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#8 語るもの語らざるもの

歌舞伎町界隈には"Roland"なる伝説のホストがいるそうで、その人の密着動画を観てそこで語られていた事に感銘を受けた話をします。

ホストはまず、究極の接客業です。来店されたお客様にお酒を飲ませながら、極上の気分にして帰ってもらう。そのためには見た目はさる事ながら、トーク力や傾聴力など、高いコミュニケーション能力が求められます。

そのホスト界でトップに君臨するRoland氏は、お金の使い方や自分磨きについて、自らの哲学をキチンと持っていました。その軸は大きく2つです。

①常に向上心を持つこと
②周りへの感謝を忘れないこと


【常に向上心を持つことについて】

できない理由を見つけるなんて誰でもできる。やる理由を探して進んでくしか道はないのよ。

何かをするのにお金が無かったり時間がなかったり、様々な障壁が立ちはだかることはあると思います。でも、そういった"できない理由"を挙げて何もしないままでは、どんな小さな事も達成できません。Roland氏はそう語ります。

Roland氏は深夜に仕事が終わり、自宅へ帰って数時間の睡眠の後、朝早くから毎日ジムで1時間のトレーニングに勤むそうです。見た目もさることながら、健康が重要な仕事ですから、身体を鍛えるのは基本のようです。

仕事の日も休みの日もトレーニングするそうで、その理由が「休みの日にトレーニングしないと、それだけでやらない理由を増やしてしまっているから」とのこと。

僕も最近まで、仕事が忙しかったり精神的にキツかったりしたことを理由に、身体のトレーニングを怠っていました。その結果かどうかは分かりませんが、大事なタイミングで体調を崩し、治った後も少し走っただけで疲労困憊という体たらくです。体力の衰えが半端ない。

こんな状態ではとてもアスリートとは言えません。一般人以下です。

"昨日より今日、今日より明日"の精神を強く持って、身体の鍛錬をする必要があります。ただでさえ営業で強みの無い私が、身体能力まで衰えてしまったら、何もありません。危機感を持っています。

思えば、いつの間にか自分に対して弱くなっていました。「体を壊してはいけない」,「自分のできる範囲内で無理なくやろう」。そんな思いが、自分を守る一方で自分弱くしています。

イケイケどんどんだった大学1・2年で競歩をしていた時期を思い出して、頑張らなくてはいけないと考えを改めました。


数字はどれだけ売り上げたかは教えてくれるけど、どのように売り上げたかは教えてくれない。
年齢も同じで、どれだけ生きたかは教えてくれるけど、どのように生きたかは教えてくれない。
数字も大切だけど、どのようにしたかを大切にしたい。

Roland氏がそれまで勤めていたお店での最終勤務の際に皆に向けて発した言葉です。

仕事でもスポーツでも数字の世界で生きているので、この言葉は刺さるものがありました。営業会社なので、他のお店のトップセラーの成績も社内で共有されてりしています。しかし、トップセラーの売上を見ても何も得るものがありません。どのように売り上げたかは分からないからです。

幸いにも私と同じお店にトップセラーがいます。その方の数字はもちろん、"どのように"売り上げているか、垣間見ること,指南してもらうことができる幸運な環境です。

"どれだけ"よりも"どのように"に着目して数字を追いたいと思いました。


【周りへの感謝を忘れないことについて】

普段から両親とかスタッフとか美容師とか、色んな人にお世話になってる。そういう人達のためにお金を使うっていうのは、良い使い方だよね。
幸せっていうのはシェアした方が長続きすると思う。お金稼いで周りに還元しないと「自分だけ儲けやがって」って言われがちだからさ。大切な人にお金を使っておけば、その人も幸せになるし、自分も幸せなる。そういうシェアが大事。

これはもうそのままです。感謝の気持ちを伝えるためにお金を使うというのは、今まであまり考えていなかった部分なので、単純に参考にしたいなと思いました。


そんなことを考えながらひたすらRoland氏の密着動画を観てました。YouTubeにも参考になるものがゴロゴロ転がっているということで、これからも貪欲に吸収していきます。

まずは身体、鍛えます。

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