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7/18(土)の障害戦回顧


今日は少し時間があるので、土曜日分の障害戦を今のうちに回顧しておこうと思います。

7月18日(土) 福島1R


ここは、昨日の記事にも書いたとおり、力のある馬に信頼度の低いジョッキーが、やや力の足りない馬に信頼できるジョッキーが騎乗。言うなれば、ジョッキーハンデキャップレースのような様相を呈していました。

結果を見ると、信頼できるジョッキーが概ね上位に来た恰好になりましたね。やっぱり、障害戦はジョッキーの腕次第。それを如実に物語るレースとなった印象です。

まず、勝った⑩ストレイライトラン。⑬マイネルバッカーノが大庭Jに乗り替わってうまく折り合いをつけてくれたことで、この馬にとっては願ってもない単騎逃げの形に持ち込むことができました。

そこからは、石神Jの絶妙なペース配分で、後続との差を保ちつつ自信のスタミナも温存。120点のレース運びで詰めの甘さを補い、見事勝利につなげた形です。さすがは石神J。お見事でした。

ゴール前まで2、3着を争った⑪レイヴンキングと①メジャーリーガーも、伴Jと草野Jの技量を考えれば、十分に上手くレースを運んだ結果と言えるでしょう。この好走で、次走以降も人気になりそうな2頭ではありますが、今後も常に疑ってかかりたい存在であるという評価は変わりませんね。

もったいなかったのは、⑫ショウボート。後方追走から、ペースが上がったところを外から押し上げる形では、さすがに上位進出までは無理。相変わらず飛越は危なっかしかったけれど、終いに追い上げる脚は使えているので、今回のレースで評価を落とす必要はないと思います。

初騎乗の時は、だいたい慎重に回ってくるのが上野Jの特徴。その点はこちらの読み違いもありましたから、次走、上野Jが連続で騎乗するなら、もう一度、狙ってみても面白いのではないでしょうか。

ガッカリだったのは⑧ブラックアンバー。やっぱり高野和Jでは、勝ち負けに持ってくることはできませんでしたね。勝負どころでもまだ脚は残っていたけれど、3コーナーを過ぎたあたりで高田Jに外から蓋をされて万事休す。今後も高野和Jの連続騎乗だとすると、取捨に悩まされる存在になってしまいそうです。

⑤シングンハートは、馬体重こそ戻っていましたが本調子にはひと息の印象がありました。向正面で追い上げる脚を見せたものの、すぐに脚が上がって失速してしまったところを見ると、まだ体調面が本当ではなかったようですね。次走以降も、パドック気配に注意しながら取捨選択することになりそうです。


7月18日(土) 福島4R


ここは、④クオンタムシフトが楽にハナを切った時点で、勝利を確信したのですが…。好事魔多しとは、まさにこのことでしょう。

確かに平地時代から気性の難しさを見せていましたし、今日も馬場入場後に激しく発汗するところもありましたが、入障後の2戦は特に変なところも見せていなかったので、飛越拒否はまさに青天の霹靂でした。

派生的な影響として⑧エンシュラウドが暴走する形になるなど、この④クオンタムシフトの落馬がレース結果にいろいろな影響を及ぼしたのは事実でしょう。

それにしても、勝った⑩コウキチョウサンの石神Jは、最終障害の着地でよく持ちこたえました。いや~、もうこれは大ファインプレーですよ。こういう言い方はどうかと思うけど、西谷Jなら100%落ちてますからね。

僕なんか、⑩コウキチョウサンが踏み切った瞬間に「落ちた」と思ったぐらいで、あのヒドイ飛越でジョッキーが落ちないのは、もはや曲芸のレベルでしょう。ホント、石神Jあっぱれと言うほかありません。

今日、僕的に唯一の見せ場となってしまったのが、⑨ナリノレーヴドールの突っ込みでした。とはいえ、いい脚を使っての4着じゃあ、何にもならないのですけれどね。

パドック気配からすると、まだ本調子には戻り切れていない様子だったので、それでここまで走れるということは、やはり福島コースがこの馬に合っているのだと思います。どうせ今後も人気にならないでしょうから、弱小メンバーの福島のオープン戦を使ってきた時に、一発大穴を仕留められたらいいですね。


これほどまでに事前のシミュレーションが機能しなかったのは、かなり久しぶり。僕も人間なんでさすがに凹みますが、長く競馬をやっていればこういう日もあります。

ここで、ブレることが一番やってはいけないこと。流れがこっちに戻ってくるまで、我慢を重ねることもまた大事なことなんじゃないかと思います。


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