教養を材料に人生を遊ぼう!/Voicy山田崇ラジオ#176
2022/09/16
Voicy山田崇ラジオ#176
教養を材料に人生を遊ぼう!
話し手:山田崇さん 島田龍男さん 殿脇菜央さん
書き手:石井恵里
START
山田さん:毎週金曜日朝7時からノーイシュー、ノーアジェンダでお話しする、176回目の山田崇ラジオです。
Check in
石井恵里:
おはようございます!信州大学経法学部1年で、山田崇さんのオンラインかばん持ち6期生の石井恵里です。今日は長野県松本市から参加しています。
今日は午前中に信州大学の全学横断特別教育プログラムという学部横断型の副専攻のプログラムの一つ、環境マインド人材養成コースの説明会があります。後期から専門科目の授業がスタートするので、いよいよ後期が始まるな~という感じです。
また、明日17日には長野みらい環境フェスが長野市セントラルスクエアで開催されますが、そこで発表の機会を頂くので、少し緊張しています💦
殿脇菜央さん:
山田崇オンラインかばん持ちの殿脇奈央です。今台風が近づいてきていますが、3日後にカナダに行く予定があるので、行くまでに台風に当たらないでほしい、コロナにかからないと良いなとちょっとソワソワしています。
島田龍男さん:
週末に気が乗らない予定があるので、台風でキャンセルにならないかなと思っているのですが…。今日もよろしくお願いします。
山田崇さん:
山田崇ラジオ金曜日45分の間に起こる無音の時間も良いですねというコメントを頂きました。確かに今日は無音でしたね。
一昨日から東京に来ていて、今日は東京にいます。少し対面での仕事があったりとか、赤坂で地域活性化センター主催の「地域力創造大学校」という2日間のセミナーで講師として参加するので1ヶ月ぶりに東京に来ています。
第2子の名前が「問(とう)」に決まりました。誕生日9月1日の9+1で「十(とう)」とか、リルケの詩「問と生きる」が好きだったりとか、京都大学総合博物館 准教授の塩瀬隆之さんがお話しされていた「問」についてが好きで「問(とう)」にしました。
山田さん:
直接聞いていただいている皆さんもありがとうございます。
龍男にちょっと聞いてみたくて。気が乗らないやつね。断れないんだよね、私。龍男って、言いにくいことをズバッと言ってくれたりとか。昨日1日目のセミナーの後に名刺交換会があって、どんな仕事をしているんですかと言われたときに会社の人数60人ぐらいいます、だったりとか、チームのメンバーは何人ぐらいですとか。そういえばドコモ以外のメンバーとも仕事をしているから多様な視点が得られるんだよねといったお話もしました。でも先日同僚から、山田さんいつから仕事をするんですかとも言われて。半年たったけど全然バリューが出せてないなと思っています。
島田さん:
もっとやれますよね。
山田さん:
何が出来たんだろうとか、10月に既に視点が動いていますね。
昨日は浦久俊彦さんの『リベラルアーツ「遊び」を極めて賢者になる』を読んでから行きましたが、半年で私自身教養をどこまで身につけられたのかは人に見えにくいですよね。
自分でもよくわからないし、人にも伝えにくいし。教養って調べれば調べるほど分からない。リベラルアーツはリベラルとアートに分かれるよねとか。フリーは受動的な自由だけどリベラルは能動的な自由だとか。
島田さん:
でも難しく考える方向に行かなくてもいいと思います。教養を身に着けた結果、自分で主体的に選べるようになったかを指標にすると良いと思います。教養の定義を考えると複雑になってしまうので、それらも含めて自分の人生を主体的に選べるようになったかを考えると良いと思います。
山田さん:
確かに、能動的な自由は自分で選択するということで、その先を考えればいいのか、そしたら私ってすごくリベラルなのか。でも客観的に見ればリベラルなのか。モチベーションを育む方法についてなど「BRAIN DRIVEN]」で青砥瑞人さんの本にも書いてあって。
空家を借りたりとか、仮説を立てて考えて実行に移す小さなアクションをはしていますよね。
島田さん:
自分で選ばないことをルール化していることもあるから、選ばないという制約を課しているところもありますよね。深いところでそれも自由である可能性はありますが。
山田さん:
選択をしない選択だと思ってやっているところもあります。自分の関心のあることは自分で選択できるけど、知らないことに出会うためのデザインも必要だなと思って。人生が長くなったり、海外の人とでもオンラインで繋がれるような世の中になってきて、生涯これだと決めてそこだけにフォーカスするのが怖いんだろうね。
めっちゃ見たい映画が見れてなくて。「さかなのこ」が見たいんですよ。
さかなクンをモデルにした、のんさんが主演の映画です。
ある意味さかなクンてフォーカスじゃないですか。
島田さん:
さかなクンには取材したことありますよ。
山田さん:
さかなクンと何かしたいですよね。
島田さん:
海の領域、魚の領域にフォーカスしていますよね。
山田さん:
自分で選択肢を持たない思考もあった方がいいのかなと思っていて、そっちの方を多用しているかもしれない。ただ自分で市役所をやめて、自分でgaccoにも来たことは大きな選択でした。
「教養」というテーマに全振りする瀬戸際だよねということだと思います。一つを見ても知らないことがたくさんあるなという広がりがあるのと、多くの人にとって身近だけど、よくわからないとか。
今日の研修も元公務員として出てるなとか。
島田さん:
でも「地域力創造大学校」公務員が対象のセミナーですが、山田さんは元公務員として出ていらっしゃいますよね。
山田さん:
これがフォーカスをしていないということかな。今回はドコモgaccoの肩書で出ていて、もっとドコモgaccoを知って頂きたいなとは思っていて、出させていただきました。
総務省にいらっしゃった箕浦龍一さんというワーケーションやカレーのコミュニティーを作っていらっしゃる方に初めてお会いして、公務員の現役の時に会えませんでしたねというお話になりました。
『リベラルアーツ「遊び」を極めて賢者になる』も「旅するように働く部長」の加藤遼さんから勧められた本なので、自分では選択していないですね。ただ本の中に私の好きな人たちの言葉がたくさん引用されていて。田坂広志さんの引用もありました。
『リベラルアーツ「遊び」を極めて賢者になる』の中で、人生を楽しみ続ける3つの方法として、人生の旅人になってみる、誰かのために遊んでみる、仕事と遊びの境界線を無くしてみるということが挙げられていました。
出会うためには何かデザインが必要なんですよね。
島田さん:
なぜいろんなことに出会わなければいけないんでしょうね。普通にナチュラルに生きていたら出会えないような力学があるからでしょうか。
山田さん:
龍男は自由はないって言葉に出して言うよね。
島田さん:
DNAの奴隷だと思っています。
田坂広志さんは無邪気という話をされていて、無邪気とは、あらゆる固定観念や常識から自由でいることとされています。一度計画したからやり続けなければいけないとかではなくて、これを読んでどうやって遊び、無邪気になれるのかを考えるきっかけになりましたね。
島田さん:
では邪気は固定観念に縛られるってことですかね。
山田さん:
ネガティブな想念が無い状態を無邪気というらしいですよ。本来持っている自分を発揮できている状態なのかもね。自然と今の環境や情報が邪気になっているのかも知れないですね。
島田さん:
常にすべてのことを、この瞬間の出来事として捉えることが大切なんですね。コストはかかりますけど。
山田さん:
私は講演を毎回フルスイングするんですよね、講演の資料も毎回変えていますし。昨日の自分と今日の自分も違うし、聞いてくれている人たちも昨日とは違うし。周りで何が変化しているんだろうとか、地域がフィールドだったからこそ考えますね。
島田さん:
サカクラカツミさんという、オリエンタリズム、日本文化をパフォーマンスで表現する方がいらっしゃいますが、その方は自分たちのパフォーマンスの動画もYouTubeで上げています。でも観られるのは嫌みたいで。というのも、動画で観られる自分は過去の自分だからということみたいです。
山田さん:
年齢も60近い方ですよね。
島田さん:
もともとHipHopに傾倒されていらっしゃったみたいですが、黒人ダンサーの方から「日本にはカッコいい文化が沢山あるのになぜあなたは他人の文化を真似するの?」と言われたことがルーツにあるそうです。
山田さん:
元サッカーの日本代表で、旅人の肩書を持っている中田英寿さんも若いうちに海外に出た方がいいというお話をされていますよね。
海外に出ることで、自分が日本人であることに気づく、中田さんも、日本を知らなかったことに気づいそうです。外国人と会話をすると日本人である自分を相対的に意識するということですね。その後、日本のどんなところがあるのかを知るために47都道府県を回ったみたいです。
ノーイシュー、ノーアジェンダと言いながら8月のVoicyではアジェンダを持ってしまっていて、特集の話をしていました。そこで、今日はめちゃめちゃチェックインに向き合って特集にとらわれないようにしてみました。
やりだした頃の山田崇ラジオっぽいなと思ってやっていましたね。
Check out
石井恵里:
今日は自分で選択をするか、選択のために教養が必要、というお話をお聞きしましたが、先日信州大学の共通教育科目のゼミ「現代メディア・マーケティング入門ゼミ」(リンクは昨年のものです)で特別講師として来て下さったロンドンブーツ1号2号の田村淳さんからお聞きしたお話の中で人生で、モノづくりをする中ではストーリーが大事というお話をお聞きしました。選択をすることは難しいですが、選択によってその先のストーリーが変化するので、難しいけど面白い、ワクワクすることなのかなと思ってお聞きしていました。
殿脇菜央さん:
ずっと聞き入っちゃいました。山田さんと島田さんの話から人生遊び続けるために、とか私の生き方ってどんなだろうと考えていましたが私は私on my wayを選ぶのは難しいなとか。私は中学校の頃から日本に住んでいるのが違和感だったので、自分のパーソナリティーにあった国に出会えていないから旅をしたくなるのかなと思いました。だから3日後にカナダに行こうと思ったのかな。
島田龍男さん:
無邪気という言葉が心に残っています。心が肯定していない場面があって、頭で切り替えることは出来るけど、この場合は何を選択したらいいんだろうと思っています。
山田崇さん:
誰かのために遊んでみる、は引っかかっていて、地方自治体の職員の時に「指示待ち型の地方創生」という記事を書いていただいたことがありました。
蛇口はひねられるときにWhyを考えないように、山ちゃんを蛇口にしてひねってみたら面白いことが出来るんじゃないかって言われたりもして。
自分のやるべきことをやり、自分のなるべき人になることが自由だけど、自分のこれっていうものが見つかっていない感じがしますね。でも教養ってそれなのかな。
サカクラカツミさん、59歳にしてなお過去のパフォーマンスを観られたくないというのはもっと観てみたいなと思いました。
金曜日、ゲストを交えてノーイシュー、ノーアジェンダで世代の違う中で話すことで学ばせて頂く機会にさせていただいています。
今日も良い1日を、そして3連休ですね。
ありがとうございました。
きづき
check outの続きになります___
田村淳さんの講演の中で、ストーリーが大事とお話しされていたのは人の心を動かす秘訣はストーリーにあるということからでした。大学入学後、学内外のイベントに参加する中で多くの人と出会い、そこから一つずつストーリーとして繋がっているように感じています。noteを読んでくださる方に面白い!!と感じていただけるように、出会いを大切にストーリーを紡げたら良いなと思っています。また、やりたいことがたくさんあった方が人生は幸せになるということも教わりました。頂いたチャレンジに少しでも多く挑戦できるようにしたいなと思います!
大学で始めたチャレンジとして、ここで宣伝です📢📢
私は現在「2022エシカルふぇすinながの」の実行委員として環境問題や人権問題を意識しながら営まれているお店を取材させていただき、それを動画にしてYouTubeに投稿しています。「エシカル」って何だろう??自分の行動から小さな変化を起こしてみたい!という方はぜひ見ていただけると嬉しいです🥰
皆さんのきづきのきっかけになることを願っています。
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