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2022年2月10日(木)新内眞衣卒業セレモニー
2022年2月12日(土)星野みなみ卒業セレモニー
立て続けに2人のメンバーが新たな道を歩み始めました。
どちらも素晴らしいセレモニーだったので、
この思いを忘れないうちに言葉にしよう、
というnoteです。


新内眞衣卒業セレモニー

それではまずは新内さんの振り返りから…GO!!!
新内さんのセレモニーはニッポン放送が後援となって主催されるというかなり異例なセレモニーでした。新内さんといえばオールナイトニッポンなので不思議なことではないんですけど、それでも、一人のアイドルの卒業に一緒に働いてきた会社が動くというすごさはぜひ嚙み締めておきたいものです。



噛み締めると言えば新内さんはラジオでよく噛みますね(急に無礼)。噛めば噛むほど味が出るのがよさでしたし、知れば知るほど好きになるのが新内眞衣という人だったと思います。 



新内さんのラジオは楽しいことがたくさんありました。僕個人としても、初めてメールを読んでもらったのは新内さんです。たくさんの思い出はありますが、あえてここでは書きません(なんでぇ~)


そんな新内さんの良さを生かして、セレモニーでは曲を披露するたびにメンバーを呼んで、ラジオ形式でお話をするゾーンがありました。だいぶFMチックな内容で、しっとり、楽しく、笑いながら観れましたね。かと思いきや、急に思い出の楽曲を披露しちゃったりして、笑って泣いて、泣いて笑ってという感情の波が激しいサーフィン向きな演出でした。埼玉はしらこばと水上公園でしか波起きないんですけど。



このセレモニーの何がすごかったかってきかれたら
「泣いて笑って、笑って泣いたこと」だと思うんです。今までたくさんのメンバーの卒業をみてきましたがあれだけ笑う公演は初めての感覚でした。


人それぞれ感覚がちがうので僕のお話になってしまうんですけど、僕の場合、涙のお別れはよくいえば余韻に浸る、悪く言えば引きずってしまうんです。「あー、終わちゃったな。」「もっと見ておけばよかったな」って。

でもここに、笑いというポジティブな要素が入ると
「いやー終わちゃったか~!」と少し違う感覚が生まれたんです。パフォーマーは「魅せて」「出し切る」ことができますが、オーディエンスは「観て」「受け取る」ことしかできません。だから少しでも多くの感情を「見せて」「発する」ことができると
心残りがなくなるんじゃないかな、そんな風に感じました。


こんなにいいセレモニーに出会えてよかったです。
今までの卒業の時とは少しベクトルのちがう満足感で、人生でこれから出会うことができないような公演でした。





そういえば、10日は雪が降っていました。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあり、
去る者は跡を始末してきれいにしてから
去らなくてはいけないといった意味です。
でも、雪には足跡が残ります。
この足跡は、残してしまったものではなく、
新内さんが乃木坂で残してくれた大切なものです。
未来に続く足跡も素敵なものになりますように



それでは新内さん、そして新内さんのこれからに

乾杯🥂




星野みなみ卒業セレモニー

続いて星野さんの振り返りをしていきま~ SHOWTIME!!!!!


星野みなみさんといえばかわいいの天才です。
セレモニーでもかわいさが溢れていました。
ためてためてくまのグッズを見せびらかしたり、
メッセージよんでないだろ~って疑ってみたり、
泣いたのを人のせいにしてみたり。
愛されていたのも伝わってきますね。


なのでここでは別の面で振り返りたいなと思います。僕は星野さん推しではなかったので多くを言葉にすることはできないと思いますが、自分なりにまとめてみます。


星野さんはかわいいだけでなく、かっこいい、イケメンな面も持っているんです。セレモニーの時の樋口さんのエピソードを思い出してみればそれもわかるんじゃないかと思います。

そしていまや有名になっている秋元真夏さんとのエピソード。本格的に乃木坂で活動を始めたのが1年も経ってからということもあり、まわりと打ち解けづらかった秋元さんに対し、自然体で接した星野さん。そういう気遣いができるのはとてもかっこいいです。でも当の本人は「覚えてない」「ただしゃべりたかった」と返します。見返りを求めたり、気遣ってやろうと思うのではなく、無意識にそういうことができてしまうのは天性の優しさです。

セレモニー中も何度も「みんなありがとう~」と
自分が主役なのに付き合ってくれたことに
感謝を述べています。

どこまでも優しいのに
「なんで優しいの?」ときかれると
「周りの人が優しいから優しくなるんだよ」
と言います。

ここまでくると「優しい」という感情から
生まれた人間なのでは?と神話のような
ストーリーを編み出してしまいます。
 

神話といえば星座、あらかじめ語られるロマンスですよ(雑な転換)。最後の最後にあらかじめ語られるロマンス(噛まずに言えた)を観ることができたわけですが、やはり「あしゅみな」は最高です。あしゅみななしでは今回のセレモニーは語れないですよね。

ということで、あしゅみなを語らえる記事人きじんちゅ
爆誕します。


あしゅみなを語らえる記事人きじんちゅ

「あしゅみな」とは齋藤飛鳥さんと星野みなみさんのコンビの名前で、初期から活動していた”戦友”です。ふだんから仲良しであるとアピールすることはないですがお互いのことをよく知っている仲です。
そんな2人は『BUBKA』2019年11月号の対談で

星野「飛鳥はすごいから、私と一緒にされるのはちょっと申し訳ないと思ってた(笑)。『裸足でSummer』で初めてセンターに選ばれたあたりから~ひとりでセンターに立ってがんばってるのは本当にすごい。」

飛鳥「逆に私からすると、もうみなみは『ぐるぐるカーテン』の時点でフロントにいてグループを引っ張る側の人だったわけで。こっちは後ろの列からすごいなって思って見ていたから、そんなみなみと一緒に仕事をさせてもらえることにちょっと違和感があって。別にみなみがどうとかいうことじゃなくて、なんでみなみとセットにするんだろう?って。」

http://store.byakuya-shobo.co.jp/shopdetail/000000001066/

と言っています(めちゃくちゃいいインタビューなので買ってください)。

お互い似ていないようでやっぱり似ているんですよね。セレモニーのときも泣く姿を見せたくないからと2人そろって後ろを向き、しばらく背中だけが映る時間がありました。

デビュー時から乃木坂を前で引っ張り、
1期生がたくさん見てきた背中

乃木坂に欠かせない存在で、
後輩がたくさん見てきた背中

とても大きくかっこよかった。



そんな2人が交わした会話でどうしても苦しくなってしまいました。
「あしゅみなでもう1個くらい何かやると思った」
飛鳥さんはライブで涙を流すとき、
悔いていることが多い気がします。
「たしかに。ごめんね、ちょっとがんばれなかった。」
ファンとしても観たかったという思いはとても強いですが、ここで終わるのもいいような気がしています。いや、終わらないからいいのかもしれません。

 

もう観ることはできないかもしれませんが、
あしゅみなが”友だち”でいてくれれば、
僕たちはそれだけで満足です。


乃木坂の制服を脱いでサヨナラをした星野さん、
人生のサビはまだまだこれから来ると思います。
上昇気流逃さないで


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