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PGRF-Report 2

皆様お疲れ様です、Rafutaです。
今回もPGRFの集計が完了したため、データを公開してまいります。

初めてご覧になる方のためにPGRFの概要について説明しますと、Pre-GR Fes(以下PGRF)は「GRフェス本番の上位帯を想定した環境を作り上げ、実際の対戦データを集計し細やかな本番環境の予想をすること」を目的とした大会です。

有志の方々が開催しているポイントバトルは通常1~2時間の場合が多く、またはトーナメント形式の大会となっているため、GRフェスを意識した長時間のポイントバトルはあまり開かれません。

そのため、PGRFでは本番を意識した合計8時間のポイントバトルを開催し、約2700試合のデータを集計し詳細なレポートを作成いたしました。

また、データをご提供いただく参加者の皆様にも参加条件を設けており、具体的には以下を定めております。

・過去一年間のGRフェスで1,000位以内に入ったことがある

・前回,前々回のGRフェスで順位は奮わなかったが200戦以上諦めずに走った経験がある

これにより1試合の質を保証しており、前回参加者は45名、うち金アイコン1名・銀アイコン23名となっており、100位のうち4人に1人がPGRFの参加者でした。

今回も総勢71名の方にご参加いただいており、実力者どうしの試合を積み重ねることでより詳細で信頼のできるデータを集めましたので、本レポートをお届けいたします。

本レポートでは各テーマの詳細な対面勝率のほか、優秀な戦績を収めたデッキレシピを掲載している上、入賞デッキごとの詳細な試合データも別途まとめました。

前回のGRフェスでも多数の入賞者をPGRFより輩出いたしましたので、今回のPGRFからもシアトルの舞台へ勝ち上がるデッキが見つかるかもしれません。

WCS予選ラッシュデュエル部門へ本格的に取り組むのであれば、必ず手に入れるべき内容だと思っております。

全体分布

分布はこのようになりました。

トップシェアは最強連携。
なんと全体の4割近くを占めています。
スキル自体は前環境からある既存のモノではありますが、新たなリミット3カード「鋼機神ミラーイノベイター」を手に入れたことで環境のトップシェアに躍り出ました。
相手の場に最上級モンスターがいればエイムイーグルによる打点+1000のアシスト効果を受けられる上、ミラーイノベイターは1枚で陰陽封陣と貫通を内蔵しておりどこからでも大きな戦闘ダメージを与えられることがウリです。

続いて多かったのがマキシマム・ラグナロック。
こちらも同じくスキルは既存のモノですが、「カオス・フェムトロン」の実装により第一線級の強さになりました。
それもそのはず、カオス・フェムトロンは今年4月に紙のラッシュデュエルで登場した超ド新規カード。
1ヶ月ちょっとでデュエルリンクスに舞い降りたこのカードは3枚墓地肥やし+指定のモンスターを回収するという、今のリンクスにおいては頭1つどころか3つ飛び抜けたようなパワーカード。
墓地肥やしの連打によるアトラシュートハイドロンの高打点1ドローを実現するほか、マキシマムパーツも回収範囲になるため仕上げにマキシマム召喚をしてゲームを終わらせるといったことも可能です。

3番手のシェアだったのが火麺リブート。
炎族・通常モンスターを射出することで1ドロー1000ダメージを叩き出す「火麺上忍カエダマゴックブート」と、その効果を最大限支える新スキル「火麺リブート」の組み合わせが魅力。

打点アップによって基本的に上級が3000打点以上になるほか、墓地から炎族・通常モンスターを回収するオマケまでついているため、カエダマの射出コストにしたり壁モンスターにしたり手札交換のためあえて回収しないといった器用な立ち回りが可能です。
このカエダマによる1回1000ダメージの効果を繰り返し使用することで勝利を目指すデッキとなりました。

4番手にはグッドスタッフ(GS)。
「連撃竜ドラギアス」による連打力を最大限活かしたライフカットを狙っていく本デッキは前回GRフェスから継続。

シェアとして大きいのは主に上記の4つとなりました。
これらのデッキと残りの他テーマをあわせた環境が、WCS予選でも展開されることが予想されます。

WCS予選に向けて環境とデッキごとの相性を見極めたいプレイヤーにとって、PGRFレポートは貴重なデータとしてきっと助けになることでしょう。

ここから下で公開するデータ数値についてですが、参加者の入力ミス等によりデータに一部錯誤が生じている場合がございます。

±3%程度で目安として見てもらえますと幸いです。

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