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隕石 meteorite

2019年1月21日、アメリカ・ヨーロッパで皆既月食が観測されました。

俗に言う「スーパーブラッドウルフムーン」です。

このスーパーブラッドウルフムーンの名前の説明などはターロウも記事にしていますので、こちらを参照ください。


そしてこの世紀のスーパーブラッドウルフムーンを観測しているときに、奇跡が起きました。

なんと月に隕石がヒットする瞬間が観測されたのです。

最初はフェイクだと思われたのですが、次々に人々がその世紀の瞬間をUPし始めて、これが本当に起きた出来事だと判明したのです。

ところで、隕石というのは何でしょう。

調べてみると「隕石」とは、大気圏でも燃え尽きずに地表に落ちてきたものを言うそうです。

つまり、天から降ってきて地面に転がったものが隕石です。

逆に燃え尽きたものは地表に辿り着くまえに消えます。それらは「流れ星」ですね。

最近の調査では隕石落下は、かなり頻繁に起きているようです。

人が住まないような奥深い山や高い山やあるいは遠隔地、例えば南極や北極圏内などに落ちても気づかれにくいですし、

さらに海に落ちても、ほとんど察することは困難です。

気づかないうちに相当数の隕石落下があるかもしれないですね。

しかし頻繁に空から降ってくる岩。考えたら恐ろしいです。


ここからは隕石が狂わせた1人の女性について書きます。実際に起きた出来事です。

その日、アンはソファに横たわり、キルトをかぶってうたた寝をしていました。

いつもと変わらない午後を過ごしていました。

ところが次の瞬間、すごい衝撃とともに彼女の人生を一変する出来事が起きたのです。

1954年、米アラバマ州で起きました。

4kgの重さの岩が空から降ってきて、アンの家の屋根を突き破ったのです。

その岩はラジオに直撃し、そこから飛び跳ねて寝ていたアンにヒットしました。

アンは左の横腹にパイナップル大の大きなアザが出来てしまいました。

その日の午後、アンの夫ユージーンは、仕事が帰ってくると自分の家の周りに人だかりができているのに驚きました。

人だかりの山をかき分けてどうにか家に入ると妻アンが病院に運ばれるところでした。

ここでようやく事の異常さに気づいたユージーン。アンの手をにぎって励ましたそうです。

幸いなことに、大きな赤黒いアザ以外は特に苦しむこともなかったアン。

アンを襲った岩は人々によって、近くの空軍基地へ運ばれました。

当時は冷戦時代でした。空から赤い閃光が見えたとき、人々はソ連からの攻撃だと思ったそうです。

あるいは飛行機が墜落したのかと思ったそう。衝撃音は近所の人々を恐怖に陥れました。

アンに衝突したときは、まだそれが隕石とは分からなかったのです。

空軍は運ばれてきた岩を調べました。その結果「隕石」ということが分かったのです。

空軍はアンにぶつかった岩は地球外から来たとものだと断定したのです。

隕石だと判明した後、空軍はその扱いに困りました。

人々が「この隕石は、アンに帰すべきだ」と言い始めたので、空軍はアンのもとへ隕石を運びました。

アンいわく「神がわたしにこの隕石をくださった」と発言しており、アン自身も、この隕石は自分に属するものだと捉えていたようです。

ところで、アンとユージーン夫妻の家は借家でした。

その敷地はガイという女性オーナーの所有地だったのです。

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