「西瓜の最初期設定」ならびに「最初期設定が現行設定に変化するまでの過程」

【西瓜の最初期設定】

忠国鉄路総公司
 西風Ⅳ0000専用レイルロオド「西瓜(すいか)」

蒸気機関車による煙害から忠国の国土を救う――
その大命を一身に背負わされて製造された、
西風Ⅳ型の先行試作レイルロオド。

魯国のTEⅢ型ディーゼル機関車のデッドコピーである西風Ⅰ型と、その歯車比を交換し高速化した客車牽引改造機、西風Ⅲ型とから獲得したデータをもとに、西側諸国のノウハウを積極的に導入。

小型高効率の交流発電機と、それによって発電された電気を直流に変換する、シリコン整流器とを採用してつくられた、忠国鉄路総公司の、真の意味での初のオリジナルのディーゼル機関車である。

そのため、レイルロオドである西瓜も、忠国産レイルロオドらしい小柄、痩躯、俊敏、黒髪という特徴を持ちつつも、どこか西欧風の垢抜けた印象をもつ一体として誕生した。

なお、その胸は体躯に比して明らかに大きく見え、シリコンがはいっているという疑惑も語られている。

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