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仮面ライダーディケイド&ハローキティ コラボイベント in サンリオピューロランド 書き殴り

2021年3月6日 

サンリオピューロランドにて平成仮面ライダー10周年記念作品「仮面ライダーディケイド」とサンリオが世界に誇る「ハローキティ」のコラボイベントが開催されました。(ダラダラ書いてたら1ヶ月以上経ってました)

ディケイド好きとして何度かこうしたイベントに赴いては命を散らしてきましたが、今回も例に漏れず散ってきましたので後で自分で見直してニコニコできるようイベントの内容をこちらのnoteに軽く残しておきます。内容や説明は多少割愛させていただきますのでお許しください。


はじめに

そもそもこのハローキティと仮面ライダーのコラボイベントは3回目となりますが事の発端は昨年2020年1月の仮面ライダー×スーパー戦隊のライブイベント 超英雄祭。本来は作品の主題歌などを生歌唱/生演奏するライブイベントですが、毎年開演前に直近のイベントや映像作品の初告知があるんですね。

開演直前に突如流れ出した仮面ライダーディケイドの劇中BGMと共に同番組に出演した井上正大さん、戸谷公人さんがステージ上にサプライズ登場。ハローキティとディケイドのコラボイベントが開催告知されました。

昨年1月といえばディケイドも登場し話題を呼んだ仮面ライダージオウも完結し新時代の仮面ライダー、ゼロワンが視聴者に馴染み始めた頃。流石にディケイドもしばらくは鳴りを潜めるだろうと完全に油断していたその時だったので、正直してやられました。この告知のことが頭から離れずその日のライブのことをほとんど忘れて帰ったのを覚えています。

しかし開催が近付いた2020年3月。昨今の情勢を鑑みイベントは延期ではなく「中止」が宣言されてしまいイベントの内容やコラボグッズもお蔵入り…。と諦めていましたがなんと2021年となった今突如として企画が復活!登壇予定だった戸谷公人さんは残念ながら不参加となってしまったものの、1年越しにイベントの開催が宣言されました。

1年越しの開催という事実や、筆者が先日公開された「ディケイド館のデス・ゲーム」「7人のジオウ!」を見て”仮面ライダーディケイド”に対して正直どういう感情を向ければいいか分からなくなっていました。その状態を知っていただいた上でこれからの内容を読んでいただければ幸いです。


最寄駅〜ピューロランド〜会場

多摩センター。ピューロランドへの道中、可愛らしいサンリオのコーデの女性客やカップルが増える中、1人で来た成人男性としては疎外感しか感じず正直気が狂いそうになっていました。マジで。

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メルヘンで可愛らしい世界観やBGMの中、「仮面ライダーとキティちゃんコラボなんかしてんのw」「これ何のイベントですか?」と言った声も聞こえ始め自分が周りの人に何か言われているのではという不安があたまをよぎります。そんな不安をディケイドの劇伴「バトルワールド」(1話冒頭とかで流れてる怖い曲)でかき消し頭の中で謝りつついざ場内へ。今後生きてて関わらなそうな人々が密集する中チラホラ見えてくるマゼンタやシアンの差し色グッズ、マゼンTやシアンTを身につけた人たち。オタクを見かけてこんなにも安心する日はこれまでなかったです。中にはまだイベント会場外なのにDXネオディケイドライバーを巻いている人も。


コラボグッズはぬいぐるみを買おうと思っていましたが自分が到着した11時半頃には既に完売。どうしようかと思っていたところ売り場に展示されていた3000円以上購入で付いてくるショッパーのデザインに「ウッ!」と来てしまいTシャツを衝動買い。弱いオタク。

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会場。入った時Journey through the Decadeが流れておりオッ!と思ったら他の平成ライダーの主題歌も流れてました。まぁ全部ディケイドみたいなもんやしね…。 余談ですがこの日初めてDXネオディケイドライバーを巻いている子供を見ました。本来あるべき姿。

筆者の座席は会場入り口の突き当たり、ステージからは一番遠く通路に面した最後列。「後ろか〜」と思っていましたがこの後自分がどうなるか彼は知る由もない。


開演〜ショーパート

暗転した会場に響くのはディケイドをご存知ならお馴染みの「ドラマのあらすじ」。これまでの仮面ライダーディケイドは!

スクリーンにはオーロラカーテンを背景にクウガ〜ディケイドまでのクレストとコラボ商品のイラストが順番に映ります。チョロ・オタクなので放送から12年経った今番組の劇伴をイベント会場で聴けていると言う事実だけで既に爆上がりしています。

イベント司会のユタちゃんとキティちゃんが登場しご挨拶。しかし普段のサンリオイベントと違い今日集まっているのはどちらかというと”陰”のオタク。慣れていない僕もユタちゃんが登場した瞬間に空気の違いを感じましたし、ステージから見てもオタク達もピューロランドへの馴染めなさとかの負のオーラを放っていたんだと思います(もちろん普段からサンリオに触れてピューロ慣れしてたり陽のオタクもいると思う)。 そんなオタクにユタちゃんから「シャキっとして!アンタ達のお金はこの瞬間から消費されてんのよ!!!」と一括。自分で6000円払って今座っていることを思い出し素直にイベントを盛り上げることにしました。

ちなみにこの日のキティちゃんは濃いめのピンクのマフラーと白のワンピース、ストライプのベレー帽とディケイドに寄せたコーデ。英雄祭での衣装と同じですね。海東(戸谷さん)に連れ去られそうになったやつ。

あとこんなことを言うと多方面に怒られそうな気がしますが、キティちゃんが本当に一挙一動かわいい!!コスプレをかじるようになり面やスーツを着て演技をすることの楽しさと難しさを知った今だからこそ、「カッコイイ」や場とキャラクターがいる空気感のミスマッチから生まれる「カワイイ」ではなくキュートの意味での真の「可愛い」を表現できるのが本当に凄いと思いました。この日見れたのはキティちゃんだけでしたがそういう勉強のために他のキャラクターに会ったりディズニーランドとかに行きたくなりました。



キティちゃんと共にこれまでのライダーコラボイベントと今日来る仮面ライダーのおさらい。

ユタちゃん「仮面ライダーデケードよね!デケイド!細かいわね!この年になると『ィ』を発音できなくなるのよ!」

キティちゃん必死のフォロー虚しく名前を間違われる世界の破壊者(きっと台本)。この時僕は東急ハンズ池袋店に想いを馳せていました。ディケード…   ※てかその理論だとキテーちゃんにならない?ソテーみたい。


そこへショッカー登場。たまに忘れそうになりますがディケイドには大ショッカーという形で昭和ライダーの敵を出しまくれましたね。近年ジオウ客演が多かったのと春映画が消えて久しいので素で忘れてた。登場したのはガラガランダとちりがみ博士!(←!!!)。ちりがみ博士はWヒーロー夏祭りが去年無かったのもあり本当に久々に見た気がします。馴染みのあるガワや空気になってきてようやくここで「現場に来た」感を実感しました。去年って本当に虚無だったんだな…。

あと怪人アトラクスーツ事情にはあまり詳しくないのですがガラガランダってアトラクスーツあるんでしょうか?遠目で見てもやたら出来が良いのが見て取れたので気になります。


ショッカーはキティちゃんの最も大切なお宝であるリボンを手に入れ全世界の人気者となり世界を支配するのが目的とのこと。平和。実際それでグッズ出たら買う人いるにはいそう。本来ここに戸谷さんの出番と海東がいたんだろうな…。海東大樹の残り香。

ちりがみ博士とユタちゃんが設定の説明をする中ステージ端でリボンを指差したり照れたりして絡むキティちゃんとガラガランダ。もう無限に見てられるほど可愛らしい。


交渉決裂しついに実力行使でリボンを奪おうとするショッカー。万事休すと思われた時背後から響くよく通る聞き慣れた「待て!!」という声。

エッ背後から!?と振り返ると

いた

目視1.5mくらいの所に。白いディケイドライバーを巻いて。門矢士が。いました。心臓が止まった音がした気がしました。漫画だったら色反転してる。

ゆっくりキティちゃんのリボンについて語りながら門矢士特有のユラユラした歩き方でステージに続く通路を進む門矢士(井上正大さん)。通路真横の先のため手が届くくらい真横を通ります。よく考えれば会場を分断してステージの階段まで通路が伸びてる時点で察するべきでした。このための最後列の通路側だったんですね〜(死亡)


これまで井上正大さんのイベントにチラホラと参加しており個室でお話とかまでしたことありますが(定期自慢)ディケイドの公式なイベントで門矢士として演技をする井上さんを見るのは初めてだったのでこれまでのとは意味合いが全く異なります。というか今回といい10thイベントといいバースデーライブといいランダムもしくは適当に座った位置の2m範囲内に井上さんが突然登場する確率高すぎる。謎の強運。詳しくは前までのイベントのレポをご覧ください(https://twitter.com/radasan_dcd/status/1028614286292082689?s=21)



僕が昇天している間にステージに上がっている門矢士(井上さん)。

「そうだ、俺が門矢士。仮面ライダーディケイドだ。キティちゃん。ここは俺に任せて行くんだ。」凄い。井上さんの声で出てくる門矢士の「キティちゃん」。圧がある。

それに対してキティちゃんも「はい!門矢士さん!」と返す。フルネームで名乗りフルネームで呼ばれるのほんのちょっとシュールですね。

なお今回の門矢士はジオウに比べていくらか声高めで「平成vs昭和」とジオウの中間くらいの程よい声音。敵か味方か分からないジオウでの立ち位置のためにかなり声を低くしていたんですね。


「さぁ、そろそろ変身といこうか」門矢士、ショーで動かすには中々難しいキャラクター造形してますよね。ましてや本人だし。

取り出したカードをひっくり返し「変身!」※流石に変身音以外の効果音は無かったです。むしろあったら引く。

背景スクリーンにディケイドライバーのUIが大画面で表示されステージを覆ったスモークの中から仮面ライダーディケイド登場!もちろん流れるBGMは「ディケイド」!!

ちりがみ博士とガラガランダとの戦闘。ディケイドのヒーローショー自体久々で(個人としては2019年秋ぶり)、ライドブッカーソードモードも持ち出しての殺陣もあり知能が3歳まで戻ります。


戦いの最中、キティちゃんがちりがみ博士にキティちゃんのカチューシャ(ショップで売ってるやつ)を着用させショッカー2人は和やかな雰囲気になり戦闘終了。そらここピューロランドですもん殴る蹴るのバイオレンスあるわけないですよ。

「キティちゃんのリボンには『皆仲良く』という思いが込められている。ショッカーすら仲良くさせる…ってことだな」

そこへあの足音とともにシャドームーンが登場!流石にシャドームーンとなるとアトラクスーツありそうですがいかんせん遠いので顔のパッチン見えません。皆仲良くなどくだらんとご立腹のシャドームーン。大爆発を引き起こし咄嗟にキティちゃんの前に出て守るディケイド。ディケイドが誰かを守るポーズなんて滅多にやらない上やたらと構えがカッコよくて家帰ってすぐフィギュアで再現しました。

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サタンサーベルとライドブッカーの斬り結び。ガワvsガワの本格的な殺陣が始まりショーも盛り上がって参ります。

流石にシャドームーンには敵わず倒れるディケイド。そこでユタちゃんとキティちゃん主導のもと、観客がディケイドに力を与えることに。すごい!ヒーローショーみたい!カードを手裏剣のように飛ばす動きでステージ上に力を送る我々。忍者か?

「これがキティちゃんの世界のお宝、思いやりの力か!」


復活したディケイドにキティちゃんから頑張って!とサムズアップ👍それを見たディケイドもサムズアップか…それなら!とカードを取り出します。

カメンライド!クウガ!

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ディケイドクウガに再変身!正直ディケイドのスーツ以外くると思ってなかったので本当にびっくりしました。しかもディケイドクウガ、キバの世界とそれ以降の登場時は必殺技使う時くらいしか使ってなかったのでディケイド特有のあの抜けた立ち方をしたことが無かったはずなんですね。しかし今回は変身後シャドームーンを煽る際やりましただらしない立ち方!10年以上かかっても見れなかったものをヒーローショーしかも本人の声で見れる。幸せです。

そしてまさかのカメンライド状態でのファイナルアタックライドクウガ発動!これも本編ではやったことがなかったので本当に嬉しかったです。後の締めがキックのため(後述)マイティキックではなくパンチ技でしたが、それでも貴重なものを見ることができました。

倒されたちりがみ博士。散り際に「夏に会おうね〜!」とのこと。会いたいね…会えるといいね…

最後はディケイドに戻りファイナルアタックライド ディメンションキック!シャドームーンを破りショッカーの比較的平和な野望は阻止されました。

「皆仲良く、と思いやりの力か。それがキティちゃんの世界の一番のお宝…ってことだな」

と締め、ユタちゃんとキティちゃんに見送られながら去っていくディケイド。

(今回のお宝、海東がいたらどんな反応してたんでしょうね。2019年海東大樹なら大人しそうですが2009〜2012年海東大樹を基準にすると何かの琴線に触れかねなくて怖い)


以上、コラボイベントヒーローショーの文字レポでした。

この後ゲームコーナーだったりトークコーナーだったりがありましたが、文字で起こすのに向いてないかなというのと結構ぶっちゃけた話とかも出てこうして書いて公にしていいものなのか分からないので今回はノータッチとさせていただきます。忘れたとかヒーローショーのレポに体力使いすぎたとかではない。

前述の通り延期に延期を重ね、さらに言えば他のヒーローショーなどもほとんどが開催されず深刻なイベント飢えを引き起こしていたので今回開催していただけて本当に井上正大さん初めピューロランドのスタッフの皆様、運営の皆様にありがとうございますとお伝えしたいです…。

個人的な話となりますがTTFCとテラサにて公開された「ディケイド館のデスゲーム」「7人のジオウ」がこう、なんとも言えない感じでさらにディケイドの物語にピリオドを打たれたと言われても過言では無いので(あれで終わられても困りますが、井上さんが多方で上記の内容を仰っているので)ディケイド終わったのか…平成ライダーも終わったしもう見れないんだろうか…と沈んでいた中での本イベントの開催並びに井上さんの登壇や内容や演出もディケイドらしく凝った作風だったヒーローショーやトークだったので、本当に心から楽しむことができ、仮面ライダーディケイドが大好きであるということを再認識できた素晴らしいステージでした。

ありがとうございました!


ラダ


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