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【競馬】日本ダービーは魔物が存在する

──そう、レースが始まる前から潜んでいる。

 というわけでみなさんこんばんは。早速展望と予想と行きましょうか!
 ギリッギリのところまで絞ってみて、その候補を上げた理由であったり語ればなと思います。

このレースの状況

・今回はオークスと同じく東京競馬場であるのですが、先週と違いラチが移動して外寄りに移動した『Cコース』となっており、荒れて不利になるであろう内側も走りやすくなっております。
・そして金曜あたりの雨により馬場は重くなるのですが、土曜と日曜も晴れるのでダービー当日は高速馬場になるのは間違いないでしょう。
・更にその週の東京競馬場の入場数も先週より大幅に増え、『最大7万人』になる見込みとなっています。なのでこの急激な空気の違いも馬券の計算に入れておく必要があり……だって、先週のオークスでも返し馬や待機の時点ですごく入れ込んでいる馬出ていたし、何なら放馬のアクシデントでほとんど馬がレース前から終わる惨事が起きているので、これは日本ダービーでも多少影響はあると思います。
・これでもかと追い打ちを掛けるように当日の東京の気温は31度(ウェザーニュース調べ)と予想されており、ほぼ夏といってもいいぐらいに気温になります。基本冬に強くて夏に弱い馬がほとんど(中には夏の時期にはっちゃけて好成績を残す夏馬は存在する)なので、これも要注意。
・そして極めつけと言わんばかりの、前走皐月賞による結果で人気上位に固まった4頭がまさかの外寄りの枠配置になる波乱の予感を思わせる感じになっております。
キャリア3戦の素質勝負か、それとも2歳馬チャンピオン戦経由のキャリア5戦の経験勝負か! はたまた、思わぬ路線からの新星か! 大きな期待のかかる一戦となります!
・そういった意味で……わっからーん!!!!!

本命・対抗候補

■ダノンベルーガ

最早最有力候補
・周辺からの『馬体評価』『調教評価』共に評価が高く、前走の皐月賞でも荒れて時計のかかる馬場を終始走って4着という強い負け方をしたこともあって、これは劣る部分無いわー……って思ったぐらいです。これがもし、ドウデュースと同じキャリアで行っていたなら『お前がナンバーワンだ!』と言いたいのですが、体質の弱さも祟っての3戦なのでこれがどう影響出てくるか未知数。
・その中で気がかりとなるなら……ここまでダービーに向けて急激に一変させたので、当日の状況はどうかと思える点でしょうか。大勢の歓声と猛暑日になるであろう気温、それらが原因で決壊しないか不安になる所です。特に気温、最終追い切りでも高温だったらしく、追い切り後いつもより息が上がったという話があるので、ここはどうか……。
・後は馬主であるダノックスがクラシック勝利実績無いというのもオカルト的に少々考えてもいいのかもしれません。去年のホープフルステークスの覇者のダノンザキッドも有力候補として挙げられながらも皐月賞惨敗して骨折した経緯もありますからね……。

■ドウデュース

個人的に勝ってほしい!!!
・皐月賞がメイチじゃないのかよ! と評価下げられながらも、馬体や調教共に皐月賞から更に上積みになっております。なので全体的に見てもダノンベルーガやイクイノックス、ジオグリフに勝ち負けができる仕上がりになっていると思います。何より、皐月賞はコースとペースが悪かったとはいえ外からの追い込みで3着でしたからね。これが東京ならもっとスムーズに行けるかも。
・更に言えば、過去に日本ダービーを2度制した友道調教師、5度制覇した武豊騎手というベテランクラスのコンビなので信頼度としては十分かなと思います。ここまで仕上がった以上、後は武豊騎手のエスコートが大きな鍵となってくるでしょう。
・懸念点で言うなら、基本走法はピッチ走法なのであの2400mはどうかって面でしょうか。まぁ、これを乗り越えないと凱旋門賞なんて夢のまた夢ですからね。更に外めの枠である7枠を引いてしまった上に奇数であること。精神面は上手ですが多少影響はあるかもしれません。

■イクイノックス

最早最有力候補その2
・皐月賞出走前までは新馬戦や東スポ杯の相手関係はどうだろうと首をかしげてしまうところもありましたが、実際に箱を開けば一番不利と言われている大外枠からスムーズな位置取りで2着に滑り出しを見せるなど能力としてはGⅠ級と見て良いのかもしれません。これで皐月賞は前哨戦のつもりで日本ダービーは本気でやると語るのだから相当の覚悟で向かうでしょう。
・今回も大外枠と嫌われ感のある配置のされ方をしたのですが、主戦騎手はルメール。彼の巧みのある騎乗を行えば、厳しい状態でも上位に食い込めれるでしょう。なので、紐でもいいから必ずルメールも絡めておけと言われるのはその理由。復調した今では5年連続リーディングジョッキーを侮ってはいけない。
・ただ、先程のダノンベルーガと同じくキャリア3戦のみで経験や精神面も未知数なのが色濃くあります。後は父のキタサンブラックと母父のキングヘイローも日本ダービーに出走していますが想像以上のハイペースと思わぬアクシデント(キタサンは落鉄、キングは暴走と福永騎手の極度の緊張)により大惨敗を受けているので、オカルト的な話になるだろうけど可能性としてはゼロでは無い。そして大外枠でスタンドの歓声がモロに受けてしまうので、どのぐらい影響受けるかも……。


紐候補

■アスクワイルドモア、アスクビクターモア

・二頭揃ってダブルアスク…というのは冗談で。この二頭は一番怖い1枠と2枠に配置されている上に、アスクワイルドモアは2013年日本ダービーを制した父キズナと同じローテの京都新聞杯のレコード勝利を飾っており枠も父と同じく1枠1番と縁深い。アスクビクターモアに関してはディープインパクト産駒と弥生賞覇者でスタート時に先行に出る可能性が高いことから。
・懸念部分はワイルドモアは大波乱展開じゃない限り勝機の見えづらいキズナ産駒な上に騎手もダービー初出走、アスクビクターモアも距離の面ではどうか。

■プラダリア

・青葉賞覇者。過去のデータから見ても、グレード制導入以来青葉賞覇者がこのまま日本ダービー覇者になったデータが存在しないのは周知の通り。その理由としては明白でコースと距離適性を身につける反面の中2週という本気で狙った後疲労とさらなる上積みが見込めない事が大半であります。
・しかし、この馬はその前走でも阪神2400mの未勝利戦を勝利しているのでその距離に対する信頼精鋭は多少あるとおもいますし何よりディープインパクト産駒で騎手は池添騎手、一発を狙いに行く騎手でもあるので妙味としてはあります。……流石に勝利は厳しくても上位に滑り込む可能性があるので、十分な紐候補になるかなと。

■オニャンコポン

まじで心の底から応援してええええええええええ!!!
・裏付けとしては今まで2000mしか使ってないのでそれは厳しいのでは? と思う方もいるかもしれませんが、実は父のエイシンフラッシュも日本ダービー挑む時その距離初挑戦であり、見事制覇した実績があります。それを能力の面で色濃く受け継いだオニャンコポンであれば一発狙える可能性を秘めています。皐月賞でも最初前が防がれた不利がありつつも0.6秒差の6着と強い結果であり、調教の段階でもだんだんストライド走法が大きくなって豪快さを身につき始めてきたのがプラス材料でしょう。
・難点で言うなら、勝利馬がシンザン等強豪中の強豪の馬しか居ないほどに勝ち馬の居ない悪夢の4枠。騎乗する菅原騎手はダービー初出走ということもあり、日本ダービーに対する影響力はどうか……。

■ジオグリフ

・皐月賞馬、まさかの紐候補!?
・スピードの面では申し分なく、更に兼ね備えたレースセンスであれば東京コースでも苦にしないのだろう。何より、騎手としての能力の高い福永騎手、ダービー三連覇としての意気込みも強い。
・しかし、不思議と言わんばかりの父系がダートスプリントGⅠを勝利したドレフォン。牝系はキングカメハメハから、おそらくキングカメハメハの要素を強く受け継いでいると思われる。更には元からノド鳴りを持っておりそれがいつ強くできるかわからない。それを踏まえて、東京コースでも勝利を果たせるか……道中無理に行かせる必要のないスローペースであれば勝機は見える…はず。

外すかもしれないほど判断が難しい候補たち

■ピースオブエイト

・毎日杯の勝ちっぷりと無敗という好調状態から、父スクリーンヒーローから連なる血統では連勝しているときほど怖いと言われており……。しかしながら距離も含め相手関係も厳しいのが大きな課題になります。

■キラーアビリティ

・ある意味爆弾候補といえるかもしれない。ホープフルステークスを平均ペースでも対応して勝利するなどの実力を持っている。何よりディープインパクト産駒であるし横山武史騎手の調子も戻りつつあるため反撃に出てくるかもしれない。
・ところが、馬体評価も調教の評価も好調であったホープフルステークスの頃より見劣りしているのが気がかりか。更に言えば、ホープフルステークス自体そこで勝利して日本ダービーでも勝利した馬は過去の開催履歴を見ても3回(ウイニングチケット、レイデオロ、コントレイル)しか無い。しかも勝利したジョッキーはすべてベテランなため人馬ともに上位に立てるには険しい道程といってもいいでしょう。


 以上となります! 他にも居るのですが、ちょっとんー……と考え込むことがあり紹介には省いているものもちらほら……。
 最終の印や買い目に関してはパドックを見て決めようと思います。ではまた結果記事にて!
 ……これで本命が来なかったら考えないといけないぞ自分。


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