

本noteでネーム連載をしております『レヱル・ロマネスク0』の完成品は、
WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』として順次リリースされております。

よろしければこちらもぜひご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?