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Q.米国株で出た利益の確定申告は大変ですか?

ご質問ありがとうございます。こういう質問は嬉しいですね。感謝です。

A.日本株で出た利益と同じです。特定口座(源泉徴収あり)を選択している場合は確定申告しなくても大丈夫です。売却時の利益、配当金のいずれの場合も対応なしです。

証券口座には①一般口座と②特定口座(源泉徴収なし)③特定口座(源泉徴収あり)の3種類があります。

普通は③特定口座(源泉徴収あり)を選択しています。

この口座の場合、利益が発生した場合に証券会社が税金を計算して納税をしてくれるので、私たちは何か税金に関してしなければいけないことはありません。

つまり

対応なしです。

税金は、利益に対して所得税10%と住民税10%の合わせて20%が課税されます。

売却時、配当金入金の際に自動で税金分を引いてくれます。

なお、米国株においては2重課税されるケースがあります。

2重課税とはアメリカと日本と両方で課税されることです。

アメリカでの課税について、キャピタルゲイン(株価上昇での利益)は非課税で0となりますが、インカムゲイン(配当・分配金)は10%がかかってしまいます。

日本でかかる20%と合わせると30%が税金で取られることになります。これは確定申告で「外国税額控除制度」を利用して、アメリカでの課税10%分を取り戻すことができますが、大きな金額では無ければ面倒の方が大きいので無視するほうがいいでしょう。

もし「特定口座(源泉徴収なし」か「一般口座」を選択している場合は確定申告が必要となりますので、お気を付けください。

なお、NISAの場合はそもそもが「非課税」となりますので、こちらも確定申告不要です。

特定口座(源泉徴収あり)・・・特定口座は年間の損益計算を証券会社がしてくれる口座。源泉徴収ありを選択すると自動で税金を引いてくれるので一切の対応不要。特別な事情がなければこの口座を選択しましょう。

特定口座(源泉徴収なし)・・・年間の損益計算だけ証券会社がしてくれる。納税は自分でするもの。他の口座と合算する場合や年収2000万を超えてる場合など確定申告することが確実な人には多少メリットがあるかも。一応年間の利益が20万以下なら確定申告をしなくてもいいので少額運用するならこれでもありかもしれないが、どうせなら源泉徴収ありの方がいいと思う。

一般口座・・・証券売買用の口座のみ。確定申告だけでなく、損益計算も自分でする必要がある。たぶんメリットなし。

NISA・・・非課税枠

またお目にかかれるときを楽しみにしています。