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週末の障害戦回顧(10/24,25)


今週は、新潟で3鞍の障害戦が行われました。

成績的には、センター前ヒット、申告敬遠、見逃し三振という感じでしたが、先週ほどではないにしても、今週も悪くはない見どころ解説ができたかなと思います。

それでは早速、レース内容を振り返っていくことにしましょう。


土曜 新潟1R未勝利


ここは、実績上位のケンホファヴァルトがスムーズなレースで勝ち切りました。もともとエイシンクリック以外には負けないという高いポテンシャルがある中で、終始、スムーズなレースができたとなれば、まずは順当勝ちと言っていいのだろうと思います。

2着のエイシンクリックは、よくそんなレースをして2着まで押し上げたなあ~、と感心させられるほどロスの多い競馬になってしまいました。並の馬なら掲示板もないようなひどいレースぶりでしたから、それで2着なら、馬のポテンシャルの高さだけは示せたということになるのでしょう。それにしても、西谷J…。かつての輝きを知る者からすると、悲しくなるほどの体たらくでしたね。たしかに乗り難しい馬ではあるけれど、そこはベテランの経験値でなんとかしてほしかったなと。もちろん、かつての輝きを取り戻せたらいいなと応援したい気持ちはあるのですが、現状はやっぱり信頼はできないという評価になってしまいます。ここは、エールを込めて言っておきます。「しっかりしろ、西谷!」

3着インザムードは、難波Jが積極的なレースメイクをして善戦してしてきました。初戦の内容を踏まえると順当な前進ぶりではあり、4着以下を離していることも評価できます。この感じだと、近いうちに勝機が訪れるかもしれません。

離された4着以下の馬は、レースぶりに特に見どころもなかったので、今後も苦戦が続きそうな印象が強いですね。


土曜 新潟4Rオープン


ここは、実績上位のスマート2頭がワンツーフィニッシュ。勝ったスマートボムシェルは61kgを背負っての快勝ですから、地味に力をつけていることは間違いなさそうです。

2着のスマートアペックスも後続は大きく離していますから、だいぶ力をつけてきた印象です。まだ3歳ですし、ここのところのレースぶりも安定。今後のさらなる成長に期待したいですね。

注目したマイネルパラディは伸びずバテずの5着。やはり左回りで多少の前進がありましたが、一変というところまでは行きませんでした。今回のレースぶりを見ると、いずれオープンでも通用しそうですが、強い相手とどうこうというレベルにはないと見たほうがいいかもしれません。


日曜 新潟4R未勝利


ここは、初障害となったナンヨーイザヨイ逃げて快勝しました。もともと平地力のある馬がこれだけスイスイと飛んでくると、初の障害戦で勝ち負けになることも当然あるわけですね。

前日の反省を生かしたのかどうかはわかりませんが、ハナに行った西谷Jの積極的な姿勢もよかったと思います。30歳前後の絶好調時も、ハナに行く競馬で多くの実績を築いてきたジョッキーですから、戦法がマッチしたことも好走の要因のひとつだったと思います。

2着フリーフリッカーは、道中、ロスなくインぴったりを回ってきた高田Jのエスコートに応える形で、2番手を確保しました。印象としては、ここまで一戦一戦、少しずつ進境を見せてきている形ですが、ここまでくれば、この先、大崩れするイメージはありません。決め手に欠ける点はやや気になるものの、今後も安定した力を発揮してくるでしょう。

3着マコトガラハッドは、外目を促しながらの追走になっていて、惨敗してもおかしくないようなレースぶりになってしまいました。ただ人気を背負っていましたし、前の馬がスイスイと行っている中で、後方でじっくりとはいかない三津谷Jの心理も理解はできます。それでも3着を確保した馬は立派だと思いますし、器用さに欠ける分、今後もやきもきするようなレースを続ける可能性はありますが、能力的にはいつ勝ってもおかしくない位置にいることだけは間違いないと思います。

5着マイティウェイは、内からマコトガラハッドにプレッシャーをかけているうちに、自分のほうが苦しくなってしまった印象です。ただ、今回は相手を間違えた感もありますし、それでも大崩れはしていませんから、勝ち切るまでは行かずとも、次走もそれなりの走りは見せてくれそうな雰囲気はあります。少なくともこの5着で、大きく評価を落とす必要はないでしょう。

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