第28回 クラスターカップ/第35回 ブリーダーズゴールドカップのみどころ
お盆休み期間中でもありますので、交流重賞2レースのみどころについて、ごくごく簡単に解説しておくことにしましょう。
火曜 盛岡10R クラスターカップ
ここは、力関係的に中央勢同士の争いになりそう。
スペシャルエックスが展開面に影響を与えることはあっても、地方勢の大将格となるスティールペガサスでも、馬券圏内までは厳しいのではないか。そんな見立てとなります。
中心には、⑧リメイクを推します。
この馬は、ベストの千二なら崩れるイメージは湧いてきませんので、よしんば時計の速い決着になって取りこぼすシーンがあったとしても、「2着までには」という基準で言えば、非常に信頼度は高い。そう考えます。
2番手は、⑩オーロラテソーロ。
この馬は、昨年のこのレースの勝ち馬ですから、まずもってコース適性に不安がないというのは大きなアドバンテージと言えるのでしょう。加えて、東京スプリントのレース内容を振り返ってみれば、対リュウノユキナで今度はこちらが優勢と思われますので。
3番手は、⑦サンライズホーク。
この馬は、左回りで外目を自分から追い上げていく形なら、まだまだ底を見せてはいませんので、時計勝負に一応の課題はあっても、このメンバー構成なら馬券圏内の期待は十分とみています。
上位は、ここまで。
ドンフランキーは、楽な単騎逃げになれば当然のように逃げ残るのでしょうが、今回はそうならないと決め打って消します。
リュウノユキナは、今回も大崩れせずに走ってくるとは思いますが、対オーロラテソーロで劣勢と考えるならば、すべてが噛み合っても3着までが精一杯。普通のレースになったら、だいたい4,5着あたりが妥当と決めつけることにしました。
木曜 門別11R ブリーダーズゴールドカップ
このレースは、今年も地方勢が「参加することに意義あり」になってしまいましたので、基本は「中央勢の中での順位付けをどうするか」というレースになったと捉えていいように思います。
ただ、テリオスベルの参戦によって、前に行く馬にとっては難しいレースになることが予想されますし、一方で展開に恵まれそうな各馬は、距離や体調面に不安が残る組み合わせとなりましたので、有力馬の中での順位付けが非常に難しくなっているのは確かでしょう。
ということで、中心には⑥テリオスベルを推します。
レース前の状況として、キャスティングボートを握っているのがこの馬であることは間違いありませんので、他馬にあれこれと不安材料が積み重なっている現状を踏まえれば、消去法でこの馬が最上位に浮上する。最後はそう判断しました。
2番手は、⑦プリティーチャンス。
この馬は、斤量、体調面、鞍上と不安材料が並んでいるわけですが、この舞台に対する適性が高く、展開面での恩恵があることがほぼ確かなら、この位置には置いておかねばならないのかな、と。
3番手は、②パライバトルマリン。
この馬にとって、この舞台はおよそ最適条件とは思えませんし、展開面でとばっちりをくらう可能性がある点をも考えると、あえて拾わないという判断があってもいいくらいだとは思うのですけれど、プリティーチャンスに末脚不発の不安がある以上、完全無視は止めたほうがいいのではないか。そう判断しました。
上位は、ここまで。
カラフルキューブは、大崩れなく走ってくるとは思いますけど、千八でも終いが甘くなる馬ですので、この条件だとイイ感じで追い上げてきて最後に止まる。そんなレースになってしまうのではないかと考え、スパッと消すことにしました。
グランスラムアスクは、実績、展開、伸びしろのどれをとっても拾う理由が見つからなかったので、大駆けに遭った時はゴメンナサイでいいでしょう。
サポートは任意です。 この記事があなたのお役に立てた時だけでかまいませんので、サポートしてもらえたら励みになります!