2024_ケンタッキーダービーの感想

フォーエバーヤング、本当に素晴らしいレースを見せてくれました。

惜しくもあと一歩のところで、ケンタッキーダービー制覇とはなりませんでしたが、競馬をよく知っている人であれば、この馬が一番強い競馬をしたとすぐにわかるレース内容。その分、ただただ悔しいとしか言いようがありませんが、馬は本当によく頑張ってくれたと思います。

この馬に関しては、昨秋に新馬戦を勝った段階から個人的にものすごく注目していた経緯があって、サウジとドバイでの活躍を早い段階から予見できていたことにものすごく手応えを感じていたわけですけど、さらにその先があるというところまでは、正直、想像が及んでいませんでした。
※ 当時の記事はこちら（関係箇所は無料で読めます）

レース後、矢作調教師、坂井瑠星ジョッキーともども、本当に悔しそうな表情を浮かべていましたが、このコンビでなければ、ケンタッキーダービーで僅差の３着という立派な成績を残すことはできなかったでしょうから、一人の競馬ファンとして、彼らに心からの敬意を表したいですね。

世界最高峰のダート競馬への参戦は、名牝ホクトベガから始まったわけですが、あのナドアルシバの悲劇を知る者として、今回のフォーエバーヤングの走りには心震えるものがありました。

競馬を取り巻く環境は時々刻々と変化していますが、当研究所には長らく日本競馬の歴史を見続けてきたという何物にも代えがたい財産がありますので、今後もフォロワーに皆さんに正しい情報として還元する努力を続けていいかねばならない。そう気持ちを新たにさせてくれたフォーエバーヤング陣営には、ただただ感謝の気持ちしかありません。

それでは引き続き、本気の競馬力向上研究所をよろしくお願いいたします。