猫冲の事件簿Ⅱ 葱の貴公子篇📙 ③
猫冲の復帰
思い出の回収へ
ラグマスを引退して、1年半くらい経った頃。わたしは病院の待合室で読んだネットニュースをきっかけに、ラグマスの世界へ、思い出を回収しに行くことを決めた!
復帰後、最初に出会ったのは、きんさんとマクちゃんだった。
ひょっとしたら、もう誰もいないかも…という心配をよそに、桜花は以前と変わらない風景。ホントに平常運転で、なんだか拍子抜けした。
マク氏「ねこちゃん!おかえり!」
ただいま!🐾
目的達成
個人アルバムに保存されている写真は無事回収できた。
思ったより撮れ高が少なかったけど…ちゃんと保存されていてよかった。
もうちょっと色々残しておけばよかった…残念。
あとは、思い出のスポット巡りでもしようかな。
浦島太郎感
マク「ねこちゃん、まずは古代装備から揃えていかないとね!」
😺(古代装備❓)
しばらく見ないうちに、本当に色々な追加要素が増えていて驚いた。
古代の装備…レリック…オラクル?これは元々あったんだっけ??
あー、わからん!💢
説明を聞いてると頭から煙が…
ちょっとずつ覚えます…
『再会』
吉田さんに最後に会ったのはいつだったっけ。
CD2倍の時にヘルプに来てくれて、それから棚の手伝いにも何回か来てくれた…らしい。記憶が曖昧。
吉田井上さんってうと、名前は覚えてるけど、人となりは全然覚えてない。それぐらいの印象だった。
1月中旬。
狩りに行くと、色んなアイテムと交換できるチケットがもらえるキャンペーンが始まったらしい。
最近は、野良パーティもほとんど募集がないし、ソロで行ける狩り場も…あまりない。
どうしよう…とギルドでおろおろしていたら、マクちゃんが「ねこちゃん!よかったら一緒に狩りに行く?」と誘ってくれた。
「ありがとー♪」と言いながら、マクチャンのパーティに入ってみたら、そこには意外な人物が居合わせたのだ。
🐱(❗)
「あ、吉田さん!お久しぶりです!」
みんな大好き、吉田井上さんである。
『最後に会ったのいつだっけ!まだ、吉田さんもラグマスやってたんだ〜…わー嬉しいな!』と、ひとり浮かれる猫さんに、マクちゃんが「実は…」と、何か申し訳無さそうに話を切り出してきたのだった。
マク「実は、マクは吉田のサブだったんです。」
😺(……ん?)
えっと、それはどういうことだろう…マクちゃんは…なんだって❓❓
吉田「こっちがメインです。」
マクちゃん=吉田さん…そういうこと?
1年半越しのこの告白は、正直かなりショックだった。
だって、『俺の嫁マクちゃん』が『いない』ことが
確定してしまったんだから…
😺(あれ…でも、マクちゃん=吉田さん❓❓)
明かされる『本名(よみ)』
わたしは、猫冲の『本名(よみ)』をずっとひた隠しにしてきた。
本当は猫冲と書いて、ニャンちゅうって読むんだけど、自分で「猫はニャンって読むんですよ〜♪カワイイデショ♪」って言うのを想像するとイタすぎて…
それで、ずっと「ねこおき」と名乗ってきたのだった。
😺(だから、おっきーになりました…)
マクちゃん(吉田さん)は衝撃の告白の後、「そういえば、なんでねこちゃんって、猫冲(ねこおき)なん?」と聞いてきた。
「あー…それは…えっと…」
わたしは、うまい言い訳が思いつかなくて、正直に白状することにしたのだった。まぁ笑われてもええわい。
わたしの説明を聞いたマクちゃん(吉田さん)は特に笑ったりするでもなく、「ほ〜!だから猫冲なんや!納得!」と感心した様子で話を聞いてくれて、ちょっとホッとしたのだった。
ちなみに、マクちゃんの、マクファーソン・ストラットは自動車の足回り?に使われるサスペンション?の機構?から名前をとっているらしい。
ようこそ、魔境(1)
1月下旬。
また、ギルド体験に出かけてみようと思ったわたしは、マクちゃんこと吉田さんに相談することにした。
行きたいギルドはもう決めてあるのだけどね(๑•̀ㅂ•́)و✧
「吉田さん、炭水さんに行ってみたいんだけど、メンバー募集してるかな。」
「ぅえ!?猫ちゃんが炭水に来るの!?…いやっ、まぁ…大丈夫だとおもうけど……」
…なんだろう、吉田さんの所属ギルドなのに、なんだか歯切れが悪い。
でも、『多分大丈夫』とのことなので、吉田さんからギルマスさんに連絡を入れてもらって、翌日入会の申請をすることにした。
とりあえず、マクちゃんにギルマスさんの連絡先を聞いて、個チャを送ってみたら「ん、あいよう。申請してもらったら、誰かが承認すると思うので、大丈夫ですー。」と受け入れオッケーの返事も貰えた。
ギルド離脱後の待期期間を経て、加入申請を送った。これで炭水さんに体験に行ける。どんなところなのか、楽しみだ。
翌日、ログインしてみると所属が炭水化物愛好会になっているのを確認。さっそく皆さんに挨拶をして回ることにした。
😺「こんばんはー。はじめまして。吉田さんの紹介で入れてもらいました、猫冲です。よろしくおねがいします!」
最初に会ったのは、赤毛のお兄さんだった。
わたしの挨拶を聞いて「え、ママ…?」と返事なのか何なのか…反応を返してくれた。
😺(ママ?)
よくわからないけど、わたしは、まだ子供いないし、ママではないかな…
「えっと、ママじゃないけど、一応予備軍ですかね…」と、そう答えておいた。
赤毛(❗)
❓「予備軍…これはまた、意味深ですねぇ。」
🐱(やばい、話が見えないぞ…)
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