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VTIはETFで買うべきか、投資信託で買うべきか?
ご質問ありがとうございます。
投資信託で買う方がいいと思います。
理由は単純明快です。
“複利”を利用できるからです。
一般的にETFと投資信託を比べた際に、ETFの方が運用手数料が少ないとされています。その点でETFの方がコストパフォーマンスが高いと考える人もいるかもしれません。
しかし
私は投資信託の方がいいと思います。それは、ほったらかしにできるからです。
投資信託は、再投資を選択することで分配金を自動的に同一銘柄購入に当てることができます。これは当然少額なので、数年単位で見たときには雀の涙ほどの違いですが、長期で見ると大金になります。
複利の力は想像する以上に強いのです。
一方ETFは再投資を自動で行うことができませんので、配当として入金されたものを自分で投資に回す必要があります。
ここに一抹の面倒くささが生まれます。
どこに再投資をしようかということを真剣に考えるくらいであればVTIに再投資をする方が賢明な判断です。
インデックスファンドの購入にいろいろ考えを巡らせる時間はもったいないのです。それであればもっと別のことを考えることに頭を使った方が人生を豊かにすることができるでしょう。
時間という資源は有限。
時間の使い方は、まさに自分の人生のデザインそのものとなりますので、可能な限り不要な思考時間をそぎ落とす。
そして、大事なことを考える時間に充てていきましょう。
ご質問者様の人生が豊かになることを願っております。
【追記】
投資信託の方が規律性を持って続けられると思いますので、長期投資は投資信託ですね。
— かめです (@yoriyori_da) August 21, 2021
ETFは個別株で遊んでいる分の避難先というイメージです。
まさにその通りだと思います。
この記事でひとつ書き忘れたことがありました。
それは、VTIはそもそもスポットで売買するような銘柄ではなく、長期積立を前提としているということです。
なぜなら、
VTIは、アメリカ全体への分散投資となるからです。あらゆる時価総額規模の米国株式を保有し、米国株式市場全体を投資対象としています。その数3500以上の銘柄に分散がされているのです。
それを踏まえて、
投資信託=100円から自由に設定可能。ETF=その株価単位(100ドルなら100ドル、350ドルなら350ドル)。
となりますので、
長期での定期定額の積立は投資信託の方がいいという結論になります。
また、
個別株のリスク低減ならETFです。
スポットで購入する場合にはETFでもいいですが、その意味合いで購入する際にはVTIだと分散されすぎているので、セクターを絞っているものの方がいいでしょう。
※個別株はその銘柄の値上がりを期待して購入していると思いますので、その性格を少しでも残すという意味合いでは、リスクを下げるとしてもセクター分散くらいの方がいいのではないか、という考え方です。
またお目にかかれるときを楽しみにしています。