見出し画像

私ならロビンフッドのIPO買いたいよ

2021年7月29日にネット証券のロビンフッドがナスダックに上場しました。

画像1

NHKニュースより

2020年3月頃のコロナショックからの急激な株高を支えてきたアプリ運営会社の上場とあって、日本でも注目度が高いIPO。

38ドルの売り出し価格に対して初値が38ドル、終値が34.82ドル。残念ながら初日は8.4%の下落で取引を終えることとなりました。

なお、この結果を受けロビンフッドの時価総額は290億9800ドル(約3兆1800億円)となりました。

画像2

NHKニュースより

IPO(新規株式公開)はリスクの高い投資となるため、本来証券会社はリスクを差し引いた低めの売り出し価格をつけるものです。

低めの売り出し価格をつけるので、その分上昇する可能性が高くなり、
これまで新規株式公開はすぐに利益が出るのが一般的な認識でした。

だからこそIPO銘柄は注目され、人気もあるのです。

しかし、直近の新規株式公開は事情が少し異なっています。

イギリスでは4月に上場した宅配大手のデリバルーが初日に31%下落し"ロンドン史上最悪の上場"と酷評されました。

アメリカ証券市場でも2021年の大型IPOは軒並み下落しています。
プレイティカ -27.4%、クーパン -22.1%、ショールズ -7.6%

これは、新規株式公開には買いが入ることが予想され、売り出し価格の値付けに十分にリスクを勘案できずに強気になってしまっていることを意味します。

IPO銘柄は人気がありますが、私たち個人投資家が安直に飛びつくのは得策ではありません。

新規株式公開においても企業の業績状況やビジネスモデルをしっかり理解した投資が必要になってくると思います。

またお目にかかれるときを楽しみにしています。