見出し画像

1月のアイスリボン

最近のアイスリボンの動向について、Twitterに書くのを忘れてしまう事が多く、語りたい事が溜まってしまったので、今回はブログにまとめて書くことにします。

【ピースパ】初のリーグ戦開幕

まずは、1.9 横浜リボンにて、つくしがIW19のベルトを戴冠しました。

昨年のつくしは、IW19での投票負けから、タッグベルトを失い、タッグパートナーも失い、すずとのタイトルマッチにも負けて、散々な一年だったと思うんですけど、春輝つくしに改名してから、状況は徐々に好転。

ピースパのプロデューサーに就任し、ケチのつき始めだった因縁のIW19奪取にまで至りました。最近だと、妹加の戴冠時も思ったんですが、人間はどん底まで落ちて、やっと変われるものなんですね。

そして、つくしPの提案によって、ピースパでIW19の挑戦者を決定するリーグ戦が発表されました。

これ、自分が希望してた展開でもあるので、テンション上がりましたわ。まさかリーグ戦をやるとは思わなかったけど、正しいベルトの使い方なのではないでしょうか。

前々から「ピースパにもベルトがあると良いな~」とは思っていて。やっぱりベルトが1つあるだけで、新たな物語や因縁が生まれると思うし、興行全体が盛り上がると思うんですね。

あと、「ピースパで結果を出して、大きな舞台に立つ」という成功への道筋を作る事も大事だなと思っていて。今回のIW19の防衛戦はラジアントホールで行われるそうなので、若手にとって良い目標になるのではないでしょうか。

今後もIW19のベルトがピースパの為のベルトになるのかは分からないですけど、そもそも19時女子プロレスって、若手が経験を積む為の場でもあったと思うんですよ。そういう意味では、現在のピースパは19時女子の精神を受け継いでいるとも考えられるし、ICEとは違ったカジュアルなベルトに位置付けるのも良いんじゃないかと、個人的には思います。


【真白優希】プロレスグランプリ新人賞受賞

そして、1.23  後楽園ホールにて、『アイスリボン~冬物語~』が行われました。

詳しくは↓を。


いや~、まずは第2試合の真白に笑っちゃいましたね。

中島選手は女子プロ界でも、かなりおっかない選手の代表格だと思うんですけど、そんな先輩相手にも一歩も引かず、自分のキャラを貫く真白に驚かされました。

中島選手にサムアップ!www
マジで凄い!初めて、真白の事を“強い”と思いましたよ!

本当に、この人にとっては試合に勝つ事よりも、自分らしさを表現する事が大事なんだな~と。

試合後のインタビューも相変わらずで。

――石川選手と激しくやり合う場面もありました
「いや、なんか大晦日で勝って、なんかちょっと、ちょっとだけですけど意識するような自分が出てきました。エルボーを食らって、真白の中で秘めてたメラメラ感がすごく出てて。今日はやり敢えてすごく良かったです。ヘイ!」

ヘイ!wwww
いや~このニュアンスを残す記者さん、グッジョブですね。

つい先日には、プロレスグランプリ新人賞受賞&個人Twitterも開設されました。

ヘッドロックでギブアップし、ドロップキックすら打てなかった人が新人賞を取るんだから、プロレスは面白いものです。2年目もどんな事で我々を驚かせてくれるのか、目が離せません。


【ジョイアミ】チェリー選手加入

そして、この日はチェリー選手のジョイアミ入りも決定しました。

いや~この展開も個人的には予想していたので、ニヤリって感じでしたね。笑

関節技主体のレスラーって、他になかなか見当たらないし、個人的には悪くない補強かなと思います。チェリー選手の我の強さがジョイアミに注入されれば、また面白くなるかもしれません。

ジョイアミは「期待するユニット賞」を受賞したみたいですが、

期待というか、ユニットとして独り立ちしてもらわないと、他のユニットも輝かないわけで、活躍してもらわないと困る…という感じだと思うんですよね。ある意味、ジョイアミの活躍次第で、今年のアイスリボンの方向性が決まる部分があると思うので、頑張って欲しいものです。


【藤本つかさ】ICEx∞7度目の戴冠

そしてそして、なんといっても、この日はICEx∞のベルトをすずが落とし、つっかの戴冠がありました。

まずは、つっかについて。

いろんな意見があると思いますが、あのキャリアで、未だにトップコンディションを維持し続ける、藤本つかさというレスラーのポテンシャルを素直に称えるべきでしょう。

すずの最年少王者に対する反動として、ベテラン勢の復権はあって然るべきだし、ベルトが新調されたタイミングで、もう1回団体の象徴たる、つっかの元から歴史を重ねていくのも良いんじゃないかなと。

べスフレの時も思いましたが、やっぱり、つっかはベルトを持ってる時が一番輝いていると思うし、ベルトの使い方を一番分かってる人でもあるので、これからどんな事を仕掛けるのか、非常に楽しみです。

古参ファン的には見飽きた部分もあるんですかね?笑
私個人としては、最長防衛時代のつっかを見れていないので、ここからまた、つっかの防衛ロードを見られるのなら嬉しい限り。

まさかの初の週プロ単独表紙もゲットし、第2の藤本つかさ時代が始まるのでしょうか?

少なくとも、利府リボンまでは防衛して欲しいし、8月の横浜で誰と戦うのかも気になりますね。


【鈴季すず】決意のハードコア7番勝負へ

さてさて、勝者がいれば、敗者もいるわけで。

王者としての鈴季すずは大好きだったし、防衛戦の度に泣かされてきたので残念は残念です。

でも、彼女にこのまま最長防衛を記録して欲しいとは思ってはいなくて。若くして全てを達成してしまったら、それはそれで不幸な事じゃないですか。つっかが「やりたいことをやって欲しい」と言っていた様に、今の彼女に必要なのは、王者らしさに縛られずに、様々な経験を得る事なのでしょう。

結果論にはなりますが、今回の防衛戦は戦前から違和感を感じる部分があって、嫌な予感はしていたんですよね。

会見などで、すずは「藤本つかさの時代を止める」と世代闘争を打ち出してきたわけですが、あれ?と。

すずは別に世代交代を目的に王者になったわけではないし、そんな人がいきなり「藤本つかさを終わらせる」と言われても、説得力が感じられなかったのです。

では、すずは一体何を目的に王者になったかと言うと、アイスリボンに新しい風を吹かす為…新たな未来を見せる為にリボーンして、タイトル戦線に打って出たと思うんですよ。具体的に言ってしまえば、ジュリアの退団騒動で揺らぐ団体をなんとかしたかったんだと思う。

そして、その結果として、彼女は最年少王者として戴冠し、週プロの表紙にもなり、4度の防衛にも成功し、アイスリボンの希望の星となりました。この一年を通して、ジュリア退団のショックは完全に払拭されたと言っても良いのではないでしょうか。

そういう意味では、鈴季すずのミッションは達成されたと思うし、ここから先はまた新たなモチベーションが必要とされるタイミングだったのかもしれません。これから始まるハードコア7番勝負を経て、彼女は一体どんな境地に至るのか。もしかしたら、青色のベルトよりも白色のベルトを狙いたくなるのかもしれない。藤本つかさ越えを狙いたいのなら狙えばいい。鈴季すずの更なるリボーンに注目です。


最後に余談になりますが、同日にジュリアがこんなツイートをしていました。

これ、どう考えても、すずへの私信に読めるのは私だけでしょうか?あの日はスターダムの興行はなかったし、そもそも現在のスターダムに世代闘争的な対立は存在しません。彼女がアイスにどんな感情を抱いているのかは分かりませんが、少なくとも、かつての同僚に対する連帯意識はあるのかなと。

岩谷麻優vs世志琥が実現するのなら、いつかはジュリアvs鈴季すずも見たいものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?