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第26回 阪神ジャンプSのみどころ


中京8R 阪神ジャンプステークス


明日の中京は、予断は許さないものの基本は好天となる模様で、先週の馬場傾向を踏まえるならば、あえて内を開けて走らせる必要もないように見受けられます。

メンバーレベルは、重賞のわりにどちらかというと小粒な印象になりましたので、オープンでそこそこの実績がある馬であれば、位負けすることはないと考えていいでしょう。

次に展開ですが、逃げ候補はザメイダンとケンアンビシャスの2頭。どちらも控える競馬に対応可能な馬ではありますけど、ザメイダンのほうは最近になって徹底先行型に変貌を遂げている印象もありますので、ザメイダンが逃げてケンアンビシャスは好位に控える。そんな形になる可能性のほうがやや高いのかな、と。


ということで、中心には④ザメイダンを推します。

この馬にとって、ここは相手関係がかなり楽になった印象なのですよね。
距離短縮は好材料ですし、中京コースでも力を発揮できる馬ですので、マイペースの逃げに持ち込めるようなら、終いまでおつりは残るだろうと期待してみます。
ただし、「休み明けで仕上がりひと息」「ハナに行けずに力んで惨敗」など最悪のシナリオも考えられますので、この馬を主軸と見るなら、タテ目をケアするなど戦略的なアプローチが求められそうですが、、、


2番手は、①サペラヴィ

この馬も、ここに入れば比較上位の存在と言っていいでしょう。
あとは、序盤の位置取りですね。前半の貯金を生かしてこその馬だけに、前走のように中団から脚を使って追い上げる形だと厳しくなりそうですから、最内枠を引きましたし、多少無理してでも3番手くらいの位置は取りたいところ。
ただ、そこはもう鞍上次第という面もありますので、本来ならこちらを中心視すべきなのでしょうが、鞍上面の不安を一定程度考慮し、最終的には序列を一列下げるという判断に落ち着きました。


3番手は、③ネビーイーム

中京は今回が初コースとなるこの馬ですが、基本的にコース替わりがマイナスになることはないとみています。
器用さに欠けるところがあるので、スローになって勝負どころから一気にペースアップする形に持ち込まれるのだけは避けたいところですが、この馬は道中で自ら動いて行ける機動力を持ち合わせていますので、そこは鞍上の手綱さばき次第で対応可能とみました。
ガチンコ勝負ではやや劣勢とみてこの位置に置きましたが、安定感という意味では、もしかするとこの馬を最上位とみるべきなのかもしれません。


その他、オメガリッチマンあたりを筆頭として、ここはどの馬にも馬券圏内のチャンスがある組合せとなりました。

極端に言えば、まったく人気がなさそうなレディステディゴーあたりにも一発の可能性はあるとみますので、絞るならできる限り絞る、少し手を広げるなら薄目をしっかりとケアする、そんなメリハリが利いた馬券戦略を求められる組合せになったな、と。


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