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悲しみを訪ねよう

2013/3/28 乃木坂46の2期生がオーディションに合格
そこからちょうど8年
2021/3/28 堀未央奈さんが卒業

始まりを迎えた日に、アイドルとしての活動を
最高の仲間とともに最高のライブで締めくくった堀さん

そのライブの構成もとても素敵だった
アナスターシャで始まりアナスターシャで終わる
この曲が2期生の間でどれだけ大事な曲かが伝わってきた

他にも全員センターと題し、「努力」「感謝」「笑顔」に沿って
8人全員が思い思いの曲を披露した。

努力
日常(北野日奈子)
『アンダー』とともに大切な曲としてこの曲を挙げた
ひとりぼっちの世界でどうしようもなくなったとき、同期のみんなが
寄り添ってくれたから、大事な場所に呼び戻してくれたから、
北野さんは戻ってこれた。本当に素敵な仲間だと思う。
「無邪気」「天真爛漫」という言葉がよく似合う彼女だけど、
芯があって誰よりも仲間想いな熱い人だということも忘れてはいけない。
北野さんはこれから2期生といてまた新たな感情に出会うかもしれない、
その感情の色はどんな色になるのかな、素敵な色であってほしいな

君の名は希望(山崎怜奈)
「学ぶ」ことがいかに大変かは「学んできた人」にしかわからない
山崎さんはアイドルもやりながら、懸命に学び続けた。
その結果、今では好きで学び続けたことが新たな仕事へつながっている。
仕事をいただけるということは努力が認められ、結果を残したということ。
もしバイトだったなら、活躍が認められてそのまま本社に引き抜かれた
ことになる。でも乃木坂をバイト感覚でやってきたわけがない。
自分の武器を磨き上げ、戦場で活躍する姿は戦国武将さながら。
アイドル界の風雲児、ラジオリスナーとしても応援しちゃう

感謝
ゴルゴンゾーラ(渡辺みり愛)
まだ選抜に選ばれる前、大好きな2期生の大好きな2人とともに、
アルバムのユニット曲としてこの曲を歌った渡辺さん。
本人もこの曲に負けないくらいクセのある面もあるけど
ダンスの腕前は天下一品。渡辺さんとダンスの組み合わせは
ブルーチーズとワインのようなマッチでやみつきになってしまう。
2期生最年少で、僕と同い年の女性、とてもかっこいい。
僕もミリオンの一人になってもいいかな。

サヨナラの意味(伊藤純奈)
橋本奈々未さんをだれよりも尊敬し、憧れていた伊藤さん
今まで近くで見てきた分、1期生のすごさ、良さを誰よりも知っている
だからなのか、今までこの曲のセンターには立たなかった
そんな伊藤さんが2020年の幻の2期生ライブ、そして今回と
サヨナラの意味を選択した。相当の覚悟と決断をしたのだと思う
だからこそ心に響くものがあったし、涙にはつられてしまった
先輩の懐に入り仲良くなれるし、後輩の面倒見もいい、
これから新しい組み合わせもどんどん増えてほしい

ここじゃないどこか(鈴木絢音)
鈴木さんが秋田から上京するきっかけとなった曲
ファンからすれば生生星のかわいらしいユニット曲でも
1人の女性にとっては人生を大きく変えた曲になる
きっかけはどこに眠っているかわからないけれど
鈴木さんと堀さんが出会えたことは本当に良かった
ライブが終わりに向かうにつれて涙が止まらなくなる姿を見て
この方は本当に堀さんが好きだったんだなと伝わってきた
まさに「愛とはぬくもり」なんだなぁ

笑顔
太陽ノック(新内眞衣)
言わずと知れた新内さんの初選抜曲、新内さんはどちらかというと
夏っぽい雰囲気ではないけれど、とても夏らしくフレッシュだった
1期生よりも年上ということで、年下の先輩と馴染むために
いろいろな努力をしたのだと思う。その結果、今では2期生だと
忘れられがちないじりをされるほど仲良くなり、笑顔もたくさん
見るようになった。この曲のように、扉を開くことは
とても大切なんだ。でなきゃ二足の草鞋を履くことはできない。

ボーダー(寺田蘭世)
乃木坂46の研究生としてがんばっていた6人のメンバーが
正式なメンバーとなり、そして大切な曲をもらった
この研究生としての活動をはじめ様々な試練を乗り越えた2期生は
個性的で強い女性たちへと成長しただけでなく、
なにより同期の絆が強いグループになった。
ライブ中に卒業したメンバーへ呼びかければ、そのメンバーは
「私信きた!」とツイートするし、そのメンバーもまた卒業した
メンバーの家でいっしょにライブを見ていたこのメンバー愛
2期生は本当に世界中へピースをふりまける存在かもしれない

別れ際、もっと好きになる(堀未央奈)
右も左もわからない世界で突如としてグループの顔となるポジションに
選ばれるという衝撃的なアイドルのスタートを切った堀さん
そんなスタートをしてしまったら落ちてしまうのは仕方のないことでも
10代の少女には重たすぎるプレッシャーだろう
そんな少女を支えるのはやはり2期生だった
2期生で活動し、堀さんの心境もどんどん変わって、これからまた2期生と
選抜へという願いが強くなるも、ここでまた試練が訪れる

13枚目シングルでは、結果として2期生は選抜には選ばれなかった。
それでも、ここで得たものは計り知れない力を将来に残した
今までを共に過ごした8人での『嫉妬の権利』
様々な思いや本当に嫉妬しているのではとどこかで思うような
2期生らしいカッコいいパフォーマンスだった

そして誰も選ばれなかったという話をした後での
「今、話したい誰かがいる」
どこまでカッコいいんだこの人たちは
選ばれなくたって関係ないと言わんばかりのパフォーマンス

2期生の魅力はなんといっても人を惹きつける力だと思う
普段のお茶らけた姿からはとても想像のできないような魅力
いざとなったら全員が同じ向きを向いて心を一致させている
お互いを信じて長い間やってきたからこそなせる業だ
それでも2期生は驕らず、また1期生を大尊敬しつつも
どこかで堀さんと一緒に選抜に入れなかったを責任に感じたり
近くで支えてあげられなかったと自分に責任を感じているメンバーもいる
そのしこりも2期生ライブと『BUBKA』を通じて少しは消えたかな

人を想い人のために涙を流すことは人生で数える程度しか経験しないが
乃木坂46ではそのシーンを何度も見てきた
それは1期生が作り上げた乃木坂46と、
その中で試練を乗り越えてきた2期生の活動の賜物だと思う

だからこれからも2期生を応援していくし、輝く姿を見たい
そしていつかまた、ライブ会場で2期生の独特な世界観を楽しみたい
そのときのためにサイコキネシスの可能性の間奏を練習しておかないと

僕はかき氷のシロップのかかっていない白い山も好きだし
ライブではまさに無重力になる
2期生はプライスレス
2期生を愛す重さを背負えるようになりたい
ゆっくりと、少しずつ、大きな花が散るその日までに

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