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2024_サウジカップデーの振り返り


以下、事前に公開していた考察記事の記述を受ける形での振り返り投稿となります。


2024_サウジダービー


⑥フォーエバーヤング
この危なっかしい勝ち方は、幸か不幸か間違いなく先々につながってくる素晴らしい経験となったのではないでしょうか。
UAEダービーはあえてキックバックをまともに受ける位置で競馬をさせ、それで結果が出てしっかりとポイントを獲得できるようなら、いよいよ悲願のケンタッキーダービー制覇が視野に入ってくるのではないでしょうか。
今回のレース結果を受け、来たるチャーチルダウンズ決戦が今からもう楽しみでしかたありません。

⑩サトノフェニックス
この馬にサウジの砂は合わなかったようです。
ただ、想像どおりワンターンのコース形態は合っていましたので、次走以降の参考となるレースではあったのかな、と。

⑫セットアップ
スピード負けはしませんでしたが、結果から言えば、サウジのダート、ワンターンのコース形態とも、この馬にはまったく合わなかったということになるのでしょう。


2024_リヤドダートスプリント


⑨リメイク
ジャスパークローネのアシストが利いた部分はありましたが、まずは順当勝ちと理解していいように思います。
しかしこの馬の安定した取り口には、見ていて安心感がありますよね。
しかもそれが気分屋だったラニの産駒だというのですから、競馬は本当に面白いものです。

⑤ジャスパークローネ
いや~、ゲートが決まっていたらどうだったんでしょうかね。
それでも中身の濃いレースはできましたので、これで先々がとても楽しみになってきました。
秋になって仮にBCスプリントに出走したとしても、この感じなら楽々勝負圏内に喰い込んできそうですし……。

⑥ケイアイドリー
馬群をうまく捌けなかったのはありましたけど、やはりこのメンバーに入るとこの馬では力不足でした。
最後は、この馬なりにしっかり脚は使っていましたが、、、


2024_1351ターフスプリント


アグリ
ルメールJの完璧なエスコートかあった中での完敗ですので、結果的にサウジの芝が合わなかったということになるのかもしれません。
パドックの様子からは、特にデキが悪かったようには見えませんでしたので、あえて言えば、UAEの芝がまったく合わなかったウォッカの遠征時と似たような負け方とでも言いましょうか。

⑫ウイングレイテスト
勝ちに行く競馬をしての4着ですから、馬はよく頑張ったと思います。
客観的に見て、もうちょっと追い出しを我慢していれば……というところはありましたので、鞍上は当然悔しさもあると思いますが、いずれにしても勝つところまではちょっと厳しかったかもしれません。

⑬ララクリスティーヌ
もう少し内枠を引けていれば、おそらくこの馬が勝っていたでしょう。
初の海外遠征でもしっかりと結果を残せたのは、本当に素晴らしい成果だったと思います。いや~、実に惜しかった!

④バスラットレオン
言い方は悪いですけど、この惨敗は容易に想像できるものでした。
ゲートの出がどんどん遅くなっている点も、今後に向けて気がかりではあります。


2024_ネオムターフカップ


⑥ハーツコンチェルト
ほぼ何もできずに負けた、阪神の若葉Sと同じようなレースになってしまいました。
誰が騎乗するにしても、この馬はもっと距離があるレースでないと力をまるで発揮できないと再確認できたことは、ある意味、収穫でしたが、、、

⑫スタッドリー
こちらも前半の位置取りが悪くなった時点でノーチャンスでした。
その割には最後まで諦めずにしっかり走っていましたので、この果敢な挑戦にまずは拍手を贈りましょう。

⑧キラーアビリティ
枠の並びの良さを生かし、完璧な競馬ができたんじゃないでしょうか。
今のこの馬にはこれ以上を望めないフルMAXの結果だったと思いますし、何より実績馬ルクセンブルクに先着を果たしたのですから、結果は2着でも胸を張って帰国してほしいな、と。


2024_レッドシーターフハンデキャップ


⑦リビアングラス
自分のレースはできましたけど、ここでは純粋に力不足でした。

⑫ブレークアップ
序盤で外々を回されるロスがあったわりには大崩れしなかったという印象もありましたが、やはり昨年のいい時のデキにはまだまだでしたね。

④エヒト
やれることはやって、大健闘の5着だったと思います。

③アイアンバローズ
コース形態が合わず、力も足りないとなれば、この惨敗も致し方ありませんでした。得意の中山コースでの復権に期待しましょう。


2024_サウジカップ


⑬ウシュバテソーロ
力は出し切っての僅差2着。本当に素晴らしい走りを見せてくれました。
勝ち馬とは、勝負どころで先に仕掛けた分の差。川田Jはとても悔しそうでしたけど、決して悲観すべき敗戦ではありませんでしたから、次回以降のリベンジに期待しましょう。

④デルマソトガケ
想像したとおりこの条件は忙しかったですけど、後方待機の2頭が1,2着、前に行った2頭が3,4着という特殊なレースにおいて、常識的な競馬で唯一好戦したことは大いに評価していいのではないでしょうか。
今回、負けはしましたけど、悲願のBCクラシック制覇に向けむしろポジティブな結果だったと個人的には捉えています。

②クラウンプライド
枠の並びは良かったと思ったのですが、結果、ホワイトアバリオにインから張られる位置に入ってしまったのは不運でした。
それでも、最後まで諦めずに走っていましたので、着順はともかくこの馬なりによく頑張ったんじゃないでしょうか。

⑭ホワイトアバリオ
超ハイペースを追いかけて厳しくなったというはありますが、それにしてもなレースでした。
まあ、アメリカ馬にありがちな負け方と言えばそれまでですけど、レース前、あれほど超強気に吹きまくっていたあの調教師は、いったいどの面下げて敗因を語るのかとても興味があります(笑)

⑦レモンポップ
う~ん、距離や展開面など、もともとこの馬にとってかなり厳しい競馬になるとは思っていましたけど、ここまで何もできずに終わってしまうとは、さすがにちょっと意外でした。
昨年とは違ってパドックでもまともな精神状態を保てていましたので、敗因としては、サウジのダートがよっぽど合わないのではないか……ということくらいしか正直思い浮かびません。

⑨ナショナルトレジャー
この馬は番手外の理想的な位置を確保して、ほぼ100%の力を出し切れたんじゃないかと思います。
ただ、前を行くサウジクラウンを交わせず、後ろから来た2頭に一気に交わされたところを見ると、前有利の強力なトラックバイアスを味方につけたりしない限り、このメンバー相手に勝ち切るのは相当難しいように思います。

⑪サウジクラウン
この馬が楽な感じでスッとハナを取り切ったのは意外でしたが、もともとこの形に持ち込めば力を存分に発揮できる馬。
超ハイペースを凌ぎ切っての3着を「負けて強し」と捉えるのか、自分の形に持ち込んで最後2頭に捕まったことを「もの足りない」と捉えるのかは微妙ですけど、ぶっちゃけこれ以上のパフォーマンスを期待するのはちょっと厳しいかもしれません。

⑫セニョールバスカドール
概ね想像どおりではありましたが、この馬はウシュバテソーロとセットで終い一気に脚を使って、見事に大外からの差し切り勝ちを決め込みました。
俯瞰して言えば、「ウシュバテソーロを徹底マークして最後の最後にちょい差しする」というこれ以上ない形のレースになっただけに、ウシュバテソーロとドバイで再戦してどうなるかは微妙なところですが、おそらくこの2頭は「勝ったり負けたり」という力関係だと思いますので、この路線ではしばらくこの馬名前を耳にし続けることになるのではないでしょうか。

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