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復讐は冷たいほどうまい食事だ(マイ・ボディガード)

「マイ・ボディガード」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:トニー・スコット
原作:A・J・クィネル
出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング

【おすすめ度】
★★★★★★★☆☆☆(7 / 10)

【あらすじ】
元工作員のクリーシーは、後ろ暗い過去を払拭できずにアルコール漬けの日々を送っていた。そんな状況を見かねた友人の計らいで、彼はルピタという少女の警護を請け負うことになる。最初は単なるボディガードとして接していたが、水泳や勉強の指導を行う中でルピタとの間に絆が芽生えていった。そんな折クリーシーの目の前に不穏な集団が現れ、ルピタが誘拐されてしまう。犯人との交渉が決裂し、ルピタが殺されたことを知ったクリーシーは、過去に培ったスキルを活用し犯人たちへの報復を誓うのであった。

【感想】
 元工作員でアル中のクリーシーがあらゆる出来事を経て、人間として立ち直る物語です。ですがその過程は、何とも一筋縄にはいきません。ルピタと出会ったことで、彼はアル中から彼女を守る熊さんとして立ち直ります。その後ある非情な現実に打ちのめされた結果、熊さんから殺しの芸術家として立ち直ります。その後ある有情な現実に引き戻された結果、殺しの芸術家から正真正銘のボディガードとして立ち直ります。
 ルピタのボディガードとして全てをやり切ったクリーシーは、人間として満足な最期を迎えたのではと思います。設定や描写に妙な生々しさのある、フィクションっぽさの少ないフィクションでした。

【シーン抜粋】
ゴンザレスを拷問の末に殺害したシーンにて。えっ?そうめんは?冷麺は??冷やし中華は???と、他の候補を挙げたくなるセリフ。

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