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粉う事なき未完成

毎日見ていると解らないものだが、改めて見せられると思わずにいられない事がある。
とある要件で宣材写真を撮って頂いたのだが、それはそれは40近いおじさんがそこに写っていた訳で、自己を振り返り「こんな感じか」と客観的に見れない大きな子供。

プロのカメラマン、それもモータスポーツを長年追い続け、さらにポートレートも専門とするその方に切り取って貰えるのだから、そんな嬉しいことはないのだが、だったらヒゲぐらいちゃんと剃って来いよ。

仕事も趣味も好きなことを好きなだけやってきて、自分としては比較的自由に生きてきてそれなりに満足しているが、やっぱり未完成であり完成なんて墓に入るまで決してやってこない。それどころか墓に入ったところで未完成、決して完成なんてしないものだと解っているから、やりたいことはすぐにやる。

反面やりたくないことに時間を費やしている暇なんてない。だって明日隕石が落ちてきたり、大地震が起きたりして終わるかもしれない。だから節目でも何でもない時に撮ってもらった写真が節目になった訳だ。

写真を撮ってもらったこの日が人生の節目になっただけの話。
この写真が遺影にはしたくない。

だから次の節目はいつになるのか楽しみだ。

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