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週末の障害戦回顧(7/13,14)


土曜 福島1R 未勝利


ここは、上位人気馬が順当に馬券圏内を独占する結果となりました。


勝ったガイフウカイセイは、テンメジャーガールの出遅れにより想像したよりはずっと楽なペースに持ち込むことができましたから、こうなると地力で上回るこの馬が勝ち切ったという結果も、概ね順当なものと評価していいように思います。

2着ローディアマントは、自らガイフウカイセイにプレッシャーをかけに行く立場となった分、惜しくもラストで甘くなってしまいましたが、それでも勝ちに行く競馬をしての2着なら胸を張っていい結果だったのかな、と。

3着トーセンオリジンは、上野Jのロスのない立ち回りが馬券圏内突入という好結果に導いた印象でした。福島コースは大得意、だけどいつも最後のひと押しを欠く。その点は相変わらずでしたけど……

4着テンメジャーガールは、あれだけ明確に出遅れてしまうとさすがに無理はできませんからね。長く脚を使えるタイプではないだけに、今回は勝ちにこだわらずマイペースの追走に徹した点は正解だったと思われ、結果論で言ってしまえば、「ハッキリと出遅れた時点ですでに詰んでいた」ということになるのでしょう。


土曜 福島4R オープン


ここは、 タイキフロリゼルが大逃げを打つという予期せぬ展開となった影響もあって、最後はコース適性が高く底力勝負に強い馬が上位入線を果たす結果となりました。


勝ったグレートバローズは、「さすがは福島巧者!」という見事な走りで完勝しました。

タイキフロリゼルが、後続を引き離す大逃げに持ち込んでくれたことが幸いした部分もありましたけど、62kgの斤量を背負って快勝したのですから、やはりこのコースでは役者が一枚違ったということになるのでしょう。


2着ブリヨンカズマは、上がりが掛かるスタミナ戦になって最後の最後に台頭してきました。

ただまあ、今回は展開がハマり切った中でのやっとこさ2着でしたので、「本来的に福島コースがピッタリ」というわけではないのも確かでしょう。


3着タイキフロリゼルは、ハナに行くという選択自体は間違いじゃなかったと思いますが、さすがにペースを緩めずに前半から飛ばし過ぎた印象もありました。

結果3着なら人気以上に走っているということにはなるのですけれど、黒岩Jのレースメイク次第では勝てたはずのレースだっただけに、ちょっと今回はもったいなかったですね。


4着アランデルは、前半から口を割って激しく行きたがってしまいましたからね。ペースが流れた中でのこの結果は、この馬の先行きに不安を感じさせるものでもあり、今後もこの馬と上手に付き合っていくのは簡単でない。そう改めて思い知らされる結果でもあったのかな、と。

6着マイネルヴァッサーは、得意のコースで願ったり叶ったりの展開になった中での惨敗。いかに酷量を背負っていたにしても、この結果は年齢的な衰えを如実に物語るものになってしまったのかな、と。


日曜 小倉1R 未勝利


ここは、少頭数ながら道中で何度も出入りがある激しい競馬となりました。


勝ったロードスパイラルは、鞍上の小牧加Jが馬のリズムを崩すことなく非常にうまく乗ったな、と。

力的には順当勝ちと言えるわけですが、その当たり前を具現化するのが難しい馬でもありますので、その点、ジョッキーのファインプレーあっての勝利という見方もできるように思います。


2着ピーターサイトは、上野Jがこの馬の長所を最大限に生かす競馬をしてくれました。

それで勝ち切れなかったのは、小牧加Jが勝ち馬の力を最大限に引き出したからであり、こちらは2着でもやるべきことはすべてやれたと考えていいのではないでしょうか。


3着ネッスンドルマは、「自滅したエターナリーを最後に拾っただけ」という内容でしたが、楽なレースにならなかった中では、この馬なりに健闘した部類と考えていいでしょう。


4着エターナリーは、上位4頭によるせめぎ合いの中で、もっともロスの多い競馬を強いられることになってしまいました。

ただまあ、ここは上位3頭のジョッキーがうまく乗ったというのもありますので、石神Jとしてはかなり悔しい結果なのだろうとは想像しますが、この馬の力からするとこの結果も十分に予見できるものではあったのではないでしょうか。


それでは引き続き、「本気の競馬力向上研究所」をどうぞよろしくお願いいたします。

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