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明日の注目3歳戦(1/17)


明日は、中山で京成杯が行われます。

レースレベル的にはそこまでのワクワク感はないですし、馬券的にも非常に難しいレースとなりました。それでも、皐月賞と同じコースで行われるレースではありますから、適性面でキラッと光るものを見せてくる馬がいるかもしれず、そういう意味で、ひとまずは見逃せないレースになるのだろうと思います。

キャリアの浅い馬が多く、見どころを解説するのもなかなか大変ですが、現実から逃げることなく、まずはトライしてみようと思います。


はっきり言って、これだけキャリアの浅い馬が揃うと、展開の読みも何もあったもんじゃないのですよね。トラックバイアス的にも、徐々に内外の有利不利が薄れつつある状況。ならば、条件面での適性の高さと、純粋な素材面に着目して、レースシミュレーションを組み立てていくのが合理的でしょう。

そこで、最初に注目したいのは、実績的に、重賞のここではっきり通用するだけの結果を残してきた馬がいるのかどうかということ。その観点から見ると、条件をクリアする馬は、①タイムトゥヘヴンと⑩プラチナトレジャーの2頭しかいないことに気づきます。


①タイムトゥヘヴンは、未勝利戦を勝ち上がった組ではありますが、前走の走破時計は、同日に行われたGⅠホープフルS2着のオーソクレースと同タイム。仮に、このレースにオーソクレースが出走してくれば、断然の首位候補でしょうから、その比較から見て、ここで勝ち負けになる裏付けは十分だと言えるでしょう。

ただ、スタートの遅い馬が1番枠を引いて、しかも鞍上はM.デムーロJ。さらに、前開催よりも、全体時計が速くなっていることをも考慮すれば、それなりの割引は必要になると思います。それでも、他馬との比較上、アドバンテージがゼロになってしまうイメージはないので、上位候補の一頭という評価は揺るぎません。


⑩プラチナトレジャーは東スポ杯2歳Sで4着ですが、当時の2着馬タイトルホルダーはホープフルSでも掲示板を確保したこと、3着馬のジュンブルースカイは相手が完調手前だったとはいえ、京都2歳Sの勝ち馬ワンダフルタウンに先着した実績を持つことを考えれば、4着のこの馬も、よく走ったと言えます。

さらに言うと、一戦ごとの充実ぶりが顕著で、今の中山の馬場への適性も高そう。そうすると、新馬戦で敗れたバスラットレオンを差し置いて、こちらが先にここで重賞を勝ってしまうこともありそうですね。


ところでこの2頭、ここに入れば能力上位は間違いないけれど、ダノンザキッドにはまったく歯が立たず、ワンダフルタウンにも敵わないくらいの位置にいることは確か。だとすると、⑥テンバガーでも、能力的には十分に勝負になるという計算が成り立ちます。

前走の小倉戦では、新潟の新馬戦で⑫ディクテイターに大きく先着していたトーセンインパルスをまったく寄せ付けなかったわけですから、ここでは、むしろ素質上位と見ることもできそう。休み明け、初の関東への輸送と、いろいろ厳しい条件をクリアする必要はありますが、⑥テンバガーが早めに抜け出して後続を封じるシーンがあってもまったく驚けませんね。


その他、一戦一勝の素質馬が人気になっているようですが、個人的な見解を言うと、ここまでに挙げた3頭の上を行く馬がいるようには思えないのですよね。

もちろん、2戦目で大きく変身してくる馬がいるかもしれませんが、具体的に変わってくるイメージが湧くわけではない。ならば、よくわからないものに期待するよりも、はっきりとした根拠のある馬を狙うのが定石だと思います。

期待度的には、①タイムトゥヘヴンと⑩プラチナトレジャーの2頭が同等で、ちょっと下がったところに⑥テンバガー。個人的な希望を言えば、ここで⑥テンバガーが勝ってくれると、ダノンザキッド組の上位3頭が揃って重賞ウイナーになるわけで、そんなワクワクする話はないのですが、一歩引いて客観的に見ると、勝つ可能性もあるし、大敗する可能性もある3番手という評価が妥当なのでしょう。

う~ん、この3頭の組み合わせって、馬連でも、3連複でも、前日オッズだとそれほど売れているわけではないんですね。なんかハニートラップに引っかかっているんじゃないかと疑いたくもなりますが、まあいずれにしても、最後は自分を信じるしかありませんからねえ~(笑)


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