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3分で読めるレイルロオドのお話「紅のヒミツの情報源」&WEBTOON作品 レヱル・ロマネスク0 第23話「毛利の国の電車姫」シーン2 ネーム&字コンテ

また更新、間があいてしまいましてすみません。

この間にライブイベント

があったり

『ASMR of Rail Works ノワール』(CV.山根綺さん)

が発売になったりいたしましたうえ、

PS4/Switch版
『レヱル・ロマネスク origin』

の発売まで2週間を切ったりいたしました。

まこと、時間の経過――とりわけ年の瀬の時間の経過は早いものだと、つくづく感じさせられます。

レヱル・ロマネスクOriginの発売をより盛り上げて迎えられますよう、
noteの方の更新ペースも戻していきたく存じます。

ということで先日公開した
シーン2

に続きまして、今回はシーン3のネーム&字コンテを公開します

電車姫様の情報源――
そこからお話はいままでに無かった方向に展開していくかと思いますので、
どうぞご期待いただけますと幸いです。

その流れで、本日の短いのテーマの方も「情報源」としてみたいかと存じます
登場するレイルロオドは、リクエストいただいた中からで

紅とさせていただき――ましたつもりだったのですが、書きおわってみたられいなの話になっちゃったので、今回はリク未消化とし、紅はあらためて書きますね。

そんなこんなでタイトルは「紅の秘密の情報源」です。

どなたにも無料でお読みいただけるお話となりますので、ぜひご確認ください。

■紅■


旧南颯鉄道キハ100形キハ101専用レイルロオド。
現所属は肥颯みかん鉄道。
同形機であるキハ07形レイルロオドのれいなをライバル視している

■れいな■


御一夜鉄道キハ07s専用レイルロオド。
紅のことは「れいなのことをすっごくよく知ってくれてるおともだち」と認識している。

■「紅のヒミツの情報源」■

「聞いたぞ! れいな! 御一夜市商店会主催のカラオケ大会で、
『ほのぼの賞』を受賞したって!」

「そうなんですよぉ」

「さすがはボクのライバルだ!
まってろよ! ボクのご近所のカラオケ大会探して乱入して、優勝してみせるから!」

「わぁ、すごいですぅ。優勝したら、トロフィーとか見せてくださいねぇ」

「まかせとけ!!」

紅ちゃん、ガッツポーズも決まってますねぇ。

あれあれ? だけど――

「けどけど、よく知ってましたねぇ、カラオケ大会のことなんて」

足元不具合とか居眠りのこととかは、ヒヤリ・ハット情報の収集が推奨されてる関係で、
ぜぇんぶ報告書になってて、それは紅ちゃんも請求すれば閲覧できるから、知っててもおかしくないんですけど――

「れいな、会社のみんなにだって、ほとんど話してないのに」

「ふふーん、ボクには優秀な情報源がいるからね~」

「情報源!」

「って、もういかなきゃ! 乗務に歌の練習に、やることたくさん、がんばるぞー!!」

「あ、待ってください紅ちゃん! 情報源って――……」

ああ、すごい勢いでいっちゃいましたぁ。

「――って、ことがあったんですよ」

「情報源って、スパイってこと!? 許せない、そんなの、れいなの秘密を根掘り葉掘り暴くだなんて」

「別にれいな、あばかれて困るようなヒミツなんてないですよぉ」

「……それは確かにそうかもだけど」

「けど、気にはなるんですぅ」

「いったい、誰が情報源か?」

「ですですぅ。れいながカラオケ大会のことお話したのって、えっと――」

「双鉄くんには話してたよね?」

「ですねぇ。そのときハチロクさんも一緒にいましたぁ」

「双鉄くんかハチロクちゃんから伝わるとしたら――日々姫ちゃんに真闇さん。
日々姫ちゃんから稀咲に……は、あんま可能性ないかなぁ」

「れいなもなさそうな気がしますぅ。日々姫さんと稀咲さん、れいなのこと話題にしないんじゃないかなぁって」

「そうよね。真闇さんも人の情報を勝手に誰かに漏らす可能性はゼロだと思うから、候補から除外していいんじゃないかな」

「あ! れいな思い出しましたぁ」

「なにを?」

「ニイロクちゃんにもお話しましたぁ。ウキウキの共感つたわっちゃったみたいで『なに?』って聞かれて、『あのですねぇ』って」

「……ニイロクちゃんに伝わったことは赤井宮司にも伝わる。
宮司のブログとかに書いてあったりするのかも」

「どうでしょうねぇ」

「ちょっと確かめてみよっ――

<Trrrrr Trrrrrr>

って、ちょっと待ってて?」

「はぁい、ごゆっくりでぇす」

「はい、雛衣です――っていうか、ちょうどよかった!
聞いて? なんか、れいなのまわりにスパイがいるみたいなの」

あれれ? ポーレットぉ?
なんで聞かれてもいないお話――

「ねー、そんなの許せないでしょ?
かわいいかわいいれいなを不安にさせるなんて――
やっていいことと悪いことがあるって話じゃない」

……えーと、これってぇ。もしかしてぇ。

「だからさ、クレナイさんも、なんか小さいことでも気づくことあったら
わたしに情報共有してくれたら――あ、オッケー、ありがと。
それで電話の用事って――そう? いまはいいの? わかった。それじゃ、また」

<ぷつっ>

「お待たせれいな。って、ん?
どうしたの? なにかいいことでもあった?」

「いいことっていうか、安心できた感じですねぇ」

「安心? 何に?」

「いまのお電話の『クレナイさん』って、ポーレットのお友達ですかぁ?」

「友達っていうか――れいな仲間? 
御一夜鉄道のお問い合わせダイヤルにちょこちょこ電話くれて
れいなのことあれこれ聞いてくれるから、いつの間にか仲良くなった感じで
まだまだ直接は会ったことないんだけど」

「そうなんですねぇ」

誰から、どこからのお話なのか、れいなちょっと気になってたけど――これでスッキリしましたぁ!

「いつか会えたられいなにも、クレナイさん、紹介してくださいねぇ!」

;おしまい

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いかがでしょうか?

紅とポーレット、直接あう機会も作っていけたらいいなな
WEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』


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