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猫冲の事件簿📕③


アドラ先生

少し前に、桜花にギルド体験に来られた『たう』さんの紹介で、『ブライズ』さんとその仲間の皆さんが桜花に移籍して来られることになった。

正確な記録はないけど、その時桜花は4人のメンバーを迎え入れたらしい。

ブライズさんとたうさん

迎え入れたのは、ブライズさん(AB)、たうさん(ソーサラー)、大根のど飴さん(レンジャー)、平田さん(仮)(RG)の4名。いずれもしっかり鍛えられている強いメンバーで、桜花の皆は戦力が上がったことを喜んだ。

彼らの移籍の経緯はというと、たしか所属ギルドが解散することになって、サブマスのブライズさんが移籍先を探していたところに、たうさんが桜花を紹介。とりあえずそこにするか。こんな感じだった。

ブライズさんといえば、当時はマイナーだった攻撃魔法アドラムスを中心にスキルを組んでいるこだわり人のプリーストで、いつも仮面を被っているというインパクト強めの人だった。

彼はいろいろと物知りな人だったし、プリースト歴も長いということで、わたしは彼のことを面白がって「アドラ先生」と呼んでいた。

『仮面』 『物知り』といえば…ドドリ

アドラ先生たちを迎え、桜花も大世帯になってきた。
そこで、ギルド運営の仕方をそろそろ考えないといけないかな?とズーカさんから相談を受けたわたしは、ちょっと皆の意見も聞いてみるね、と皆に意見を聞きに行くのだった。

猫冲の提案

皆からヒアリングをした所、アドラ先生とろりあんぬちゃんからそれぞれ意見をもらうことが出来た。

集めた意見をまとめて、ギルチャ上でズーカさんにギルド運営の仕方について提案をすることにした。

提案の内容はだいたい次のようなもの。
 ① 高レベル帯に合わせた週課ツアーの企画
 ② ギルマスも積極的にギルチャに参加してほしい
 ③ ギルドチャットを活用したPT編成の実施 
 ④ 『個別職位』の採用

提案書🐢の提出(ズーカ氏役:ホル氏)

そこにアドラ先生が「猫にゃーが言うように、私も思うところがあるので、ちょっと言わせてほしい」と入ってきた。

😺(猫にゃー❓)

「高レベル帯の扱いが保母さんみたいだ、もう少し配慮してあげたほうがいい」、「ギルマスがコミュニケーションをとらなさすぎなので、これでは絆が深まらない」、「メンバーがバラバラに行動しがちで統率がとれていない」

言い方がちょっとカドがあったかもしらないけど、わたしが話したことを補足する内容だったので、わたしもそれに付け加えたり、言い換えたりすることで提案内容の妥当性を説明した。

これを相槌を打ちながら聴いていた、ズーカ氏はというと…それはもう見事な瞬間湯沸かし器状態だった。

紛糾

ギルマスは、無報酬でメンバーが楽しく遊べるように環境整備する完全なボランティア。自分のやり方にプライドを持って運営してきたズーカさん的には、つい最近入ってきた人にアレコレ言われるのは面白くなかったはず。

そこは理解できるけど、ズーカさんの衝突の仕方はそれを踏まえても、ちょっと激し過ぎたと思う。

日々ギルマスとして何をしているか、それがどれだけ大変な事かを訴え「俺の苦労がお前にわかるのか!」と怒るズーカ氏。

ズーカ氏の怒りは当日だけでは収まらず、翌日の晩にも続き、桜花のギルチャは荒れに荒れたのであった。

そこへ、紛糾を半分面白がって観察する有志によって、傍観者PTが編成され、ピザさん、酔宵ちゃん、猫冲(紛糾当事者兼務)でギルチャを傍から眺める催しが開かれた。

多少収まりかけたところに、黒ちゃんが「お前何様なんじゃ、こるぁ!!」とブライズさんに食ってかかってた、収束仕掛けた事態を再燃させたり

😼(黙れ小僧!下がっておれ!)

事の発端を知らずはてなマークを浮かべつつ「ズーカちゃんどうしたの〜?」と、ギルチャに参加してきたかよりんがピザさんによって速やかに傍観者PTに連行されたり

ピ氏「かよこは空気が読めない子なのねぇ…」
※小脇で先の出来事のレクチャー

遅れてやってきた大根のど飴さんが個チャで「ブラさん何があったんです?」とうろたえた様子で聞いてきたり※個チャで事情説明⇢傍観者PTへ案内

桜花ではかつてない紛糾に見舞われたのであった。

後日、ズーカさんから聞いた話によると、ブチギレたのは話の内容というより、猫冲(おっきー)が自分というものがありながら他の男の意見に同調しているのが気に障ったらしい。要は嫉妬心がそうさせたのだと…

😼(おっきー…)

トラブル対応で泣きながらチャットをしたのは振り返れば貴重な経験だったと思うけど、マジで疲れたわ(-_-;)

ろりあんぬ政権の樹立

桜花では、人ごとに固有の職位を割り当てる『固有職位』の文化はなくて、男キャラは『トレゾール』、女キャラは「ぷりちー」で統一されていた。

ズーカさんが言うには、ギルドメンバーは皆平等に扱いたいので、特定の人を特別扱いはしたくないし、それにみんなもそんなもの希望していないのでは?とのことだった。

ただ、他所のギルドを見てみると、 『固有職位』の文化自体は珍しいものでもないし、固有職位の付与=特別扱いというロジック自体もわたしはちょっとピンとこなかった。

↑のトラブルが収束した後

「えー、固有職位面白そうだよね〜」と、ろりあんぬちゃんがズーカ氏に改めて固有職位の導入考えてみてもいいんじゃない?って話しをして、またズーカ氏のキレるスイッチ発動。

「それじゃあ、ろりあんぬさんがギルド運営をしてみたらいい!」と、急にギルマス職位をろりあんぬちゃんに譲渡。

かくして、『ろりあんぬ政権』が樹立されたのであった。

乙女番長による恐怖政治の幕開け

以上がズーカさんに口説かれて、1週間くらいの間に起きた出来事だというのだから…感情のジェットコースターで酔いまくったものである(-_-;)

次回に続きます。

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