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週末の障害戦回顧(10/23,24)

この週末は、新潟で3鞍の障害戦が行われました。

トピックスは、何と言っても熊沢Jの障害最多勝利数更新の快挙でしょう。ズブい馬を追って追って、いかにも熊沢Jらしいレースでの記録更新は、快挙達成に花を添える見事のパフォーマンスでした。

熊沢Jには、身体が動く限り、現役でいてほしいですね。やはり、障害界には、こういう昭和のジョッキーの存在が欠かせない、そう思います。

では、早速、週末のレースを振り返っていきたいと思います。

土曜 新潟1R 未勝利


ここは、馬券圏内に初障害馬が2頭、人気薄の既走馬が1頭ですから、この結果を予想するのは、非常に難しかったと思います。

勝ったヒロキングは、飛越のセンスが良く立ち回りも上手。結果論、このメンバーに入れば素質上位だった、それ以外、どうもこうもないですね。さすがにオープンでは慣れが必要でしょうし、次走は様子見でいいのではないでしょうか。

2着プラチナポセイドンは、単騎で行けるメンバー構成なら、もともと一発があっていい馬だったとは思います。ただここは、先行馬ぞろいの組み合わせでしたから、その中で果敢にハナを奪いに行くプランは、さすがに想像できなかったな、と。この好走は、間違いなく上野Jの好プレーですね。

3着ミッキーメテオは、西谷誠Jがソロっと乗っていましたけど、それでもレースの流れには乗れていましたし、前半に無理をしなかった分、最後はしっかりと脚を使えていました。ローテーション的に、小回りがどうか心配はありますが、そう遠くないうちに、未勝利は勝ち上がっていい馬だと思います。


人気上位馬は、みんなだらしなかったですね。

サンライズアキレスは、自分のレースはできていましたけど、新潟でも最後ジリジリだと、この先がちょっと思いやられます。

ウインガヴァナーは、あまり大きな上積みがありませんでしたね。組み合わせ次第ですが、これだと次も厳しいかも。

クリップスプリンガプレスティージオは、プラチナポセイドンにハナを奪われて共倒れになりました。もともと新潟適性に疑問があるところにきて、これだけ厳しい展開になると、この結果もいわば必然でしょう。

土曜 新潟4R オープン


ここは、外枠からスムーズなレースができたキャプテンペリーが、地力の高さを生かして完勝しました。

ゲートも五分に出ましたし、終始番手で折り合いもついていましたから、これなら、最後の追い比べで踏ん張ることができます。今回は、完調にはひと息だったのでしょうが、その分を馬の地力とジョッキーの見事なエスコートで補った。そう考えていいのでしょう。


2着バイオレントブローは、ほぼ完ぺきなレースができていました。タイプ的に、道中、無理ができない分、最後の最後に脚を使う形になるのはやむを得ないですし、しっかりと馬券圏内を確保してきた白浜Jは、見事な立ち回りだったと思います。

3着ゲインスプレマシーは、まさにブリンカー効果で行きっぷりが一変。この内容なら、かつての輝きを取り戻したと見て良さそうですし、次走以降も、要注意の存在になってきたと考えるべきでしょう。


4着ビッグスモーキー、5着フリーフリッカーは、「やっぱりね」的なレースになりましたね。ビッグスモーキーはやはり新潟向きじゃないですし、フリーフリッカーは森一馬Jが乗ってもいつもどおりでした。

7着シャリオヴァルトは、器用な脚に欠けるタイプの馬で包まれてしまっては、さすがにどうにもならないですからね。このレース、上位入線馬のジョッキーは腕達者ばかりですから、今回に関しては、完全にジョッキーの差が結果に直結してしまったと評価しています。

日曜 新潟4R 未勝利


ここは、 ズブいキーパンチを、熊沢Jが追って追って追いまくって勝たせた。そう評価するのが妥当だと思います。勝ちタイムも目を覆うようなものですし、今回は、完全に熊沢Jの執念、そのひと言でしょう。

2着テーオーソクラテスも、小坂Jが完璧なエスコートをしてギリギリの2着では、、、という感じです。

3着ハンターは、最後の直線でのコース取りを間違えなければ、勝っていた可能性もある惜しいレースでした。こちらはここが初障害でしたから、時計の遅さは多少大目に見てもいいでしょう。とは言え、次走で即勝ち負けかはなんとも微妙です。相手関係を見極めて、適切に判断したいところですね。

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