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"成行”で買ったらなぜ高値を掴むのか?

投資を始めると株価のわずか1円の上下も気になるぐらい関心度が上がります。

株を買った直後にちょっとのマイナスでブルーになり、ちょっとのプラスでハッピーになる。

"投資“にはそんな不思議なパワーがあります。

今日は買い方の話をひとつしてみたいと思います。

成行(なりゆき)、指値(さしね)、逆指値(ぎゃくさしね)。

買い方には、この3種類があります。

【買うとき】

①成行は、とりあえず「今」買っちゃう方法。

②指値(さしね)は、指定した価格まで下がったら買う方法。

③逆指値(ぎゃくさしね)は、指定した価格まで上がったら買う方法。(え?安く買う方がいいじゃん)

【売るとき】

①成行は、とりあえず「今」売っちゃう方法

②指値は、指定した価格まで上がったら売る(利確)方法。

③逆指値は、指定した価格まで下がったら売る方法。

だいたいは①成行か②指値で買うことがほとんどだと思います。

では、③逆指値はどんなときに使うのか?

今回は逆指値は本題ではないので次を急ぎます。

問題は、

①成行か、②指値か。

なんですが、①成行は私も右も左もわからないときに、買えなかったら嫌だなという思いから何度かやってみたことがありますが、「成行」で買ったときは明らかに・・・

高値を掴んでいる!!!

圧倒的に高値を掴んで、いきなりハードモードで始まるじゃないか!

という経験を経て、現在は買いたいなーと思ったときの株価から少し下の株価を指値でいれておくことにしています。

なぜ、こんなにも成行が高値で買ってくることになるのか。

約定(やくじょう)=売買の成立。”やくてい”ではなく"やくじょう“と読む。

本来であれば・・・

①成行での買い注文 → 指値売り注文の最安値で約定

②成行での売り注文 → 指値買い注文の最高値で約定

と、なるはずです。理論上は。

しかし

経験上、絶対こうはならない。成行で買った場合は思った以上の高値で買ってくるし、成行で売った場合には思った以上の安値で売ってくる。

「なりゆきよ・・・・君は商売には向いていないぞ・・・。」

体感的にはこんな感じなのです。

思わず「何をしてるんだぁーーーー!」と叫びたくなるような価格です。

なので、

成行で株を売買するときはこれを思い出してください。

①成行での買い注文 → 「どんな高値でもいいので買います!」

②成行での売り注文 → 「どんな安値でもいいので売ります!」

実際、こういう気分の時もあると思います。短期の保有ではなくて長期的な保有を考えているので、今日なんとしてでも多少高くっても買う!という瞬間。

或いは、この銘柄は見限ったから何がなんでも今日売却しきって、次の銘柄に行くんだ、という瞬間。

そういう時には成行で売買するのがいいと思います。

では、なぜ成行は高値を掴んでしまうのか?

私もわからないのですが、おそらく特に人気のある銘柄は取引量が多いので現在の株価付近でものすごく高速での売買が繰り返されているので、それらの順番を経たあとの最安値が指定され、思ったよりも高値を掴むことになっているのでは?と思います。

なので、

株を売買するときには指値の方が安心感があります。

③指値での買い注文 → 「指値以下の価格なら買います!」
株価 ≦ 指値で約定

④指値での売り注文 → 「指値以上の価格なら売ります!」
株価≧指値で約定

と、いうことで、指値で入れて置いておくという買い方が私は一番いいような気がしています。

では、また。

【今日のおさらい】
①成行での買い注文 → 「どんな高値でもいいので買います!」
指値売り注文の最安値で約定

②成行での売り注文 → 「どんな安値でもいいので売ります!」
指値買い注文の最高値で約定

③指値での買い注文 → 「指値以下の価格なら買います!」
株価 ≦ 指値で約定

④指値での売り注文 → 「指値以上の価格なら売ります!」
株価≧指値で約定

またお目にかかれるときを楽しみにしています。