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週末の障害戦回顧(5/4,5)


土曜 新潟1R オープン


このレースは、意表を突く逃げの手に出たテイエムナイスランが非常に安定したラップを刻んだことにより、道中をスムーズに運べた馬がおしなべて上位に喰い込むレースとなりました。


勝ったヴァレッタカズマは、いきなりの昇級戦でどうかと思っていたのですけれど、結果を見れば、舞台が新潟コースに替わって大きな上積みがあったことがこの勝利につながったと見るべきでしょう。当研究所としてそこを読み切れなかった点は、大いに反省しないといけません

2着ロスコフは、最終障害の着地で躓いて落馬寸前となる大不利。あれがなければおそらくこの馬が勝っていたでしょうから、悔しい敗戦になってしまいましたけど、最低限この馬の力を見せつける走りはできたのかな、と。

3着テイエムナイスランは、またまた伴Jの好騎乗で波乱を呼ぶ走りを見せられたように思います。もともとこの馬は、オープンでも通用する雰囲気を持っていましたので、この好走は決してフロックではないのですけれど、一発激走を新潟コースでやってのけるとは……

5着メモリーズオブユーは、懸念していたとおり中村Jではリズム良く走らせることができなかったですね。それでも見せ場たっぷりの5着ですから、やはりこの馬は新潟コースが合うのでしょう。

10着トモジャリアは、道中で苦しい位置に入ってしまったのはありましたが、それにしても動けませんでした。仕上がり状態は悪くなかったように見えましたので、簡単には見限れませんが、、、

11着メルテミアは、前半から折り合いを欠いてのガス欠。結果的にはこちらの想像以上に新潟コースが合わなかった印象でしたので、その点でこちらの評価を修正しておかないといけませんね。


土曜 新潟4R 未勝利


ここは、途中からハナを切ったプレシャスソウルが淀みないペースを刻んだため、上位は概ね力どおりの決着となりました。


勝ったレッドスパローは、想像どおり新潟で一変した走りを披露して快勝。走破時計は及第点程度ですが、イクスプロージョンを負かして勝ち切ったことはきちんと評価してあげないといけません。

2着イクスプロージョンは、勝ち馬の大駆けに遭っての2着。現状のこの馬の力は出せていると思いますので、今回は相手が悪かったと割り切っていいのではないでしょうか。

3着オステリアは、想像どおり新潟コースは合いませんでしたが、それでもこの時計では走れるということでしょう。

6着トランシルヴァニアは、やはり新潟コースでは脚が溜まらない印象でしたので、積極的に狙える舞台は小回りコースということになりそうです。

7着エンジェルラウンドは、致命的な飛越ミスがあって勝負に絡んでくることができませんでしたが、そこまでのレースぶりは悪くありませんでしたので、今回は結果が出ませんでしたけど、まだ伸びしろが残っていそうな点には注意したいですね。


日曜 新潟4R 未勝利


ここは、超スローからの上がり勝負になって、3コーナーでの位置取りが大きく明暗を分ける結果となりました。


勝ったハートオブアシティは、終始掛かり気味の追走でしたが、鞍上が前に馬を置いてうまくなだめることに成功。そこのことによって終いに脚を残すことができ、この快勝という結果につながったように思います。

走破時計が遅く相手関係に恵まれたのは確かですが、ペースが流れればより持ち味が生きそうな印象もありましたので、昇級後の走りにも一応の注意を払う必要はあるのかな、と。


2着ジューンヨシツネは、スローペースになってくれたことでギリギリ最後まで我慢が利いた印象でした。ただ、やはりこの馬は新潟コース向きではありませんので、そこは覚えておいたほうがいいと思います。

3着ジローは、鞍上がスローペースにお付き合いしてしまって完全に脚を余してしまいました。ここ最近の小牧加Jは、どうも消極的な騎乗が目立ちますので、このパターンでの取りこぼしを今後もしばしば目にすることになってしまいそうです。

6着ヴラディアは、レースメイク自体は悪くなかったのですけれど、後続に早めに来られて厳しくなってしまいました。同じ負けるにしてももう少し粘れると思ったいただけに、やや期待外れだったのは確かですが、、、


まだまだ絶好調とは行きませんが、得意の新潟開催も2週目に入り、ようやくリズムが戻ってきました。

この調子で一気にV字回復を果たすことができるのか、はたまたすぐに谷底へと舞い戻ってしまうのか、来週の結果がとても大事になってきそうです。

では、引き続き「本気の競馬力向上研究所」をどうぞよろしくお願いいたします。

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