3分で読めるレイルロオドのお話「れいなの緊張」&WEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』第26話シーン2ネーム&字コンテ
みなさま、お肌の調子はいかがでしょうか?
わたくしといえば肌が綺麗なことでかつては一部有名で。
スタジオ収録の折などに
「進行さんのお肌の綺麗さ羨ましい」などとわりとガチめにお褒めいただいたりもしておりました。
のですがお馬に乗るようになりますと、常時日焼けしてしまうこととなり。
その上普通に加齢もございまして――最近は「乾燥肌」に悩まされるようになりました。
具体的には、指先が細かく裂けて、タイピングのときや水仕事のときに痛むのです。
おくすりぬっても焼け石に水感ございますので、わたくし一計を案じ
「選挙のときにウグイス嬢がつけているような感じの薄手の綿手袋」を12双発注いたしました。
明日かあさってには届くかと思いますので、薬+手袋で、手指の乾燥の改善かないますこと、今はひたすら願うばかりでございます。
乾燥といえばドライ。
ドライといえば我らが主人公、右田の双鉄様でございますが、
WEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』では、『レヱル・ロマネスクOrigin』等のゲーム作品とくらべ、
最初からある程度人間味がある感じ――になっているかと思います。
その人間味が、果たして物語展開にどう影響してまいりますのか――
どうぞご期待たまわれますと幸いです。
そんなこんななWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』
先日公開の第26話「観光列車のつくりかた」のシーン1のネーム&字コンテ
に引き続きまして、本日はシーン2のネーム&字コンテを公開させていただきます。
端的に申しまして
「ポーレットのターンがはじまる!?」
という感じのお話でございます。
果たしてすんなりポーレットのターンがはじまるのか、
あるいははたまたハチロクが「ずっとわたくしのタアン」を発動するのか!
続きをいましばらくお待ちいただければと思います。
今回の短いお話は、ネームに準じて「あがり症」をテーマに書いてみたいと思います。
登場するレイルロオドは、素直にれいなで。
ポーレットとの掛け合い的なお話になりますことかと。
どなたにも無償でお楽しみいただけるコンテンツとなりますので、よろしければどうぞご笑覧ください。
■れいな■
御一夜鉄道キハ07s専用レイルロオド。
鉱山鉄道の出身で、気は優しくて力持ち。
ほわわんとした性格で、緊張知らずだと思われがちだが――
//////////////////
『れいなの緊張』
「あーーーーーーーーーんっ!!!!」
「大丈夫ですよぉ、ポーレット」
ポーレット、すっごく落ち込む……
っていうか、恥ずかしがって後悔しちゃってるみたいですぅ。
「わたし、わたしいっつもおんなじ!
緊張してテンパって、しなくていいことやっちゃって」
「平気ですってばぁ、そうてつさん、全然気にしてなかったじゃないですかぁ」
「全然気にもされないのは……」
あれれ? ポーレット、じたじたからしゅうんになっちゃいましたぁ。
「それはそれで凹むっていうか――ね。れいな? 双鉄くん、ほんとに全然気にしてなかった?」
「そうですねぇ」
これは……ちょっと難しいやつですねぇ。
緊張しまくってポーレット、そうてつさんの写真無意識にばしゃばしゃばしゃばしゃとりまくっちゃって。
れいなの目には、そうてつさんは撮られてることにも気がついてないくらいに見えて――
むしろハチロクさんとか日々姫さんとかが、すっごい目をしていたように見えたんですけどぉ……
(それをそのまんまつたえると、ポーレットまたじたじたあれこれ悩んじゃいますよねぇ)
「れいな?」
「そうてつさんは、写真のこと気にしてたのかもわからないですけど、
きっとそれよりずーっともっと、ポーレットのおでかけのことにこころがいってたんですよぉ」
「!!? そうかな?」
「れいなには、そう見えましたよぉ」
これはぜぇんぶ本当のこと。
ポーレットとのおでかけ、っていうよりか、ポーレットとの視察、に気がいってたのかもしれないですけど、
そこまでは、れいなにわかるはずないですしぃ。
「そっか、うん。そうよね! 済んだことよりこれからのこと」
「ですよぉ! しっかりばっちり準備したら、そうてつさんきっと
『さすがだな、ポーレット』って、すっごく喜んでくれますよぉ」
「ありがとれいな。そのとおりよね! 丁寧な調査と準備なら、わたし、得意分野だし!」
あ、よかったぁ! ポーレット、前をむいて笑顔になってくれましたぁ。
「……さすがっていうなられいなこそよね。ほんと、いつもありがとう」
「ふぇ? なにがですかぁ?」
「どんなときでも冷静で、自分のペースを絶対に崩さないで、にこにこ全部を観察してる――
れいなくらいに落ち着けたなら、わたしももっと、いろいろうまくやれそうなのにな」
「れいな、落ち着いてますかねぇ」
「そりゃもうめちゃくちゃ! わたしが見てきた限りでだって、れいなって緊張したことないじゃない」
「きんちょう……」
いわれてみると、そうなのかもです。
っていうか、れいな――
「きんちょうって、ええと、具体的にはどんな感じなんですぁなぁ」
「顔がかーってあっつくなって、なのに手足はどんどん冷えて、震えてきちゃって。
胸がバクバクするのにつられて呼吸もどんどん浅く早くなってくみたいな」
「それなられいな! ありますよぉ」
「いつ!? どんな状況で??」
「あれは、鉱山鉄道時代の、一番最後の方でしたねぇ」
鉱山そのものの経営が、日一日と、どんどん悪くなってきて。
みんなだんだん、言葉とか行動が荒くなってきて。
「……軽油、いつだって新鮮なのがたっぷり供給されてたんですけど、
4日も5日も届かないことがあって、れいな、おなかがペコペコになっちゃって」
「うん」
「それであちこち探して探して、検修庫のすみっこに外側が錆びてる軽油缶見つけて。
中身がまだちょっと入ってるみたいで」
「まさか、れいな」
「匂いをかいで、『大丈夫そう』って思ってのんだら――
顔がかーってあっつくなって、なのに手足はどんどん冷えて、震えてきちゃって。
胸がバクバクするのにつられて呼吸もどんどん浅く早くなって」
「って! それは異常燃焼!!! 軽油が酸化しちゃってただけ!!!」
「そうなんですかぁ? もしもそうなら……」
考えて――
けどメモリの中のどこにも、類似事例とか見つからないから。
「れいなそれなら、緊張したことないみたいでぇす」
;おしまい
//////////////////
いかがでしょうか?
れいなのはじめての緊張はあるいは、
そうてつさんに恋をした――そのルートに入ったときに見られるものなのかもしれませんね。
レヱル・ロマネスク0でそうした展開があるのかないのか――
現時点では、わたくしにもまったく予想つきませんです。
そんなこんななWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク』0の過去話
、
どなたにも無償でご確認いただける0~7話はこちらで
それ以降のまとめはメンバーシップ特典で
それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。
///
【メンバーシップ限定記事のご案内】
『レヱル・ロマネスクnote』メンバーシップ『御一夜鉄道サポーターズクラブ』
にご参加いただきますと、レイルロオドたちにかかわる詳細な内部設定資料や掲示板機能などをお楽しみいただくことができます。
掲示板では「3分で読めるレイルロオドのお話」の主役レイルロオドのリクエストなども可能です。
また『レイルロオド・マニアックス』の掲載時には、紹介されているレイルロオドの設定画や三面図などの資料で存在するものを公開していきたく思っております。
どうぞご参加ご検討いただけますと幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?