見出し画像

土曜日の障害戦(3/30)


阪神8R 三木ホースランドパークJS


ここは、重賞制覇も夢ではない素質馬が集まったオープンの特別戦らしいメンバー構成となりました。

小倉3,390m戦における近走の走破時計を比較してもわかるとおり、出走各馬の実力がかなり接近している印象もありますので、枠順や道中の並びが結果に直結することはほぼ間違いない。そんな気がしています。


展開的には、現状は逃げるレースしたほうが道中でスタミナを温存できているエンデュミオンがハナを主張するのでしょうか。

ただし、行きたがる面があるフィロロッソの鞍上は西谷Jですので、ペース次第では前がガチャガチャとしそうなイメージがあって、スローの前残り必至と決めつけるのもどうなのか、と。

とはいえ、このメンバーで10回レースをやったら、馬券圏内の組み合わせはおそらく8~10通りにはなりそうな混戦模様であることに違いはありませんので、いずれにしてもどこかしらで割り切らないと収拾がつかなくなってしまうのも確か。

その割り切るポイントをどこに置くべきなのか、競馬ファンにはその判断が試されるレースになった印象です。


ということで、中心には②スワヤンブナートを推します。

この馬は、2走前に自分の競馬をやり切ったエンデュミオンに完勝。前走はオールザワールドの後塵を拝すことにはなりましたが、展開やコース適性を考慮すれば、ほぼ互角と見ていいレース内容だったのかな、と。

そして今回、舞台が実績のある阪神コースに戻り、斤量も他馬と比べると相対的に有利。加えて理想と思える内枠を引けましたので、勝ち負けを含めた馬券圏内の可能性が最も高いのはこの馬。そう判断しました。


2番手は、④オールザワールド

この馬に関しては、スワヤンブナートを中心視するならこちらも、、、ということになります。

斤量増、かつ舞台が阪神コースに替わることで今回はスワヤンブナートをやや上に採りましたけど、こちらもおそらく大崩れない走ってくるとみていいのではないでしょうか。


3番手は、⑩タイキフロリゼル

こちらは2年前のこのレースの勝ち馬で、コース適性に担保あり。レースセンスが上々で、スローなら途中で動ける器用さも兼ね備えてもいます。

外枠に行ってしまった分、中心視するのは避けましたけど、復調が確実な今なら、崩れなく上位争いに絡んでこられるのではないか、と。


4番手は、①ドンカルロ

この馬は、いかに相手が初障害だったとはいえ、2走前にオールザワールドを阪神コースで実際に負かしている事実を軽くは扱えません。

前走の小倉での惨敗を見せつけられると、この馬は本場でこそという絵面が浮かび上がってもきましたので、鞍上弱化の分、強気に狙うところまでは行きませんでしたが、ここに入っても好勝負できる可能性を秘めた馬。そんな評価にしておきたいと思います。


その他、サイードは持ち時計の面から上位に扱ってもいい馬ではあるのですけれど、どうもローカル向きの印象が強く……。よってここは、阪神へのコース替わりがほぼ間違いなくマイナスに作用するとみて、あえて選外送りにしてみたところです。

エンデュミオンに関しては、マイペースの逃げなら勝ち負けに持ち込んでも驚けないと思ってはいます。ただ、それでも対スワヤンブナートでは劣勢に見えますし、フィロロッソの立ち回り次第では道中で息が入らず苦しい展開になる可能性もありますので、ここは総合的な評価として拾い切れませんでした。

ニューツーリズム、タマモワカムシャ、ブレッシングレインあたりにも、展開次第で普通に馬券圏内の可能性があるわけですけど、この頭数ですし、さすがにそこまでは拾い切れないですね。

サポートは任意です。 この記事があなたのお役に立てた時だけでかまいませんので、サポートしてもらえたら励みになります!